春は桃源郷、甲府盆地を一望する駅
- 4.0
- 旅行時期:2009/05(約16年前)
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by fmi(ふみ)さん(男性)
勝沼・塩山 クチコミ:3件
勝沼ぶどう郷駅はもともと勝沼駅という名前だったが、旧勝沼町(現在の甲州市)の中心からは距離があった。
長い中央線大日影トンネルを出ると、すぐ駅につく。4月は駅周囲に桜が咲き乱れる。隣の塩山駅と4km以上離れているが、塩山駅より標高は300m以上高く、海抜500mを超えており、駅周辺は甲府盆地と山地の境目の斜面、いくつもの丘陵からは甲府盆地が一望できる。そのなかでも景色が良いのが「ぶどうの丘」だろう。甲州名産のワインの蔵があり、温泉施設もある。駅から徒歩15分だが、丘の上に在り駅から良く見える。
駅周囲には鉄道史跡が整備され、中央線で使用した機関車が保存されている。以前は中央線改良のさい廃止された旧大日影トンネル内を歩くことが出来たが、現在工事のため閉鎖中。
中央線はここから進路を北に向け、「つ」の字を描くようにして山の斜面を下りながら、甲府盆地におりてくる。そのため、列車からはしばらく甲府盆地の一大パノラマが見える。その沿線には果樹園が続き、桃の花の中を列車は走る。桃だけでなく、勝沼はさくらんぼ、柿、その名も「甲州ぶどう」などの山地である。私が行った時にはかりんなどかんきつ類もあった。
塩山-勝沼ぶどう郷間は、鉄道写真の名所でもある。両駅の間は歩いて1時間20分、ハイキングにはちょうどいい。
- 施設の満足度
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4.0
- 施設の快適度:
- 2.5
- 一般的な地方の鉄道駅
- バリアフリー:
- 2.0
- ホームに上がるには階段しかない
クチコミ投稿日:2012/08/13
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