2015/11/29 - 2015/11/29
48位(同エリア258件中)
かっちんさん
大田区には最先端のモノづくりの根幹となる精度のいい部品をつくる町工場があり、日本の近代工業を支えてきました。
かつて8000もあった町工場は減少し、工場跡にマンションが建ち、町工場の歴史が忘れかけてきています。
「オオタノカケラ」は、町工場の現場から提供してもらった職人の道具をモチーフとして、美術作家の酒百宏一(さかお こういち)氏と参加者が協働してフロッタージュを制作することにより、モノづくりの魅力を発見し、新たな交流や賑わいを生み出していく活動です。
今日はこの「オオタノカケラ」ワークショップに参加し、町工場の街歩きと道具を色鉛筆で紙に写し取る作品づくりに挑戦します。
蒲田にある東京工科大学デザイン学部准教授の酒百氏と学生たちが活動しています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
オオタノカケラ(ポスター)
色鉛筆で写す大田のタカラです。
詳細は下記URLです。
http://www.sakao-lifeworks.com/otanokakera/ -
京急蒲田駅
駅前に13時20分集合します。
募集人員は15名。参加費は無料。
では、街歩きをしながらワークショップに出発します。 -
呑川共同舟揚場跡
呑川(のみかわ)河口付近はかつて海苔採取業者が生活し、てんまと呼ばれる舟が行き来していました。
水害対策のために現在の新呑川ができた昭和14年、共同舟揚場がつくられました。 -
夫婦橋親柱
第一京浜国道整備のため、大正13年に完成した夫婦橋のものです。
昭和58年に橋の拡幅呑川護岸工事にともない、取り外された親柱が保存されています。 -
色づく銀杏
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町工場
南蒲田を歩いています。
1階に天井の高い作業場があります。 -
都会にある柿の実
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町工場の風景
町工場や古い住宅、マンションが並んでいます。 -
油が浸みこんだ工場の地面
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手洗い場
仕事が終わると、ここで油まみれになった手を洗ったのでしょう。 -
バケットが並ぶ町工場
南蒲田から西糀谷に入りました。 -
イチオシ
町工場は住み心地がいいニャー
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錆ている鉄扉
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自転車も修理してしまう工場
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呑川を渡り、北糀谷へ向かいます
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切り粉の入ったドラム缶
金属類の加工時に出る切削屑です。 -
2段式の建物
1階が工場、2階が住居です。 -
大きな鉄扉の町工場
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大田区の町工場散策
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ジャパンカップ(競馬)予想
遊び心のある工場です。 -
綱島製作所の見学
職人だったご主人が2年前に不慮の事故で亡くなり、工場の工作機械は当時のままになっています。
ワークショップに参加すると町工場の現場を知るため、特別に見学させてもらえます。 -
家から突き出たクレーンレール
製品や工作機械などの重量物を運搬するときに使います。 -
町工場に入ると
油の匂いが漂い、いろいろな工作機械があります。
図面通りの部品に仕上げるには、職人の経験と技能が絶対に必要です。 -
イチオシ
電車のブレーキ?
これは旋盤(せんばん)の刃物台の固定ノブです。
バイトという刃物を取り付けます。 -
旋盤のチャック
チャックに材料を固定して回転させ、バイトで材料を削っていきます。 -
旋盤の位置合わせ
3つのハンドルで操作するようです。 -
フライス盤
上下する軸に取り付けた刃物を回転させ、フライステーブル上の材料を固定して削り、溝などをあけます。 -
呑川の船溜まり
漁船や釣り船が係留されています。川の先は羽田です。
北糀谷橋を渡り、西糀谷へ戻ります。 -
昭和の風情が漂う渡商店
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イチオシ
西糀谷の酒屋さんです
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南製作所
ワークショップの場所に到着しました。
今は機械部品制作の仕事をやめ、ギャラリーとして利用されています。 -
蒲田行先板
これは遊び心で製作したものです。
昭和30年代の国電は、先頭車にこんな行先板を取付けて走っていました。 -
町工場で使われなくなった職人の道具
ワークショップに使う道具が、床に並べられています。 -
職人の道具
どうやって使うのか、わからないものがありますね。 -
職人の道具
曲がっているスパナはフラダンスを踊っているみたいですね。 -
ワークショップの始まり
職人が使っていた道具の上に紙を置き、上から鉛筆などでこする「フロッタージュ」という描画技法で、図柄を紙面に写し取ります。
職人のモノづくりの魂が染み付いた道具に直接触れて、自分の手でオオタノカケラ(大田のタカラ)として生み直します。
参加者がつくった多くのフロッタージュ作品をつなぎ、2016年にインスタレーションの作品として展示します。 -
フロッタージュに必要な用品
厚手の白い紙、色鉛筆、接着テープなど。 -
作り方-1
先生より説明を聞きます。
道具を接着テープで紙に固定させます。 -
作り方-2
紙を上にし色鉛筆でこすります。
凸部が濃く、凹部が薄く写り、道具の形が浮き出てきます。 -
作り方-3
異なる色も組合せれば完成です。 -
これは見本
確かに道具に見えます。 -
かっちんの最初の作品
手錠みたいな道具に挑戦。
湾曲したギザギザ部分が難しく失敗。 -
大人から子供まで参加者はみんな楽しそう
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イチオシ
かっちんの2番目の作品
う〜ん。 -
かっちんの3番目の作品
慣れてくると道具を組合せて表現したくなります。 -
家内の作品
魚が泳ぐ水族館らしい。
すき間の厚みを計るいくつも付いているシックネスゲージを分解していました。 -
センスのいい参加者の作品
LOVEの文字にしています。
この人に負けたぁ〜。 -
イチオシ
個性のある作品
当日参加者が、道具を写し取ったフロッタージュが29作品できました。 -
夕食は京急蒲田の金春本館へ
-
羽付き餃子
蒲田名物の羽付き餃子とビールで乾杯しました。
昼も羽付き餃子でしたけど・・・
大田の町工場について街歩きをして現場を知り、職人の道具を触りながらフロッタージュの作品ができ、町工場の理解がより深まるワークショップでした。
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