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AKARI ET KAORIのクチコミ(15件)
一覧を見るひとえにここゆいづ ねの湯 対山荘 【再訪】
評価なし 旅行時期:2006/09(約19年前)
昨日、対山荘に泊まってきました。
お着きの和菓子は今まで止まった高級旅館のどこよりも美味しく、スイートポテトを上質に和風に仕立て上げたような味でした。やさしい甘さが疲れた体を緩やかに開放に導いてくれ、旅の始まりを感じさせました。もちろんこれはお抹茶と一緒に頂きました。どこかの料亭で、お抹茶なのに点てられていないものもあったのに比べ、ここのはクリーミィで最高なお手前なのだろうなと思いました。ロビーで慌しくお茶を飲まされるというようなこともなく、部屋でゆっくりと楽しめるのもよかったです。
お風呂はこじんまりとしていて閉鎖的ですが、この特性を生かすような湯質、雰囲気を持つのがこの宿最大の特徴でしょうか。小さなお風呂だからこそできる、高級素材の伊豆石、大沢石、檜を上品にあしらっています。富士の溶岩を湯に通しているとのことで、最高のぬくもりが感じられました。
湯上りにはとても愛想のいい若いかわいらしい女の子が麦茶を持ってきてくれて、まるでなにか物語の世界のようでした。
夕食では明日が十五夜だということでお団子を頂きました。今の季節にぴったりの松茸の土瓶蒸しも、嬉しいメニューでした。さて、ここの名物は、山葵だけで食べても美味しいという「伊豆牛の溶岩焼」です。
さすが、かむほどに肉のうまみが染み出し、最高の品質だということが感じられた逸品でした。また、もうひとつの名物、「黒釉釜で炊かれた釜飯」はだしの研究が日々行われているというだけあって、しめじ、舞茸などの具も揃い、後を引く美味しさでした。
おそらくはまた、これを食べるために仕事を頑張ろう、という気になります。
お部屋はいうまでもなく・・落ち着きに関しては計算されつくしているような趣があり、時の流れが繊細に流れます。最低限ことが足りるようなしつらいが心地よいです。純和風にこだわられる方には向きませんが、ここに数時間滞在する間に、その違和感はすぐに払拭されてしまうでしょう。本当の心地よさのある場に、落ち着きを感じるには時間はかからないのです。そう、そんな宿でした。
クチコミ投稿日:2006/09/16
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