2015/02/07 - 2015/02/07
22位(同エリア167件中)
jilllucaさん
- jilllucaさんTOP
- 旅行記1030冊
- クチコミ0件
- Q&A回答4件
- 2,775,486アクセス
- フォロワー159人
今日は中国地方の2園を訪問します。
まずは山口県の周南市徳山動物園です。
ここ数年は毎年毎年順調に繁殖を重ねてきた徳山動物園、基本的に全数展示の方針を貫いての大放飼場でのわらわら展示などお客さんにとっても楽しい展示を提供して頂きました。
適齢期を迎えた子供達は日本各地の動物園に婿入り、嫁入りをして嫁いだ各地で子宝に恵まれています。
この1月にもリコちゃんが宮崎市フェニックス自然動物園へお嫁入り、のんた君が岡山の池田動物園にお婿入りし、現在、徳山動物園で暮らしているレッサーパンダは5匹となりました。
往時のわらわら感ももちろん楽しくてワクワクしましたが、放飼場に対して適性な匹数のパンダが落ち着いてのんびり暮らす姿を見るのもまたよいものですね。
祭りの後・・・?
少し寂しくなった、でも、しっとりと落ち着いたとてもいい雰囲気の徳山動物園をお楽しみください。
これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280
PR
-
今日はまずは周南市徳山動物園を訪問し、その後に高速バスで広島まで移動して広島市安佐動物公園を訪れる予定です。
広島行き高速バスは徳山動物園近くの動物園文化会館前バス停を通るのでとても便利、ただし、10時34分発のバスに乗るために徳山動物園の滞在は1時間30分弱です。
徳山動物園には開園前の8時55分には到着、入園料は大人410円、僕は徳山ZOOのメルマガ会員でよく半額割引券を送ってもらえるのですが残念ながら今回は割引券が手元になく正札で入園です。 -
開園までの5分間を動物園の木の上で子育てをするサギを眺めながら過ごします・・・アオサギですね。
-
9時の開園と共に入園、時間がないのでレッサーパンダ舎へ急ぎますが・・・いつもの通りついついプレーリードッグとミーアキャットのところで立ち止まってしまいます。
「おはよ〜、プレーリー!!」 -
そして、レッサーパンダ舎に到着です。
徳山ZOOのレッサーパンダ舎は、屋外放飼場と屋内展示室が1つずつ、金網で囲われた半屋外の展示場が2マスあります。
数年前の最盛期には全ての展示場を使用し、かつ、屋外放飼場で5匹以上のワラワラ展示をしていましたが、ベテランパンダの出向、若者パンダのお婿入り、お嫁入りが一段落したこともあり、現在は屋外放飼場と半屋外展示場のみの使用となっています。
ちなみにここ数年で徳山動物園から旅立った面々を徒然に記すと・・・、
コトちゃんが京都市動物園へ、
優花ちゃんが愛媛県立とべ動物園へ、
コジロウ君が市原ぞうの国へ、
賢健君が横浜市野毛山動物園へ、
クルミちゃんが仙台市八木山動物園へ、
ミカンちゃんが佐世保市九十九島動植物園へ、
スミレちゃんが静岡市日本平動物園へ、
アヤメちゃんが石川県いしかわ動物園へ、
栃ちゃんが旭川市旭山動物園へ、
風花ちゃんが北九州市到津の森公園へ、
そして、今年に入り、
リコちゃんが宮崎市フェニックス自然動物園へ、
のんた君が岡山の池田動物園へ、
と、ここ数年徳山動物園の繁殖への貢献の度がよくわかります。
もともと飼育技術、繁殖技術が高いところに、健康で若いペアが2ペア入園したことによる近年まれに見る出産ラッシュだったと思います。
各園に嫁いだ面々も嫁ぎ先で繁殖に貢献している例も多く、素晴らしいことだと思います。 -
そんな徳山ZOOですが、現在は5匹のレッサーパンダが暮らしています。
メインの屋外放飼場にいるのがコタロウ君とリボンちゃんのご夫婦と昨年生まれのヒコ君です。 -
大黒柱コタロウ君は2006年6月22日多摩動物公園生まれ、茶臼山動物園のアジサイちゃんと双子兄妹だったと思います。
キティちゃん顔のお母さん・リボンちゃん2006年5月30日生まれ、コタロウ君の前妻の栃ちゃん(現、旭川市旭山動物園)の後を継いで5歳からコタロウ君とのペアリングに入りましたが、相性がいいと見えて昨年まで3年連続で出産し、子育てをしています。
そして、昨年7月7日生まれの七夕ボーイがヒコ君、もちろん彦星様のヒコ君です。 -
一昨年生まれのリボンちゃんの第2子リコちゃんはお母さんの生まれ故郷である宮崎市フェニックス自然動物園に1月15日に移動、宮崎では同じ日に同じ山口県内の秋吉台サファリから移動したコタ君とペアを組むことになっています。
また、後ほどご紹介しますが、リボンちゃんの第1子ののんた君も妹から遅れること2週間の1月30日に岡山の池田動物園にお婿入りしました。 -
3匹仲良く竹の葉をムシャムシャ。
コタロウ君はリボンちゃんとの間に3匹、前妻の栃ちゃんとの間に4匹の子供のいるお父さんです。 -
こちらのキティちゃん顔の子がリボンちゃん。
とっても大柄でしっかりした体格のお母さんです。
コタロウ君とのペアリングの開始が5歳と少々遅かったので心配はされましたが、先ほども書きましたように5、6、7歳と3年連続で出産してくれました。 -
そして、昨年の七夕生まれのヒコ君。
基本的にはレッサーパンダの父親は育児に参加することはないのですが、ここ徳山ZOOでは仔パンダと父パンダの同居展示が比較的ふつうに行われています。
ヒコ君も母さんのリボンちゃんはもちろんのこと、お父さんのコタロウ君、お姉ちゃんのリコちゃんとの同居が行われてきました。
先ほども書きましたがレッサーパンダの本筋から言えば父子同居は不必要な事柄かもしれませんが、野生ではなく動物園で暮らしていく彼らにとっては小さい頃から母パンダ以外のパンダと暮らすのは経験値を積む点から言っても有益だと考えます。 -
半屋内の金網展示場には2012年7月28日生まれのイチゴちゃんとカリンちゃんの双子姉妹が暮らしています。
2マスある展示場を開放して広く使っています。 -
同い年生まれで最近は一緒にくらしていたのんた君は1月30日に岡山の池田動物園へお婿入りしました。
てっきり、のんた君とイチゴちゃん&カリンちゃんで将来の徳山ZOOを担っていくと思っていたので、今回ののんた君の移動は僕的には少し意外でした。 -
イチゴちゃんとカリンちゃんにはお婿さんが来るのかな?
あるいは来年からヒコ君とのペアリングでしょうか?
それにしてもイチゴちゃんとカリンちゃんには赤ちゃんの頃から何度も会っているのですが、未だにはっきりとした見分けが出来ません・・・。
個体紹介の尻尾の件だけを考えると右がイチゴちゃん、左がカリンちゃんでしょうか? -
彼の色柄や毛色で2匹の違いは分かるのですが、もともとどちらがどちらかが分からないので判別できず・・・そろそろこの2匹のしっかりとした判別法を身に付けたいものです。
-
なんとなくカリンちゃんの様な気がします・・・違ってたらごめんなさい。
-
たくさんいたお姉ちゃん達も他園へお嫁入りし、なんと、お父さんの賢健君、お母さんの風花ちゃんまで他園へ嫁いでしまい、徳山ZOOで一時代を気付いた賢健君&風花ちゃんの血統を引き継ぐのはイチゴちゃんとカリンちゃんのみとなってしまいました。
現在の飼育匹数の5匹+αが徳山ZOOの適性飼育数だとは思いますが、あの活気がって騒々しかったわらわら展示を知っているだけに、今の落ち着いた雰囲気に少し寂しさも感じたりします。 -
取りあえず徳山レッサー全員に会えましたので他の子達にも会いに行くことにしましょう。
ホッキョクグマのユキさん。 -
日本最高齢の30歳組の1頭であるユキさん。
最近では、高齢になり筋力が低下したことにより起床などの際に足を擦ることが多く、肘などを出血する場面が増え、また、その回復も遅れるようになっているそうです。
園ではユキさんへの負担を減らすための放飼場の改修を実施中で平日を中心にユキさんの展示がない日もあります。
今日はとってもいい感じ、なんだか軽やかな雰囲気のユキさんでした。 -
アキラ君・・・なんだか分かりますか?
キツネ・・・ではありません。 -
ホンドタヌキです。
徳山ZOOでは現在2匹の白いホンドタヌキを飼育中です。
アキラ君は確か昨年お父さんになりましたが子供達は普通の色柄のタヌキだったそうです。 -
一昨年の9月に来園して以来、不動の人気を誇るスリランカゾウのペアを見にゾウ舎まで行ったのですが展示は10時からとのことなので、ちょっとレッサーパンダ舎に戻ってみました。
まだ朝食中のリボンママ。 -
もう朝食を終えたヒコ君は木登りをしてベストなお昼寝場所を探しているようでした。
-
ちょうど生後8ケ月を迎えるヒコ君、立派に成長してくれました。
徳山ZOOではリボンちゃんに対してはここ数年、出産の翌年の恋のシーズンは子育てしながらのコタロウ君との同居を実施しているようで、ヒコ君ももう暫くお母さんと一緒にいることが出来るのだと思いますが、展示スペースに余裕が出来た今、そろそろ親離れさせて、イチゴちゃん&カリンちゃんと同居展示させるのもいいのかもと思ったりもします。 -
結局、台の上を寝床に決めたヒコ君、まだ食事中の両親をしり目にお休みなさ〜い・・・目がとろんとしてきました。
-
こちらの双子姉妹も食事中でした。
カリンちゃん(推定)、なんか眉の上あたりの寝ぐせ感が可愛らしいですね。 -
イチゴちゃん(推定)も朝ごはんに参戦です。
生まれてから2年半、一度も離れたことのない仲良し姉妹です。 -
10時が近づいてきたので再びゾウ舎へ向かう途中でカピバラ舎へ。
昨年、鹿児島市平川動物公園からやってきたサツマ君とマイモちゃんは元はペンギン舎だった放飼場で元気そうです。
外に出ているのはサツマ君かな?マイモちゃんは寒さ対策で建てられている暖房完備のコタツハウスの中にいました。 -
ついで猛獣舎にもご挨拶。
ライオンのモイカ君&シジミちゃん、アムールトラのケン君&ウラルちゃん共に元気でした。
特に寒くなって過ごしやすいのかケン君とラウルちゃんは活動的に歩き回ってました。 -
10時になりまずはナマリーちゃんが放飼場に出てきました。
ナマリーちゃんは2006年9月10日、もちろんスリランカ生まれ。
ネコ科やクマ科の猛獣も飼育している徳山ZOOですが一際大きいゾウの扱いは更に厳重な注意を払われているようで、ゾウを放飼場に出すのも様々な手順を踏んで実施されていました。
この様にしっかりとした安全対策を見るのは観客としてもとても気持ちがいいものです、そろそろスリランカから2頭がやってきて1年半になりますが初心忘れるべからずで頑張って欲しいと思います。 -
ナマリーちゃんの次はミリンダ君の登場です。
ミリンダ君は2007年12月31日スリランカ生まれ、ナマリーちゃんとは同じゾウの孤児院の生まれなのでスリランカでも顔馴染みだったのかもしれませんね。
中村航さんの小説「あなたがここにいて欲しい」で語られる小田原城内の小田原動物園のアジアゾウのウメ子さん(すでにお星さま)ではないですが、50年近く生きるゾウは日々変わりゆく街の中にあって時空を越える存在になり得ます。
例えば40年後・・・僕はもう相当なおじいさんになっていますが、もし、徳山動物園を訪問してこの2頭に会えたらどれだけ感動することか・・・遠い異国に来てくれたこの若ペアの今後が楽しみでなりません。 -
ユキさんも同じような存在ですよね、もう20年以上もそこに居てくれています。
感謝せずにはいられません。 -
広島行きのバスの出発時刻は10時34分、バス停は動物園から2分ほどの距離にあります。
帰り際に挨拶の意味も込めてレッサーパンダ舎を訪問すると・・・、
なんと!!
リボンちゃんとコタロウ君がラブラブモードに!! -
と思って喜んでいると・・・、
ヒコ君とリボンママのじゃれ合いでした・・・残念(苦笑)
3年連続で出産し、子育てを完璧にこなしたリボンちゃんには今年はゆっくりしてもらいたい気もしますが、なんだか今年もしっかりと産んで、しっかりと育ててくれそうな気もするのです。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
jilllucaさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
33