今の萩の小学生が何を誇りにしているのか知りたい方は、明倫館跡に行かれると良いです
- 4.5
- 旅行時期:2013/03(約11年前)
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by hirobeeさん(男性)
萩 クチコミ:2件
明倫館は長州藩の藩校であり、「明倫」とは孟子の「学校とは人間の道(人倫)を明らかにするところ」という意味だそうです。吉田松陰は若くしてここの教授であったし、正門を入るとすぐ右に剣道、槍術の道場であった「有備館」があり坂本龍馬もここで試合をしたそうです。跡地には古い木造の3棟の小学校の校舎があり、現在でも子供たちが勉強しています。国指定の登録文化財の本館で見学の記帳をして横を見ると、子供たちが書いて編集した吉田松陰の全国を歩いた道や、明倫館訓を書いたノートが閲覧できるようになっています。終戦後の私の小学校では到底許されなかったし、今でも全国の小学校でそのような訪問者が閲覧できるノートを見たことはほとんどありません。会津や水戸などの藩訓がしっかり教え込まれた地方ではあるのかもしれませんが。校舎の裏には周囲を玄武岩ので囲った40m×15mほどの遊泳術や水中騎馬の練習をした「水練池」があります。その横に私が探していた長州藩の思想的な指導者である村田清風の碑がひっそりと立っていました。萩に行ったら是非、明倫館跡地を訪れることをお勧めします。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2013/03/27
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