2015/05/08 - 2015/05/08
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risarusaさん
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今日はコロールとお別れし、エジンバラに戻ります。残りの日程はエジンバラを拠点として、大荷物付きの移動なしで連日の日帰り旅行の予定なので、これで前半終了といったところです。
本日の予定は、こんな感じ。
12:30 コロール発 − 15:30 グラスゴー着
15:45 グラスゴー発 − 16:36 エジンバラ着
本当は、午前中の予定として次のような案を用意していたのですが、コロールをもう少し楽しみたい&朝食をゆっくり食べたいために、取り下げ。午前中はコロール散策とします。
8:30 コロール発 − 9:02 ブリッジオブオーチー着
10:48 ブリッジオブオーチー発 − 11:21 コロール着
- 旅行の満足度
- 5.0
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5時40分頃に起床。朝日が美しい!
夜中に目が覚めてもう一度星空を見られたらいいなと思っていたけれど、目覚まし時計もセットせずにそんな芸当ができる訳がないのでありました。元々眠りが深い上に、日中の移動で疲れているので、たとえ隣で母がどんなに大きないびきをかいていようが、瞬間的に眠りにおちて全く気にならないくらい。(毎朝の通勤で、始発駅を出発することにも気が付かぬくらい瞬時に眠りに落ちる特技を身につけてしまった) -
母はもう少し寝ていたいようなので、一人でさみしく、しかしいそいそと、朝の散歩に出かけます。霜が降りたようで、うっすらと辺りが白くなっています。
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草の緑と霜の白と、関東在住の日本人からすれば、5月の景色としては不思議な感じです。
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まさに快晴。
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山の上に小さく月。
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昨日と同じように西側に線路を越えて北に歩いていきます。水たまりにも氷が張っています。
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霜。
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霜は降りているけれど、光の明るさは春めいているかもしれない。
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霜柱の大きさが尋常ではなくて驚く。
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こんな感じ。自分史上最大の霜柱です。少しシメジっぽく見える・・・?
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かわいい鳥。
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鳥に夢中になって脇見していたら、すぐそこの道の終わりに鹿がいた。
鳥に気を取られていて気配が自然と一体化していたのか、鹿まで数メートルと、いつの間にやらかなり接近していたのだけれど、写真撮りたい!とごそごそしている内に、あっという間に遠くに行ってしまいました。 -
そしたら別の鹿もぴょこぴょこやってきて、あれあれと見ている内に、3〜4匹の小さな群れが目の前を通り過ぎて、どんどん山の奥へと去っていきました。
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この辺りがなわばりなのだろうなあと。冬などは生き抜くのが大変そうだ・・・。
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いつの間にやら鹿たちの姿はほとんど見えず。そんなに距離があるのだとも驚く。本当に遠近感がおかしくなっている。
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こんな大自然の中に一人でぽつんと立っていることが不思議すぎる。
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宿の方まで引き返して、東側の湖へとぶらぶら歩いて行きます。起きてから早2時間ほどたって、もう7時20分くらい。日も大分高くなってきました。
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清々しい朝です。
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湖の北側の山(上の写真の山)の側面の道路を、車が連なって走っています。うーん、どこからどこに続く道なんだろう。
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湖が見える辺りまでぶらぶらして、朝食のために宿まで戻ります。懐かしの我が家が見えてきた人のように、気持ちが盛り上がってしまう。
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リジーがアーチーと朝のお散歩に出かけていたようです。
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線路の向こう側に、北から歩いてきた人たちを発見。どこから、いつから、歩いてきたのでしょうか。この時間でこの場所なのだから、大自然の中でテント泊したとかかしら。すごいわー。
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昨日のろうそく。
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アーチーに朝のご挨拶。一人旅の男性も宿泊していたようです。
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朝食はトーストから。
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朝一番の電車。
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北へと向かう人たち。
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本日の朝食はサーモンと卵にしました。スモークサーモンはスコットランド名物の一つ(らしい)です。
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母は今朝こそ『フル』でのコロールブレックファスト。
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住み慣れた部屋ともお別れ。
このブランコは、私の憧れを一つ叶えてくれたのでした。奇跡の出会い。(この部屋の写真はウェブサイトに載っていなかったので、知っていて泊まった訳ではないのです) -
お会計をして、昼の列車に乗るまでの散策中は荷物を入り口に置かせてもらうことを快諾してもらい、いよいよ出発!アーチーにもお別れのごあいさつ。
最後にリジーとオーリーに質問してみたところ、アーチーはジャーマンポインターっていう犬種(多分)で、子犬の時には小さなカゴにすっぽり収まる位に小さかったのだそうです。子どもの頃のアーチーの写真も見せてもらったけれど、本当に小さかった。両手の上に乗りそうな感じで。すくすく育ったんだね。 -
再び線路を越えて西側へ。あの山を登れるところまで登ってみます。
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勾配はそんなにきつくないし、見通しが良いので、道に迷うということがなさそうな気がして、我々アウトドア初心者でも登れるのではと。
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道らしきところを探しながら歩く。
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あっちへとこっちへと。
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水たまり。
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この赤い植物は、冒険家ベア・グリルスが、サバイバル番組のスコットランド編で、これをしぼって飲む水は安全といっていたやつだろうかと、母と話し合ってみる。(赤い苔みたいな植物にはヨウ素が含まれていて、それを絞って飲む水は大丈夫という話)
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足元がとてもぬかるんでいて、水の部分を避けて歩くのが困難・・・見た目とは裏腹に初心者にはとても歯が立たない。あと、やはり、広大な自然の中で、遠近感がおかしくなっているみたいで、近そうに見える山が遥かに遠い!
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この山に登ることをあきらめて、一休みがてらの記念撮影。見渡す限り人影無しの絶景独占というのが、とてつもなくシュールに感じられる。
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東側の湖の周囲を歩いてみることにします。まずは宿の方まで戻って行って。
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ふりかえって先ほどの山を眺めてみる。どのあたりまで行けたのかもよくわからない。(今になってみれば、こんなど素人が登ろうとしたのは、蛮行だったのかなとも思いますが)
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青空の下だと、湖もさらに美しく見えます。
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北側の方に回ってみます。半周くらいはできるかなあと。
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一応、森になっているようです。ちょうど半周位したところには、ロッジがあるはず。そこを目的地にしてみます。
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ゆるやかーな、のぼり道。足元は砂利交じりの道。右手に湖を眺めながらの散策です。
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森っぽくなってきました。日陰だと空気もひんやりとしています。
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木々の隙間から湖。水面に近くなってきました。
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水際からの一枚。記憶がないけれど、おそらく、西側を向いての写真(宿やさきほど登った山の方面)だと思われます。
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途中で母が休憩に入ったので、ひとりで先へと歩いていきます。
40代〜50代くらいの1人旅の女性が向こうからやって来て、あいさつがてら、少しお話したところによると、朝の電車でやって来て、ちょうど湖の周囲を回ってきたところとのこと。旅慣れてそうで、格好良かった!振り向いて撮った一枚。 -
もう少し歩いて行ったものの、余裕をもって駅に戻ることを考えると、そろそろ折り返す方が良さそう。ということで、半周は無理でした。ロッジの姿も確認できぬまま、引き返します。
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左手に湖を見て、戻っていきます。
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こうやって見ると、途中、じわじわとのぼってきて、またじわじわと下っていっていたのだなあと。
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この一本道の具合がいい感じだったので、母に入ってもらって写真撮影。
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向こうからは、新たにご夫婦での旅行者の人達がやって来るようです。さきほどすれ違った一人旅の女性と会話中。
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ご夫婦の後からも1人旅の男性がやってきて(30代〜40代くらい?)、この方々はどの道を歩いて行くのかなと振り返って見てみたところ、3人とも北側の山の道を登っていくコースを選んでいました。
ちなみに右下の車は、湖の奥のロッジの方面から来た車です。車体に何て書いてあったか思い出せないけれど、発電とかケーブルとか、ここら辺の工事関係のだったような。 -
雲が出てきた。
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日の当たるところと当たらないところ。明暗がくっきりと。
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宿に戻ると、確かオーリーがいて、トイレを貸してくれたような気がします。入口に置かせてもらっていたトランクを回収して出立です。
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またここに泊まろうと思いながら、扉を閉めます。
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駅のホームから。
この時は知る由もなかったのですが、後にオーナーさんと色々あったようで、約ひと月後、10月のシーズン終了までほぼ満杯だった今季の予約はすべてキャンセルとなって宿が閉じられ、リジーとオーリーとアーチーは、いずこかへと旅立つことになります。そして、7月頃から、この場所では、新たな店子さんによってカフェが営まれています。
また会えると当然のように考えていて、けれど人生には確かなことなど何もなく。
大学生の夏休みに単身赴任していた父の所に遊びに行って帰ってきたら、数日の間に近所の書店が火事で閉店になっており、その際に、元々店長と折り合いが悪かったらしい店員さんが辞めさせられていたという出来事があり、同じように人の縁のはかなさを感じたものでした。(その強面の店員さんには10年近く本の取り寄せや予約でも随分とお世話になりながら、ついぞ名前も知ることはなく・・・どこかでお元気に暮らしているかしらと時々思ったりします) -
グラスゴー行の列車がやって来ました。
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来た時の風景を巻き戻しで再生していくような・・・。
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やはり印象深い眺めです。
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お昼の便は結構にぎわっています。
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ラノック駅の北側の高架橋。
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おそらく車で来ている観光客の人が列車の写真を撮るところ。昨年は、自転車旅のお兄さんが同じように列車を見送っていたのでした。(そして車内から手を振る母に気が付いて、手を振り返してくれた)
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雪の残る山々。
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滝とか川の眺めが大好きです。
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いつか降りてみたい駅のNo.1かもしれないブリッジオブオーチー。
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あの高架橋が見えてきた!
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奥の谷と合わせて、何度見ても、心惹かれる景色。
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クリアンラリッヒ駅で、自分たちの2つ3つ前の方の4人テーブルに座っていたご夫婦2組の内1組が降りていきました。4人は旅の途中で意気投合したようで、別れを惜しみ合う姿が印象的でした。降車したお二方は、列車をお見送りの構えです。
こういう光景に出会うと、「旅は道連れ世は情け」「袖触れ合うも他生の縁」といったことわざを思い出してしまいます。 -
車掌さんと駅員さん達。
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車掌さんのネクタイにご注目!
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スコットレイル柄です。ちなみにこれは列車の中にあったパンフレットなのですけれど、このabellioというのがオランダ系の会社で、現在スコットレイルを営業しているようです。(たしか以前はfirstrailみたいな名前の会社がスコットレイルを運営していたと思います)
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インバネスから南下する車中で、お隣のご婦人がお薦めしてくれた、ダンロビン城が紹介されています。おお〜。
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この列車もどんどん南下して、ヘレンズバラ辺りの湖。
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行きと同じように、こういうところで暮らしていたら・・・と思ってしまう。
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クライド河。
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某Dランドのビッグサンダーマウンテンを想像させる山。
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これにも○○橋みたいな名称があるのかなあと。
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はい、グラスゴーに戻ってまいりました。
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沢山の人が降ります。自分たちは、このままエジンバラ行きの列車に乗るので、ホームの中でエジンバラ行きの列車の番線表示を待ちます。1等車に座るには早く乗りこまないといけません。
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1等車の向かい合う2人席を確保。またしてもビジネスマンやお金持ちの中に紛れ込んだ無頼者みたいな感じというか。私が気にし過ぎなだけかもしれませんが。
無料配布用のスコッツマンを手に取ってみると、ちょうどの終戦70年記念で、当時の新聞の復刊号でした。 -
そうか、日本とは終戦日が異なるのだなあと。もらってきてじっくり読めば良かったと今は思うのですが、この時は疲れていて頭が働かなかったのと、戦争に関するものと向き合うと何とも暗い気持ちになるのとで、ざっと眺めて棚に戻してしまいました。
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エジンバラに到着〜。向こうに気になるラッピング車両を発見。
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フォース橋。
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可愛らしい。
ボーダー地方に行く列車が登場するよ!的な、ラッピング広告ものだったような。スコットランドの南のボーダー地方(イングランドとの国境の地方)は、列車は全然走っていないのですが、今度、新たな路線が登場するらしいのです。
ボーダー地方は自然の中で散策するような旅には良さそうで、とても行ってみたいけれど、バス移動になるのでパスがもったいないという点で旅程に組み込んでいませんでした。次の機会には是非とも列車で行ってみたい。(ちなみにブリットレイルパスだとバスは無料ではないけれど、スコットランドパスならバスも無料だったと思います) -
エジンバラの風景ですね。
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最初のホテルに戻ってきました。前回より一つ下の階だったかな。でも部屋の位置(方角)は、前とほとんど一緒なので違和感なし。
ここから最終日まで宿泊先が変わらないので、好きなだけ荷物を広げられるし、好きなだけお土産なども買うことができるというのが、気楽です。 -
ご飯を調達しにお出かけ。通りの向こう側に、スーパーマーケットが密集している場所があるので、そこまで延々と歩いて行きます。
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再びのエジンバラ城。
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この日の最後の写真が何故これなのか、自分でもよく分かりません・・・。前日のモリソンズで買ったか、この日に生協で買った、ステーキパイ。どちらにしろ、閉店前のお買い得品だったのは確かです。
恥ずかしながら好き嫌いもそれなりにあるのですが、パイOK、肉OKなので、ステーキパイ(中身はビーフシチュー風)やミートパイ(じゃがいもとひき肉、要するに日本で言うコロッケのパイ版)は有れば買う率が結構高い気がします。
テレビでは選挙のニュースが沢山流れていたかな?コロールはテレビがなかったので、2日間ですっかり世間から隔絶された感じになりました。良い意味で電波断食できたけれど、街に戻ると、やれ天気だニュースだとテレビを見てしまいます。
そんなこんなで、なんとなく一日が終わりました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- 万歩計さん 2020/05/22 18:51:25
- 何よりの情報です!
- risarusaさん 、初めまして。
西ハイランドの素晴らしい自然を満喫できる行程とコロールのホテルの情報、わかりやすい写真と説明でとても参考になりました。ありがとうございました。前年もこの辺りを旅行されたようで、できればその時の旅行記もアップいただけると嬉しいです。
今年の8月にスコットランド旅行を計画していましたが、新型コロナウイルスにより早々に断念。改めて計画を見直す中でrisarusaさんの旅行記を見つけました。
スコットランドの中でも特に西ハイランドのグレンコーやラノック湿原に興味があったので、貴重な情報です。コロール駅前のホテルにはぜひ泊まりたいと思います。
自粛の間にああでもない、こうでもないと計画を検討していると、退屈どころか夢が膨らみます。
現時点の行程案は
・前行程~スカイ島→マレイグ→グレンフィナン鉄道橋近くの散策→ブリッジ・オブ・オルヒー(泊)
・ブリッジ・オブ・オルヒー→ウェストハイランド・ウエイを20km歩いてラノック湿原を縦断→グレンコー(泊)
・グレンコー→フォートウィリアムス→コロール(泊)
・コロール→グラスゴー~後行程
新型コロナがいつ終息するかわかりません。その時は確実に齢70を越しています。その時までウェストハイランド・ウエイを歩く気力と体力を維持しておかないと!
万歩計
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