赤坂のサラリーマン御用達のお店

3.0
旅行時期：2011/12（約14年前）

by dune45さん（男性）

赤坂クチコミ：788件

こちらのお店、ランチでの初訪問となりました。

看板は出ているものの、入口の分りにくい小さなビルの3階にお店はあります。このお店の存在を知らない人が入るようなロケーションではありません。
5人も乗れば一杯になりそうな小さなエレベーターはビルの3階に止まっており「黒猫夜」が人気のお店である事を予感させます。

12時10分にお店に着くと、30席ほどの店内は8割方の埋まりよう。4人用の座敷席に相席を前提で座るように指示されました。

冷たいお茶が運ばれてきたものの、メニューやオーダーはなし。問い合わせるとランチは一種類しかなく、本日は「豚の角煮の土鍋御飯」との事。
後から分ったのですが、1階ビルの入口近辺に、メニューが示されていました。

待つこと10分ほど、ジュージューと音を立てながら、土鍋が運ばれてきました。
土鍋御飯のほかに、サラダとスープが付いています。

土鍋の中には、たくさんの角煮とともに、にんじん、とうもろこし、ブロッコリーなどの野菜も入っています。大盛りではないのですが、見るからにボリュームがありそうです。
御飯が適度な“おこげ”となるように、土鍋を掻き混ぜながら食べます。角煮は適度に煮込まれており、柔らかくて美味しいです。
890円という値段を考えると、コストパフォーマンスは良いと思います。

お店の方に伺ったところ、ランチメニューは週変わりとの事。他の方の書き込みにも同じ「豚の角煮の土鍋御飯」が散見されることから、いくつかのメニューをローテーションしているようです。

店内はカウンターとテーブル席と座敷で30席ほど。黒猫の提灯のようなものが飾ってあったり、面白いデコレーションではありますが、統一感がないとも言えます。

食後に飲み物やデザートが出るわけでもないので、それなりに回転は良いのですが、12時20分過ぎには相席をしても満席状態となり、その後は常に待ち人が控えている人気店です。

客層は男性が多目なのですが、女性も3割ほどはいらっしゃいました。何れも近所のサラリーマンと言った方たちです。

厨房を伺う事はできませんでしたが、サービスを担当されているのは一人だけ。土鍋は一度に一人分しか運べないので、満席になってくると、ややサービスが停滞します。
我々より後から入店した人の方が先に御飯が出てくるなど、サービス担当の男性は、軽いパニックになっている模様。

待ち人が控えているので、食べ終わって一息つく雰囲気ではありません。
そう言う状況を理解した上でサクッとランチを食べる、ある意味赤坂チックな、サラリーマン御用達のお店だと思います。