数寄屋造り

駅から徒歩２分の近さから選びました。街中なのに、とても閑静。

最初、宿の外観に引いてしまいましたが、ご主人に案内された部屋に入ると、粋な空間が広がっていました。

奈良の志賀直哉邸を思わせる数寄屋造りの室内。壁にはなんと、竹久夢二の絵が飾っておりました。｢芙蓉の間｣です。部屋のテーブルとお茶セット、電話台等、ちょっとした調度品が使い勝手がよく、とても気持ち良かったです。
虫食い塗りのテーブルや、ケヤキの電話台。
まるで昭和の文豪が好んで利用したような旅館かな。教養人にオススメです(笑)

1934年6月創業の旅館だそうです。レトロ感満載！

ちなみに、お風呂はまるで小倉遊亀の絵に出てくるかのような、源泉かけ流し。熱々でした。

部屋の中に、続き部屋がありました。三人～五人くらいで泊まれる広さなので、友人や家族とも落ち着いて過ごせると思います。
岩盤の上に建っているため、震災の影響も殆ど無かったそうです。

外観と室内のギャップが魅力の一つ。
避難用のロープも設置、宿のご主人の心配りが隅々から感じました。

とにかく立地が良い。旧堀切邸、レトロカフェon cafe、波来湯、鯖湖湯(その他大衆浴場)、鯖湖こけし工房からも徒歩数分。感激。

付近にお食事処かもあるので、今回は素泊まりにしました。

クチコミ投稿日：2016/11/02