リニューアル後の長距離Cクラスなら快適

SASというと最近は、緊縮財政でLCCに近いサービスの印象を持っていますが 、キャビンのリニューアル後に搭乗しました。A340のCクラスの配列は1-2-1。ソロシートは偶数番号だと景色がよく見えます(seatguruでチェックすると分かり易い)。全体的なカラーリングはグレーでまとめられており、落ち着いた印象。カーペットはYクラスと同じものですが、色をCクラスは少し暗くして、落ち着きを与えるようにしたと機内番組で見た、デザインチームの方が話していました。他にはカーテンはウール100%にしている...などのデザインや機能について興味深く視聴しました。ただし毛布というか掛布団はコットン素材で、個人的にはウールが良いなと感じました。着陸時には回収されてしまうのはいただけません。収納については、大きな荷物は基本的に座席周りには置けません。ただしアーム部分の収納スペースが、化粧ポーチや携帯などのガジェット置場として使えて便利。フルフラットのシートは横幅は狭いですが、十分なものだと思います。機内食は1食目だけいただきました。CAさんがフライングシェフのごとくコックコートを着てワゴンサービスで前菜、メインとサーブ(トルコ航空のように専任のシェフではないので、あくまでパフォーマンス)。ロイヤルコペンハーゲンの食器と安っぽいけど、実はジョージジェンセンのカトラリーでデザインに興味がある方は楽しめるかも。フィンエアーがマリメッコの食器にハックマンのカトラリーを使っているように北欧気分が上がること間違いなしです。世界で唯一、機内でミッケラービールが飲めるのは個人的には嬉しい(搭乗時はペールエールとスタウトでした)。いつまで続くかは分かりませんが、Cクラスならwifiも無料です。お手洗いのデザインもSASラウンジと共通のものでスタイリッシュでありながら、暖かみのあるものです。長距離Cクラスの利用なら、オススメしたいと思います。