侮れないパーク内のレストラン
- 3.5
- 旅行時期:2013/01(約13年前)
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by tosi104さん(男性)
東京ディズニーリゾート クチコミ:1件
ディズニーシーに行くとアトラクションやショーに夢中になり、食事はついワンハンドの手軽なフードですませる人も少なくないと思う。しかしながらディズニーシーには、パーク内のレストランとは思えない程、美味しい料理を頂ける所がある。
それはメディテレーニアンハーバーエリアにあるこちらのレストラン。
建物は大きく店内の天井も高い、イタリアン風な屋根瓦、ピンク色の壁、アーチ状の柱、まるで水の都ヴェネツィア(英語ではベニス)の水辺に佇むレストランの雰囲気が随所に表れている。「店内」と「テラス席」を選ぶことができるのだが、暖かい日であれば、運河を行き交うゴンドラを眺めながら優雅に食事を楽しめるテラス席を是非オススメする。内装はそこら中にイタリアの素材にこだわった空間で18世紀の画家であるジョヴァンニ・アントニオ・カナル(このレストランテの名前になっている)の肖像画も飾ってあり、徹底した雰囲気作りは流石に夢と魔法の王国にふさわしい。
さて今回はシェフのおすすめコース(\2,500)にしたのだが、こちらのコースにはSecondo piatto(メイン)が無いため、別途に本日の魚料理(カンパチのグリル)を注文した。antipasto(前菜)はパプリカのバーニャカウダーソースで頂く温野菜。野菜自体は特に拘りのあるという印象は受けなかった。またソースもパフリカの風味は感じる事はなかったが、ソースの味付けは、生クリームを使用していると思われ、まろやかで一般的なバーニャカウダーよりはあっさりであったが、想像していたよりもコクがあり、野菜と付けた時の全体のバランスとしては中々良い印象だった。
Primo piatto(1皿目の料理)はパスタかピッツァをチョイスするのだが、二人でそれぞれパスタ(ジェノベーゼ)とピッツァ(マルゲリーター)を注文。ジェノベーゼは見た目が薄く感じたが味はしっかりとしていて、松の実も感じる事ができる上々のソースだった。しかしながら、この日だけなのかもしれないがマグロが生臭く全て除けて食べた。
マルゲリーターに関してはパーク内と思えない程完成度が高い。それは大きな石窯で焼くのだが、ピッツァ有名店でも釜は石でも火はガスバーナーと言う所が多い中、ここは実際に薪で火を起こしているほど本格派。生地は厚めだがモチモチ感は上々、オリーブオイルを垂らして頂くことをオススメする。
コースには含まれないが別途メインとして本日の魚料理(カンパチのグリル)を頂いた。こちらは盛りつけは華やかで食欲をそそるビジュアルである。味は全体的に薄く、ハーブを使用するとかソースに工夫するなどもう少し特徴を効かせても良いだろう。
サービスに関しては、パーク内の他のレストランレビューでも述べているが、残念ながらゲストへの目配せはまだまだである。これだけ本格的なレストランの箱と料理を持っているのだが、レストラン専門の接客として徹底した指導とガイドラインが確立できていなく(パーク内のキャストは確立しているのだが…レストランには特有の異なるガイドラインが必要)、結果的にパーク内のキャスト以下のサービスになっていると感じた。
総評としては「ディズニーシーでもこれだけ本格的な料理が楽しめるんだ」と意外な驚きがある。それと共に非日常を味わいながら食事を楽しめるには十分なクオリティを持っていると言えよう。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 一人当たり予算:
- 5,000円未満
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- サービス:
- 2.5
- 雰囲気:
- 3.5
- 料理・味:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 観光客向け度:
- 4.0
クチコミ投稿日:2013/04/13
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