湯治客が家族とともに来るホテル

　病気になってから丸９年間、毎年３回〜２回、３泊４日で通いました。このホテルは病気療養に専念する人の玉川温泉とは異なり、病気療養とともに家族も寛いで過ごせるホテルです。地下には図書室などもあり、マッサージも受けられます。また相談室には看護師の方も常駐しています。温泉は、源泉１００％と５０％に分かれ、熱湯、温湯、箱蒸し湯、蒸気浴、頭浸浴、打たせ湯、野天風呂の外に岩盤浴に似せた温熱浴などもあります。また別途予約による貸し切りの大小の家族風呂もあります。
　温泉自体は、強酸性なので子供は決して１００％の源泉に入れてはいけないと注意されます。大人でも初めての方は５分入っていると股間などが痛痒くなります。慣れると１５分２０分と入り続けられます。温熱浴はゴザが敷いてありますが、裸や浴衣は厳禁で、皆さん自前のスウェットやパジャマと用意してきた下に敷く為のタオルを持参しています。　温泉自体は、人により差異はあるものの相当の効能がものがあると思います。それがラジュームの放射線によるものか、強酸性の温泉のショックによるものなのかは分かりませんが、湯治している人の話を聞いていると効能は間違いないようです。ただし１泊や２泊で良い結果が得られるかは疑問です。観光で立ち寄った日帰り客は老若男女ともみな一様に温泉の質にびっくりしているようです。
　総じて、子供向けではありませんが、病に一定の効能が期待できるほど温泉自体に刺激を受けることができる清潔なホテルです。

クチコミ投稿日：2012/12/23