悲しい女性の小さな神社
- 5.0
- 旅行時期:2013/01(約11年前)
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by ニャンコミーナさん(女性)
日本橋 クチコミ:1件
この神社のご神体は ある悲しい運命を辿った一人の女性の頭蓋骨なのです。
人間の体の一部をご神体にしている所はとても珍しいそうですよ。
吉原に「高尾太夫」と言う19歳の美しい太夫がいたそうです。
美人なだけでなく書も上手、和歌俳諧に長け 芸も達者なまさにスーパーレディ。
そして仙台藩主 伊達綱宗侯(伊達政宗の孫)の目にとまり
大変贔屓にされ ついには身請け話に発展。
実はこの時太夫には意中の人がおりました。
いつの世も女心は同じもの。太夫は従わなかったんですね。
それで激怒した伊達綱宗は隅田川の三又(現在の中州)あたりで太夫を吊り斬りにし
川に捨ててしまったのだそうです。
数日後 彼女の遺体は川岸に漂着し そこに庵を構えていた僧侶が引き上げて手厚く葬ったそうです。
彼女の不憫さに同情した人達が そこに社を立てて「高尾稲荷神社」としたそうです。
彼女は神霊・高尾大明神となり その頭蓋骨がご神体となったのです。
頭にご利益があるので学業成就の神様とも言われているそうですよ。
「美人薄明」なんでしょうね。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 地下鉄水天宮駅下車
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2013/06/20
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