赤坂の裏通りに居を構える中国料理店

3.5
旅行時期：2012/06（約14年前）

by dune45さん（男性）

赤坂クチコミ：788件

赤坂の一ツ木通りから、通称“コロンビア通り”に少し入ったところにある一軒家の中華料理店です。

多店舗チェーン展開している「際コーポレーション」グループのお店です。

事前に電話をしたのですが「コース料理以外での席の予約は承っておりません」との事。「12時を過ぎると混み合いますが、それまでなら入れます」と伺ったので、12時ちょうどに2名で訪問しました。

門をくぐって店内に入ると2階に案内されました。
12時の時点では、2割ほどの席の埋まり方でしたが、その後続々とお客さんが押し寄せていました。

お店は木の質感を前面に出した、昭和を思わせるノスタルジックな佇まいです。

ランチメニューは多種多彩です。1000円～1300円が主体で、高いところでは2800円の北京ダックのコースなどもあります。

メニューが豊富すぎて迷ったのですが、二人で「油林鶏」と「黒酢の酢豚」のセットをオーダーし、シェアする事にしました。

セットの内容は、漬物と小鉢とスープに杏仁豆腐で、油林鶏には更に蒸し野菜が付きます。どんどんお皿が運ばれてくるのですが、テーブルが狭くお皿の置き場に困りパニック状態です。

黒酢の酢豚は大きめにカットされた酢豚が2個。表面はパリッと、中は柔らかく仕上げられています。黒酢との絡みも良く美味しいです。油林鶏は4ピース。こちらも程よく仕上げられています。それぞれの品に、レンコンやジャガイモが添えられていました。

各1300円という値段は、お値打ち感はありませんが、妥当な線だと思いました。

「黒酢の酢豚」の料理としての完成度の高さでは、三田の「御田町桃の木」が圧倒していると思います。コスパ的には骨董通り近くの「ダイニーズテーブル」でしょうか。
この2店には及ばないものの、充分満足できるレベルのひと品だと感じました。

お客さんは男女半々くらい。ほとんどが近所にお勤めの方と思われます。
この近辺のランチとして、1300円は安くはないと思いますが、多くのサラリーマンの支持を集めていることからも、このお店の人気が窺い知れます。

お店のスタッフが忙しく走り回っているので、やや慌しいですが、雰囲気も面白いので、使い勝手の良いお店だと思います。