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ダムの天端を渡ると、そこはポルトガルだった。<br />と言うことで、3日目はドゥエロ川渓谷のポルトガル側を北上しながらの展望台廻り。そして、ミランダ・ド・ドウロを散策したり遊覧船に乗ったりしました。

春のドゥエロ/ドウロ川渓谷 ~自然と巨大建築物 (3)

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2017/04/11 - 2017/04/11

3位(同エリア3件中)

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pinoko

pinokoさん

ダムの天端を渡ると、そこはポルトガルだった。
と言うことで、3日目はドゥエロ川渓谷のポルトガル側を北上しながらの展望台廻り。そして、ミランダ・ド・ドウロを散策したり遊覧船に乗ったりしました。

旅行の満足度
4.5

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  • アパートメントをチェックアウトし、あまりにも近くにありすぎて後回しになっていたサウセージェ・ダムへ。<br /><br />1956年に完成した重力式コンクリートダムで、ドゥエロ川の西葡国境地域にあるダムの中で一番下流にあります。<br /><br />

    アパートメントをチェックアウトし、あまりにも近くにありすぎて後回しになっていたサウセージェ・ダムへ。

    1956年に完成した重力式コンクリートダムで、ドゥエロ川の西葡国境地域にあるダムの中で一番下流にあります。

  • 勿論ここでも放水はごく僅か。<br />地下導管からのみでした。

    勿論ここでも放水はごく僅か。
    地下導管からのみでした。

  • 天端を渡るとポルトガル。

    天端を渡るとポルトガル。

  • 道路脇の農園。オレンジの木の奥にロバがいました。<br />ポルトガルの農村部では、スペインよりも遥かに多くロバを見かけます。

    道路脇の農園。オレンジの木の奥にロバがいました。
    ポルトガルの農村部では、スペインよりも遥かに多くロバを見かけます。

  • ここを右へ行くと、フレイショ・デ・エスパーダ・ア・シンタと言うやたら長ったらしい名前の町。<br /><br />昔々、ルシタニアの首長の一人が戦いに敗れた後、ここで刀と、刀を吊るしていたストラップを捨て去ったのが名前の由来とか。<br /><br />16世紀半ば、半年ほど日本に滞在した後、フランシスコ・ザビエルに日本を紹介したとされる貿易商&船長ジョルジェ・アルバレスの出身地とされています。

    ここを右へ行くと、フレイショ・デ・エスパーダ・ア・シンタと言うやたら長ったらしい名前の町。

    昔々、ルシタニアの首長の一人が戦いに敗れた後、ここで刀と、刀を吊るしていたストラップを捨て去ったのが名前の由来とか。

    16世紀半ば、半年ほど日本に滞在した後、フランシスコ・ザビエルに日本を紹介したとされる貿易商&船長ジョルジェ・アルバレスの出身地とされています。

  • 車で30分北に上り、ラゴアサ村に到着。<br />ここには、クルシーニャ展望台があります。

    車で30分北に上り、ラゴアサ村に到着。
    ここには、クルシーニャ展望台があります。

  • 川の対岸に見えるのは、昨日訪れたアルデアダビラ・ダム近くにある集落。<br />サウセージェ・ダム同様、建設時の社宅に使われていました。

    川の対岸に見えるのは、昨日訪れたアルデアダビラ・ダム近くにある集落。
    サウセージェ・ダム同様、建設時の社宅に使われていました。

  • さらに40分北上し、今度はピコテ村にあるフラガ・ド・プイオ展望台。

    さらに40分北上し、今度はピコテ村にあるフラガ・ド・プイオ展望台。

  • ここは、ドゥエロ川の蛇行部分がよく見える好スポット。<br />蛇行部から川を遡った場所には、ポルトガルの電力会社が所有するピコテ・ダムがあります。

    ここは、ドゥエロ川の蛇行部分がよく見える好スポット。
    蛇行部から川を遡った場所には、ポルトガルの電力会社が所有するピコテ・ダムがあります。

  • ピコテ村でバル休憩してからミランダ・ド・ドウロへと向かいます。<br />着いた頃は、丁度ランチタイム。<br />スペイン人たちの口コミがとても良いレストラン「オ・ミランデス」へ直行しました。

    ピコテ村でバル休憩してからミランダ・ド・ドウロへと向かいます。
    着いた頃は、丁度ランチタイム。
    スペイン人たちの口コミがとても良いレストラン「オ・ミランデス」へ直行しました。

  • 15分程待ってテーブルへ。<br /><br />ここの名物は何と言ってもバカリャオ・ア・ブラスなどのタラ料理なのですが、私は舌平目のムニエルを。<br /><br />スペインから目と鼻の先でありながら、ゆでたジャガイモや白いライスの付け合せというのは、やはりポルトガル!と感じさせられます。<br />魚に乗った薄切りの焼きリンゴも、スペインではお目にかかったこと無し。

    15分程待ってテーブルへ。

    ここの名物は何と言ってもバカリャオ・ア・ブラスなどのタラ料理なのですが、私は舌平目のムニエルを。

    スペインから目と鼻の先でありながら、ゆでたジャガイモや白いライスの付け合せというのは、やはりポルトガル!と感じさせられます。
    魚に乗った薄切りの焼きリンゴも、スペインではお目にかかったこと無し。

  • ポルトガルのお土産=タオル、シーツ、カトラリー<br /><br />以前はスペイン人にとって、これが常識でした。<br />わざわざ国境近くの町へ買出しに出かける人も沢山いた程。<br /><br />ミランダ・ド・ドウロでもその名残か、旧市街の中心部へと続く道の両側には、店先にタオルやテーブルクロスなどを吊るしている店が多くあります。

    ポルトガルのお土産=タオル、シーツ、カトラリー

    以前はスペイン人にとって、これが常識でした。
    わざわざ国境近くの町へ買出しに出かける人も沢山いた程。

    ミランダ・ド・ドウロでもその名残か、旧市街の中心部へと続く道の両側には、店先にタオルやテーブルクロスなどを吊るしている店が多くあります。

  • 同じ通りにあったごく普通の店でシュピッツコール発見。<br />スペインではあまり見かけません。

    同じ通りにあったごく普通の店でシュピッツコール発見。
    スペインではあまり見かけません。

  • ジョアン3世広場に着きました。<br />市庁舎と、民族衣装姿の男女の像。

    ジョアン3世広場に着きました。
    市庁舎と、民族衣装姿の男女の像。

  • 16世紀に建てられた准司教座聖堂。1780年、ブラガンサに教区の中心が移るまではここがカテドラルでした。それだけに堂々としたファサード。

    16世紀に建てられた准司教座聖堂。1780年、ブラガンサに教区の中心が移るまではここがカテドラルでした。それだけに堂々としたファサード。

  • 中世スペインの代表的な彫刻家グレゴリオ・フェルナンデスによる素晴らしい中央祭壇や、

    中世スペインの代表的な彫刻家グレゴリオ・フェルナンデスによる素晴らしい中央祭壇や、

  • 18世紀のきらびやかなパイプオルガンなどが見所ですが、

    18世紀のきらびやかなパイプオルガンなどが見所ですが、

  • 一番気になったのはこれ。<br />アンティークドールショップのショーウィンドウか?と思わせるようなディスプレーで、着せ替えと共に飾り棚に入れられている40cmほどの像。<br /><br />服装といい、山高帽といい、道化師のようなノリですが、実は幼いキリスト像なのです。<br /><br />一説には、スペインとの戦争中、ポルトガル軍兵士を勇気付けるために現れたキリスト像だとか。

    一番気になったのはこれ。
    アンティークドールショップのショーウィンドウか?と思わせるようなディスプレーで、着せ替えと共に飾り棚に入れられている40cmほどの像。

    服装といい、山高帽といい、道化師のようなノリですが、実は幼いキリスト像なのです。

    一説には、スペインとの戦争中、ポルトガル軍兵士を勇気付けるために現れたキリスト像だとか。

  • 副祭壇にあったこのキリスト像も独特でした。

    副祭壇にあったこのキリスト像も独特でした。

  • この街は、全体が展望台。<br />至る所で素晴らしい景色を見ることができます。<br /><br />写真中央の黄色い地衣類が付いた岩は、「ナンバー2の岩」。<br />2の数字を見つけられない人は、一生結婚できないという言い伝えがあるそうです。<br /><br />手前に見える道路を降りて川岸へ。<br /><br /><br />

    この街は、全体が展望台。
    至る所で素晴らしい景色を見ることができます。

    写真中央の黄色い地衣類が付いた岩は、「ナンバー2の岩」。
    2の数字を見つけられない人は、一生結婚できないという言い伝えがあるそうです。

    手前に見える道路を降りて川岸へ。


  • 平日には午後4時に1便だけ出る環境クルーズ遊覧船。この日は臨時で5時にも出ました。<br /><br />2国間に挟まれた川のクルーズだけに、船長がスペイン人、ガイドがポルトガル人と仲良く役割分担。

    平日には午後4時に1便だけ出る環境クルーズ遊覧船。この日は臨時で5時にも出ました。

    2国間に挟まれた川のクルーズだけに、船長がスペイン人、ガイドがポルトガル人と仲良く役割分担。

  • EU連合の旗にも、スペインと

    EU連合の旗にも、スペインと

  • ポルトガルの国旗。

    ポルトガルの国旗。

  • 自然公園内の動植物に関する説明は勿論のこと、途中ガイドが川からプランクトンを採取して、顕微鏡で拡大した映像をスクリーンに映し出しながら解説したりするあたり、「環境クルーズ」という名称らしい。<br /><br />岩に付着した黄色い地衣類は、ここの空気がいかに綺麗かを表しているそうです。

    自然公園内の動植物に関する説明は勿論のこと、途中ガイドが川からプランクトンを採取して、顕微鏡で拡大した映像をスクリーンに映し出しながら解説したりするあたり、「環境クルーズ」という名称らしい。

    岩に付着した黄色い地衣類は、ここの空気がいかに綺麗かを表しているそうです。

  • 川面からの見る景色は素晴らしいものの、1時間ほどのクルーズで18ユーロというのは少々高目かな。<br />(料金には、陸に上がってからのポルトワイン試飲と、ちょっとした猛禽類のショーが含まれて入ます。)<br /><br />この後、違う村の展望台にも行く予定でしたが、遅くなってしまったので直接宿へ向かいました。

    川面からの見る景色は素晴らしいものの、1時間ほどのクルーズで18ユーロというのは少々高目かな。
    (料金には、陸に上がってからのポルトワイン試飲と、ちょっとした猛禽類のショーが含まれて入ます。)

    この後、違う村の展望台にも行く予定でしたが、遅くなってしまったので直接宿へ向かいました。

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