仁淀川をたずねる2泊3日の旅

回答日：2014-01-31

初めまして。仁淀川下流域の町に当方は居住していることから、久方ぶりに回答の投稿を致しました。
まず、龍馬空港に集合されるのでしたら、その南方に七基が点在する、海軍航空機格納壕「掩体(えんたい)」を見学されることをお勧め致します。ゼロ戦も格納されていたかまぼこ型コンクリート壕です。駐車場は公民館。南国市観光協会からマップをお取り寄せなさって下さい。掩体は四国では松山市にもありますが、内部見学できるのは南国市のものだけです。

くらうどをコースに入れられているのでしたら、当然、薬湯入浴付の仁淀川カヌー、カヤック、ラフティングも楽しまれることと思いますが、一昨年、その期間は4月下旬から10月下旬でした。但し、個人的には、宿泊施設はくらうどより北西の山間にある中追渓谷(冬期以外は入園有料の民間施設)がお勧め。餅のような「中追こんにゃく」は他では味わうことができません。
しかし季節は桜の時期がお勧め。四国霊場ではなく、仁淀川探訪をメインにした際、仁淀川町の観光センター(宿泊施設とレストランあり)下の大渡ダム湖周囲に3000本の桜が咲き誇るからです。その北方の中津明神山(1541m・山頂まで車で登れるが道路幅員が狭い)中腹の吾川スカイパークでは、パラグライダーをたのしめます。尚、当方は過去数年間、仁淀川町にも居住していました。

仁淀川町へもし行かれるのでしたら、仁淀川源流域へ足を延ばされることをお勧めします。四国最大且つ、四国一水がきれいな面河渓(愛媛県久万高原町)です。この水面の美しさは、当方が過去に訪ねた近畿と四国の渓谷の中で二番目の美しさ。因みに一番は三重県の大杉谷中流域。大杉谷下流の宮川も仁淀川と同じく、日本最高水質に認定されています。

面河渓探訪は支流の鉄砲石川を含めると一日コースになりますが、そこから石鎚山最短コースである土小屋登山口も近いので、宿泊日数を一日追加すれば、西日本最高峰へ登頂できます。土小屋コースは2時間ほどで、園児も登っていました。
登山不可時は土小屋から西日本最高所山岳道路(標高1700mほど)・ufoライン(ＵＦＯ目撃が多いから)を走行し、雲上ドライブを楽しまれては如何でしょう。但し、一車線。ライン沿いには1時間以下で登頂できる高山も沢山あります。登山地図は昭文社刊の山と高原地図「石鎚・剣山」。簡易略図はいの町等で配布されている「れいほくネイチャーハントマップ」を。
ライン終点はいの町の旧本川村で、国道194号を南下すれば、くらうどまで帰ることができます。土小屋から国道33号へ引き返し、松山空港(南方に掩体三基残存)に向かうこともできます。

テレビがないオーベルジュに宿泊されるのでしたら、その8キロほど東方にある高知県三大鍾乳洞の一つ、菖蒲洞(懐中電灯や手袋、防汚服必須で予約制・高知市教育委員会へ)がお勧め。神秘的な地底川を遡行できます。無料ガイド(強制)付で往復一時間半弱。

四国霊場優先時は、当方の回答は無意味なものとなりますが、何かのご参考までに。