宮島四季の宿 わたなべのクチコミ
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厳島神社を超え、弥山への登山口に向かう途中にあり、少しひっそりとしはじめたところにたたずむようにたっています。
そのイメージにぴったり言った具合に1日4組限定で運営されていて、人目を気にすることなくのんびりと過ごすことができました。
宿泊料金は少し奮発した感がありますが、それにみあうだけのものを得られたと思います。 -
桜の時期にレンタカーで広島旅行。
宮島口に車を止め、宮島へは船で渡り、船乗り場に旅館の車で迎えに来てもらう。
宿は3室だけの小さなもので、少し大きめの民家を和風モダンに改造した感じ。
1階が玄関と食事スペース（昼間は食堂営業しているらしい）、2階が宿泊部屋。
私達が泊まった「紅葉の間」は、床の間付き10畳和室・クローゼット付き3畳前室・広めの縁側・洗面所・檜の部屋風呂・トイレという間取りで、掃除が行き届いており全体的に広さを感じて好印象。
まずはお風呂♪
湯船は少し深めで、一人で入れば足を延ばして寛げるほどの大きさ。
宿には大浴場はないが、小窓付きの部屋風呂はゆっくりできて疲れが取れる。
夕食は、1階の食事処のテーブル席で。
予約時にアレルギーや好き嫌いなど丁寧に尋ねてくださったので、安心して食べられる。
料理は、先付からデザートまで順を追ってテーブルに運ばれてくる。
お出汁の効いた薄味のお浸し・新鮮プリプリのお刺身・こってりと煮込まれた鯛のお頭など、華美ではないけれど心のこもった贅沢な家庭料理に顔がほころぶ。
人口調味料をほとんど使わず、体に良い素材をふんだんに使っている印象で、あれだけ沢山食べたのに全然胃がもたれなかったのがスゴイ。
部屋に戻ると、お布団が敷いてある。
清潔で快適な寝具に埋もれ、朝まで大熟睡してしまった。
そして朝食。
前夜にあれだけ食べたのに、美味しいご飯とお味噌汁とおかずは苦もなく胃袋に入って行き、きっと体の一部になってゆく...あぁ不思議。
チェックアウト後は人間だけ厳島神社まで送ってもらい、観光を終えて船乗り場に戻り連絡を入れると荷物を持ってきてくれた。
二度手間なのに笑顔で見送ってくれて...。痒い所に手が届くサービスが大変有難たかった。
宿の全体的な印象は、家庭的で暖かく、一組一組のお客を心からもてなしてくれる感じ。
町の奥まった場所にあるので喧騒もなく、聞こえてくるのはそばを流れる水瀬の音。
何泊も出来れば、木々に囲まれた周囲を散策したり一日中部屋でボーっとしたりして過ごしてみたかったな～と思う。
館内にはエレベーターは無いので、階段の上り下りが出来るのが前提ですが、家事から逃れてお籠りしたいお母さん、最近の油っぽい食事はチョットね...と思われる年配の方、病気回復後の最初の旅行先を考えている方に、心から勧められるお宿です。
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