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三島市は観光を前面に押し出した都市ではないですが、三嶋大社をはじめ歴史のある見所がいっぱいあります。<br /><br />市内いたるところを流れる小川沿いの歩道も整備されていて、楽しみながら散歩が出来ます。<br />

02.初夏の三島の朝の散歩道 水上通りの三島水辺の文学碑 白瀧観音(しらたきかんのん)  三島駅在来線上りホーム店の朝食 三島市佐野体験農園

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2016/05/28 - 2016/05/28

439位(同エリア1414件中)

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ミシマ

ミシマさん

三島市は観光を前面に押し出した都市ではないですが、三嶋大社をはじめ歴史のある見所がいっぱいあります。

市内いたるところを流れる小川沿いの歩道も整備されていて、楽しみながら散歩が出来ます。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
グルメ
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
旅行の手配内容
個別手配

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  • 旧東海道沿いの

    旧東海道沿いの

  • 三嶋大社

    三嶋大社

  • 三嶋大社大鳥居前が

    三嶋大社大鳥居前が

  • 下田街道の起点です

    下田街道の起点です

  • 三嶋大社 祓所神社(浦島神社)側の鳥居

    三嶋大社 祓所神社(浦島神社)側の鳥居

  • 街中のせせらぎ順路の案内

    街中のせせらぎ順路の案内

  • 桜川沿いの

    桜川沿いの

  • 水上通り

    水上通り

  • 水上通りには三島水辺の文学碑が並びます

    水上通りには三島水辺の文学碑が並びます

  • 井上靖  <br /><br />三島町へ行くと  <br /><br />道の両側に店舗が立ちならび、  <br /><br />町の中央に映画の常設館があって、  <br /><br />その前には幟(のぼり)旗が何本かはためいていた。  <br /><br />私たち山村の少年たちは、  <br /><br />ひとかたまりになり、  <br /><br />身を擦り合わせるようにくっつき合って、 <br /><br /> 賑やかな通りを歩いた。   <br /><br />「少年」(昭和29年 発表)より

    井上靖 

    三島町へ行くと  

    道の両側に店舗が立ちならび、  

    町の中央に映画の常設館があって、  

    その前には幟(のぼり)旗が何本かはためいていた。  

    私たち山村の少年たちは、  

    ひとかたまりになり、 

    身を擦り合わせるようにくっつき合って、 

    賑やかな通りを歩いた。   

    「少年」(昭和29年 発表)より

  • 穂積忠 <br /><br /> 町なかに 富士の地下水 湧きわきて   <br /><br />冬あたたかに こむる水靄   <br /><br />歌集「叢」(くさむら)(昭和30年刊)より

    穂積忠 

    町なかに 富士の地下水 湧きわきて   

    冬あたたかに こむる水靄   

    歌集「叢」(くさむら)(昭和30年刊)より

  • 小出正吾 <br /><br />楽隊の音がきこえてきた。 <br /><br />ジンタッ、ジンタッ、ジンタッタッ・・・・・・ <br /><br />ジンタの楽隊がやってきたのだ!  <br /><br />子どもたちは、子鹿のようにかけだした。  <br /><br />ジンタの行進は、となり町の沼津から三島の町へのりこんできた。  <br /><br />はなばなしい旗やのぼりを先頭に、クラリネットに、コルネット、大太鼓、小太鼓という一隊で、そろって、白い羽根かざりのついた赤いぼうしをかぶっている。 <br /><br />それが、町じゅうをゆすぶるような大きな音で、あのなつかしの曲「美しき天然」を演奏しながらくりこんできたのである。  <br /><br />「ジンタの音」(一九六六年発表)より  <br /><br />小出正吾(1897〜1990)児童文学者 三島市出身

    小出正吾 

    楽隊の音がきこえてきた。 

    ジンタッ、ジンタッ、ジンタッタッ・・・・・・ 

    ジンタの楽隊がやってきたのだ!  

    子どもたちは、子鹿のようにかけだした。  

    ジンタの行進は、となり町の沼津から三島の町へのりこんできた。  

    はなばなしい旗やのぼりを先頭に、クラリネットに、コルネット、大太鼓、小太鼓という一隊で、そろって、白い羽根かざりのついた赤いぼうしをかぶっている。 

    それが、町じゅうをゆすぶるような大きな音で、あのなつかしの曲「美しき天然」を演奏しながらくりこんできたのである。  

    「ジンタの音」(一九六六年発表)より  

    小出正吾(1897〜1990)児童文学者 三島市出身

  • 太宰治  <br /><br />町中を水量たっぷりの澄んだ小川が  <br /><br />それこそ蜘蛛の巣のやうに  <br /><br />縦横無尽に残る隅なく駆けめぐり、 <br /><br /> 清冽の流れの底には  <br /><br />水藻が青々と生えて居て、 <br /><br /> 家々の庭先を流れ、縁の下をくぐり、 <br /><br />台所の岸をちゃぶちゃぶ洗ひ流れて、  <br /><br />三島の人は台所に座ったままで  <br /><br />清潔なお洗濯が出来るのでした。   <br /><br />「老(アルト) ハイデルベルヒ」(昭和15年発表)より

    太宰治 

    町中を水量たっぷりの澄んだ小川が  

    それこそ蜘蛛の巣のやうに  

    縦横無尽に残る隅なく駆けめぐり、 

    清冽の流れの底には  

    水藻が青々と生えて居て、 

    家々の庭先を流れ、縁の下をくぐり、 

    台所の岸をちゃぶちゃぶ洗ひ流れて、  

    三島の人は台所に座ったままで  

    清潔なお洗濯が出来るのでした。   

    「老(アルト) ハイデルベルヒ」(昭和15年発表)より

  • 窪田空穂  <br /><br />水底にしづく圓葉の青き藻を  <br /><br />差し射る光のさやかに照らす  <br /><br />歌集「卓上の灯」(昭和28年作より)

    窪田空穂  

    水底にしづく圓葉の青き藻を  

    差し射る光のさやかに照らす  

    歌集「卓上の灯」(昭和28年作より)

  • 司馬遼太郎  <br /><br />この湧水というのが、  <br /><br />なんともいえずおかしみがある。  <br /><br />むかし富士が噴火してせりあがってゆくとき、  <br /><br />溶岩流が奔(はし)って、いまの三島の市域にまできて止まり、冷えて岩盤になった。  <br /><br />その後、岩盤が、ちょうど人体の血管のように  <br /><br />そのすきまに多くの水脈をつくった。  <br /><br />融けた雪は山体に滲(し)み入り、水脈に入り、  <br /><br />はるかに地下をながれて、溶岩台地の最後の縁辺(はし)である三島にきて、その砂地に入ったときに  <br /><br />顔を出して湧くのである。  <br /><br />小説新潮昭和六十一年二月号掲載   <br /><br />「裾野の水、三島一泊二日の記」より

    司馬遼太郎  

    この湧水というのが、 

    なんともいえずおかしみがある。  

    むかし富士が噴火してせりあがってゆくとき、  

    溶岩流が奔(はし)って、いまの三島の市域にまできて止まり、冷えて岩盤になった。  

    その後、岩盤が、ちょうど人体の血管のように 

    そのすきまに多くの水脈をつくった。 

    融けた雪は山体に滲(し)み入り、水脈に入り、  

    はるかに地下をながれて、溶岩台地の最後の縁辺(はし)である三島にきて、その砂地に入ったときに  

    顔を出して湧くのである。  

    小説新潮昭和六十一年二月号掲載   

    「裾野の水、三島一泊二日の記」より

  • 若山牧水  <br /><br />宿はづれを清らかな川が流れ、   <br /><br />其処の橋から富士がよく見えた。<br /> 沼津の自分の家からだと  <br /><br />その前山の愛鷹山が  <br /><br />富士の半ばを隠しているが、  <br /><br />三島に来ると愛鷹はずっと左に寄って、 <br /><br />富士のみがおほらかに仰がるるのであった。  <br /><br />克明に晴れた朝空に、  <br /><br />まったく眩いほどに <br /><br />その山の雪が輝いていた。   「<br /><br />箱根と富士」(大正九年 作)より<br />

    若山牧水  

    宿はづれを清らかな川が流れ、  

    其処の橋から富士がよく見えた。
    沼津の自分の家からだと  

    その前山の愛鷹山が  

    富士の半ばを隠しているが、  

    三島に来ると愛鷹はずっと左に寄って、 

    富士のみがおほらかに仰がるるのであった。  

    克明に晴れた朝空に、  

    まったく眩いほどに 

    その山の雪が輝いていた。   「

    箱根と富士」(大正九年 作)より

  • 松尾芭蕉   <br /><br />関こゆる日は雨降りて、山皆雲にかくれたり。  <br /><br />霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ 面白き  <br /><br />「野ざらし紀行」貞享元年(一六八四)より

    松尾芭蕉  

    関こゆる日は雨降りて、山皆雲にかくれたり。  

    霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ 面白き  

    「野ざらし紀行」貞享元年(一六八四)より

  • 十返舎一九  <br /><br />日も暮れに近づき、入り相の鐘かすかに響き、鳥もねぐらに帰りがけの駄賃馬追ったて、とまりを急ぐ馬子唄のなまけたるは、布袋腹の淋しくなりたる故にやあらん。       <br /><br />このとき、ようやく三島の宿へつくと、両側よりよびたつる女声々・・・・・・   <br /><br />女「お泊りなさいませ、お泊りなさいませ」  <br /><br /> 弥次「エエ、ひっぱるな、ここを放したら泊まるべい」女「すんなら、サア、お泊り」   <br /><br />弥次「あかんべい」   <br /><br />・・・・・・喜多「いい加減にせい、此処へ泊まるか」  <br /><br />女「サア、お入りなさいませ、お湯をお召しなさいませ」弥次「ドレ、お先に参ろう」<br /><br />・・・・・・と、はだかになりてかけ出す。   <br /><br />女「モシ、そこは雪隠(せっちん)ござります。こっちへ・・・・・・」   <br /><br />弥次「ホイ、それは」と湯殿へゆく。 <br /><br />東海道道中膝栗毛 享和二年(1802)初刊<br />

    十返舎一九  

    日も暮れに近づき、入り相の鐘かすかに響き、鳥もねぐらに帰りがけの駄賃馬追ったて、とまりを急ぐ馬子唄のなまけたるは、布袋腹の淋しくなりたる故にやあらん。       

    このとき、ようやく三島の宿へつくと、両側よりよびたつる女声々・・・・・・   

    女「お泊りなさいませ、お泊りなさいませ」  

    弥次「エエ、ひっぱるな、ここを放したら泊まるべい」女「すんなら、サア、お泊り」  

    弥次「あかんべい」   

    ・・・・・・喜多「いい加減にせい、此処へ泊まるか」  

    女「サア、お入りなさいませ、お湯をお召しなさいませ」弥次「ドレ、お先に参ろう」

    ・・・・・・と、はだかになりてかけ出す。   

    女「モシ、そこは雪隠(せっちん)ござります。こっちへ・・・・・・」  

    弥次「ホイ、それは」と湯殿へゆく。 

    東海道道中膝栗毛 享和二年(1802)初刊

  • 正岡子規   <br /><br />三島の町に入れば  <br /><br />小川に菜を洗ふ女のさまも やや なまめきて見ゆ  <br /><br />面白や どの橋からも 秋の不二   <br /><br />「旅の旅の旅」(明治二十五年 作)より

    正岡子規   

    三島の町に入れば  

    小川に菜を洗ふ女のさまも やや なまめきて見ゆ  

    面白や どの橋からも 秋の不二   

    「旅の旅の旅」(明治二十五年 作)より

  • 宗祇  <br /><br />すむ水の 清きをうつす 我が心  <br /><br />連歌師 宗祇法師が三島の地で東常縁からから「古今伝授」をうけたおりに詠んだ句 「連歌百韻千句集 宗祇獨吟」 <br /><br />=文明三年(一四七一)三月二十七日=より

    宗祇  

    すむ水の 清きをうつす 我が心  

    連歌師 宗祇法師が三島の地で東常縁からから「古今伝授」をうけたおりに詠んだ句 「連歌百韻千句集 宗祇獨吟」 

    =文明三年(一四七一)三月二十七日=より

  • 大岡信  <br /><br />地表面の七割は水  <br /><br />人体の七割も水  <br /><br />われわれの最も深い感情も思想も <br /><br />水が感じ水が考へてゐるにちがひない  <br /><br />一九八九年刊「故郷の水へのメッセージ」より       <br /><br />文化勲章受賞三島市名誉市民顕彰記念  三島ライオンズクラブ結成四十周年記念<br /><br />二〇〇四年三月二十八日建立<br />

    大岡信  

    地表面の七割は水  

    人体の七割も水  

    われわれの最も深い感情も思想も 

    水が感じ水が考へてゐるにちがひない  

    一九八九年刊「故郷の水へのメッセージ」より       

    文化勲章受賞三島市名誉市民顕彰記念  三島ライオンズクラブ結成四十周年記念

    二〇〇四年三月二十八日建立

  • 桜川に掛かる水上橋

    桜川に掛かる水上橋

  • 水上橋からの桜川

    水上橋からの桜川

  • 桜川の案内

    桜川の案内

  • 白滝公園前を流れる桜川

    白滝公園前を流れる桜川

  • 白滝観音堂

    白滝観音堂

  • 白瀧観世音菩薩の石碑

    白瀧観世音菩薩の石碑

  • 白滝観音堂の案内

    白滝観音堂の案内

  • 平井源太郎の石碑 <br /><br />富士の白雪 朝日で溶けて   <br /><br />三島女郎衆の 化粧水

    平井源太郎の石碑 

    富士の白雪 朝日で溶けて   

    三島女郎衆の 化粧水

  • 平井源太郎の案内

    平井源太郎の案内

  • 伝統郷土民謡「農兵節」の案内

    伝統郷土民謡「農兵節」の案内

  • 赤ポスト

    赤ポスト

  • みしま花のまちフェアのイベント準備

    みしま花のまちフェアのイベント準備

  • JR三島駅南口

    JR三島駅南口

  • この日の朝食は三島駅在来線上りホーム店で頂きます

    この日の朝食は三島駅在来線上りホーム店で頂きます

  • メニュー

    メニュー

  • 立ち食い蕎麦では珍しく、注文を受けてから天ぷらを揚げるお店

    立ち食い蕎麦では珍しく、注文を受けてから天ぷらを揚げるお店

  • 海老と野菜のかきあげそば ¥450−

    海老と野菜のかきあげそば ¥450−

  • 熱々サクサクで美味しい海老と野菜のかき揚げ

    熱々サクサクで美味しい海老と野菜のかき揚げ

  • チョッと柔らかめのおそば

    チョッと柔らかめのおそば

  • 電車を実ながら楽しみました

    電車を実ながら楽しみました

  • 満足の朝食後は三島銀杏並木を通って

    満足の朝食後は三島銀杏並木を通って

  • 初夏の畑に向かいます

    初夏の畑に向かいます

  • 三島市佐野体験農園

    三島市佐野体験農園

  • 初夏の我家の畑

    初夏の我家の畑

  • ナスの花

    ナスの花

  • キュウリの花

    キュウリの花

  • ズッキーニの花

    ズッキーニの花

  • インゲンの花

    インゲンの花

  • ツルを伸ばすインゲン

    ツルを伸ばすインゲン

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