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※オテル・ドゥ・ミクニは閉鎖しました

オテル・ドゥ・ミクニ

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東京を代表するグランメゾン

  • 3.5
  • 旅行時期:2012/01(約14年前)
dune45さん

by dune45さん(男性)

四ツ谷 クチコミ:200件

「グランメゾン」という言葉の明確な定義はないと思うのですが、グランメゾンという言葉を使う時に、このお店がその範疇に入る事は間違いないと思います。

四ッ谷駅から赤坂方面に歩くこと約10分、住宅地の中にお店はあります。周囲は人通りも少なく薄暗いので、もし治安の良い日本でなければ、タクシーを使わざるを得ないようなロケーションです。

そのような場所にあっても連日の盛況。創業27周年を迎える、日本を代表するフレンチレストランです。
「オテル」を冠しているという事は、当初はオーベルジュの方向性を考えていたのでしょうか。

通常のディナーメニューは、コース20000円。アラカルトメニューでは、デセールで5000円を超えるような品もメニューに掲載されています。

普段は敷居が高くて、なかなか足を運べない「オテル・ドゥ・ミクニ」ですが、JRW(ジャパン・レストラン・ウィーク)というイベントに参加していて、この期間中は、5250円と7350円という破格のディナーコースが用意されていました。

今回3名でディナーで利用。7350円のコースをいただきました。

お店待ち合わせとしたのですが、全員が揃ってからテーブルまで案内していただくシステムで、しばしウェイティングスペースでメンバーの到着を待ちます。
ウェイティングスペースからテーブルまではかなり距離があり、途中、厨房の横を通ると、一目で分かる三國シェフの姿が網膜に映し出されました。

客席は広く、丸テーブルがゆったりと配置されています。
テーブルの飾り皿の上には、本日お願いしている7350円のメニューがプリントされて置かれており、日付も印刷されています。

本日のメニューは
カブのファルシ海老のしんじょう詰め
青ハタのクルスティアン焼き黄柚子風味のリゾット添え
蝦夷鹿のロティ
フロマージュブラン
デザート3種の盛り合わせ
食後の飲み物
ミニャルディーズ
です。

カブのファルシと青ハタは、料理が運ばれて、後からテーブルの上でソースをかけていただく演出です。

食事の前に持ってきていただいたワインリストは、皮の表紙に包まれた百科事典のよう。一体何本のストックがあるのでしょうか?
もちろん中にはD.R.Cのものも含まれていて、ロマネコンティの名前も見かけました。

グラスシャンパーニュやグラスワインは1500円~3000円くらいの範囲だったと記憶しています。

料理はクセがなく食べやすいものでした。
カブのファルシは私にはやや淡白に感じました。
青ハタは、皮が香ばしく焼かれています。リゾットとあわせることで、白身魚が淡白に過ぎないように考えられた逸品です。

一番美味しいと感じたのが、メインの蝦夷鹿。
これほどパサつきがなくジューシーで、柔らかくクセのない鹿肉は経験した記憶がないほどです。付け合せのキノコ、マッシュポテトとあわせて美味しくいただきました。

デセールは3種の盛り合わせ。
洋梨のコンポートにアイスクリーム、ドーム型のチョコに覆われたムースショコラです。味覚と視覚の両方で楽しむことが出来ます。

食後の飲み物は、テーブル席かもしくはバースペースでいただく事が出来ます。
我々はバースペースに移動していただきました。

お店を後にする時、蔦におおわれた壁に「HOTEL DE MIKUNI」の看板が浮かび上がっているのが目に入りました。

日本を代表するグランメゾン。やや肩肘は張るし、ワインリストを見てビビるし…。
本来、私はグランメゾン向きではなく、小ぶりでよりリラックス出来るお店が合っているのだと思うのですが、今回、入店からお店を後にするまで、非日常なる体験を出来た事は価値があったと感じています。

施設の満足度

3.5

利用した際の同行者:
友人
一人当たり予算:
10,000円以上
アクセス:
2.5
コストパフォーマンス:
3.5
サービス:
4.0
雰囲気:
4.0
料理・味:
3.5
観光客向け度:
4.5

クチコミ投稿日:2012/12/29

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