陸上自衛隊広報センターで、10式戦車を見てきた
- 4.0
- 旅行時期:2012/09(約12年前)
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by fmi(ふみ)さん(男性)
練馬 クチコミ:2件
行政、官公庁の情報公開が叫ばれて久しい。防衛省、自衛隊も官公庁のひとつであるため、当然情報公開の責務を負う。そのため自衛隊にもほかの行政同様、広報部門がある。
広報という仕事に就いていたこともあって、私はこういった「広報のための施設」に興味がある。今回は陸上自衛隊の広報施設として2002年に開所して10年になる、陸上自衛隊広報センターに行ってみた。HPに「10式戦車展示」とあったの訪れた理由の一つ。
川越街道沿いに広がる東部方面隊朝霞駐屯地内の正門わきに、その施設はある。何回か来たことがありが、海外諸国の「軍事博物館」に比べると、わが国のこの種の展示館や施設は狭く質素だといつも感じる。
施設は屋内展示物と、裏手に比較的広い屋外展示物に大別でき、屋内には、90式戦車とAH1ヘリコプターのほか、隊員の装備品、糧食(いわゆるミリメシ)、映像展示、模型展示がある(糧食と模型の展示は最近始めたようだ)ほか、3Dシアターがあり、実際の陸上自衛隊の装備品(兵器と言ってはいけないw)が活動する立体映像が見られる。この3Dシアターと、ヘリコプターのシミュレータ、隊員服試着は人気が高く、休日は結構並んでいる。
屋外展示は、戦車や車両がずらりと並ぶ。74式戦車、89式装甲車、96式装輪装甲車、そして、一番手前に目指す新型戦車、「10式戦車」が展示してあった。
90式戦車があまりにも高価で、おまけに北海道以外では実質「使えない」という反省点から開発されたというだけあって、韓国で見たK1戦車と比べると、予想以上にスリムで小ぶりに見えた。ちなみに展示してある10式戦車は試作車とのこと。
新型戦車の認知度は高いようで、来客の大半が、写真を撮っていた。
一時、この広報センターを試験的に有料化したことかあるというが、現在は無料である(参考に韓国の戦争記念館は、館内のみ有料)。
軍事評論家の、故、江畑謙介の説では、防衛力は「戦争抑止力」が大切であり、そのためにも適切な情報公開は必要とのことである。こういった施設は結構大事なのだ。ちなみに広報センター内は写真はOKだが、その外の朝霞駐屯地内は撮影は禁止である。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.5
- 東武和光市駅から徒歩15分以上はかかる。バスなどはないうえ、川越街道を渡る。
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 入場無料
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- 休日は結構混む
- 展示内容:
- 5.0
- 入場無料なら及第点
- バリアフリー:
- 5.0
- 公共施設なので配慮されてる。
クチコミ投稿日:2012/09/17
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