三国温泉　荒磯亭のクチコミ(2ページ)

越前ガニを食べに友人といってきました。
最近建てた（建て替えた？）宿らしく部屋もきれいでした。大人数で行ったので、最初は「少し狭いかもしれないけど大きな部屋一部屋」と言われていたのですが、別フロアにも一部屋用意してくれたので、狭さはまったく感じませんでした。

【食事】
カニは黄色い越前ガニ（三国港）のタグのついたもので、カニ刺し・茹でカニ・焼きガニ（カニ味噌含む）を楽しみました。あたりはずれが大きいといわれるカニですが、ここのカニはあたりでした。生簀をいくつかもっているそうで（ロビーにもあります）、海が荒れてもカニが食べられないことはないそうです。
カニというと、食べるのに苦労するイメージがありますが、たべやすい状態にして出してくれる（焼きガニは横で炭火で焼いて一人分ずつ盛ってだしてくれた）。
若いスタッフが付かず離れずのいい距離でサーブしてくれる（カニを食べる途中手が汚れるが、二、三度お手拭をかえてくれた）。

【お風呂】
最上階に大浴場があって、夜は１２時まで、朝は６時から入浴可能。
大浴場の内風呂は浴槽の前がおおきな一枚ガラスがあって、日本海が一望できる。道路や道路向かいの宿が気になるかと心配していたが、お風呂が向かいの宿の駐車場の方向にあるので、眺めには問題はない。道路からも、身を乗り出さない限り見えないので心配はない。露天風呂は、屋根とよしずで外から守られているので、眺めは立ち上がってよしず越しに見ることになるが、体は隠れているので外を見ることは可能（冬は寒くてそんなに見ていられない）。
私が泊まった部屋にはお風呂はなかったが、トイレと洗面台はあるので特に不便はなかった。

【部屋】
新しいので快適。
どの部屋からでも日本海が見える、というのはおそらく真実で、利用した二部屋とも日本海が見えた。ただ、真正面の日本海が見える部屋もあれば、玄関の前の三国海岸が見える部屋もある。
利用した二部屋はお風呂がなかったが、部屋の入り口から和室までの廊下（？）に沿ってトイレや洗面台・冷蔵庫があり、夜に冷蔵庫の音を気にしたり、トイレや洗面台を使うときに部屋に聞こえるのではないかと気にしたりする必要がなく（二部屋とも部屋から廊下を挟んでトイレがあるよう配置されていた）、心置きなく滞在時間をすごせた。

【サービス】
付かず離れずのよいサービス。
若いスタッフも多く、都会の一流ホテルのように洗練されているわけではないが、「もてなししよう」という意欲にあふれていた。
忘年会をかねていったので、「食事後に二次会を部屋でするからその準備をお願いします。」といっていたら、食事の間に、部屋に氷やグラスなどを用意しておいてくれた。また注文したら部屋までお酒やおつまみ（漬物など）を用意してくれた。
翌日永平寺に行くことにしていたので、チェックイン時に行きかた等をきいたら、バスの時間などを的確にアドバイスしてくれ、芦原温泉駅までのバスの予約もしてくれた。

全般としてよい宿といえる。まえもってお願いしたいことを明確にしていくと、それにはできる範囲で応えてくれる宿だと思う。

※周りには飲み屋などはないので、宴会をしようとおもうのなら、すべて宿の中ですることになります。近くにはコンビニや酒屋がないようなので、食後に部屋で飲むには、冷蔵庫にあるビールか、館内の自動販売機で販売しているビールなどを飲むか、早い時間であれば焼酎や日本酒を頼めば部屋までもってきてくれます。