2014/12/30 - 2015/01/01
30位(同エリア203件中)
銭形幸一さん
富士子ちゃん、北のお嬢、愛ちゃん…。
もとい
富士山、北岳、間ノ岳。
標高日本Top 3の山を眺めに雪の鳳凰三山に登ってきた。
本行程の最高峰、薬師岳を踏破し下山行程に。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 1.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
31日。行程二日目。
10:52
観音岳踏破。
標高2,840m。
今回のルートの最高点。
芦安から標高差1,970m登ってきた。 -
北のお嬢とツーショット。
そっぽ向かれてしまった。
_| ̄|○ -
-
風が弱い北側の斜面でメロンパン、ピーナッツ、ビーフジャーキーを頬張る。
奥に鎮座してるのが八ヶ岳の山々。 -
左の尖がってるのが地蔵岳。
奥が八ヶ岳。
地蔵岳は今回パス。
急な斜面、トレースが少ないのでちょっと危ないから。
寒いので一刻も早く山小屋にしけこみたいってのが本音。
(。-_-。) -
地蔵岳。
標高2,764m。 -
団十郎のお出まし。
甲斐駒ケ岳。
標高2,967m。 -
寒さを堪え、11:30まで待つこと40分ほど。
北のお嬢、その端正な顔を見せてくれなかった…。
もう宿の薬師岳小屋に戻ろうっと。 -
「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。」
敬愛する偉大なゴールドメダリスト、Qちゃん、高橋尚子さんの金言。
花咲くのかな?
寒いどこじゃない。
頭が下がる思いです、ハイ。
南アルプスの短い夏を彩る高山植物の可憐さがなんとなくわかった気がする。
こんな雪の下に根を張るんだもんね。 -
風の吹き溜まり場所?
草鞋が何足も並んでいるんじゃないのと思う一枚。 -
どんなに風が強い場所か想像できますかね…。
-
-
イチオシ
-
今日歩いてきた稜線。
奥のとんがりが薬師岳。
その奥下った黒いのが砂払岳。
そして富士子ちゃん。 -
イチオシ
富士子ちゃん with 薬師岳。
鳳凰三山の代表的な風景によく用いられる構図。 -
富士子ちゃん with 砂払岳。
-
-
薬師岳山頂付近から見た富士子ちゃん。
-
-
「ひれ伏せ愚民どもっ!」
ってイメージじゃないよな。
小さい子供からじいちゃん、ばあちゃまでに愛されるような、慈しむべき存在だよ、富士子ちゃんは。
百恵ちゃんかな、私の中での富士子ちゃんは。
手前は甲府盆地。 -
イチオシ
標高2,780m付近からこれだけ見上げる富士子ちゃん。
あんた、どんだけ高いんだよ…。 -
13:01
薬師岳小屋に逃げ込む。
南アルプス天然雪の保冷剤に囲まれちゃっている…。
真夏の東京にこんなんあったら涼しくていいんだろうなぁ。薬師岳小屋 宿・ホテル
-
1泊2食付で8,000円也。
http://houousan.com/
南御室小屋とオーナーが同じ。
そうそう冬の山小屋、滅茶苦茶寒い。
外気、氷点下10度下回るわ、風強いわ。
寒いのなんの、小屋の中でも手袋つけてた。 -
寝床。
中腰でも頭がぶつかってしまう。 -
2014年最後の食事。
味噌汁が濃い。
下界じゃ飲めないくらいの濃さなのにあら不思議、雪山登った後だと味噌が五臓六腑に染みわたるように美味しく感じる。 -
布団くるまっていても寒いんで結局ストーブの近くに。
登山の雑誌読んだり、登山漫画の「岳」読んだり。
ストーブ囲んでいると宿泊者とも自然と会話するようになる。
山小屋のこういう雰囲気ってやはりイイ。 -
11月宿泊した京都のハイアット、料金この山小屋の10泊分以上だったけど、山小屋の満足度は同じくらい。
標高差約2,000m登る過程がどんなホテルのアプローチ、エントランスよりもドラマになる。
まして今回は雪山。
ちょっと登れば富士山、白峰三山の絶景を目の当たりにできる。
高級ホテルはカネで満足を買えるけど、山小屋は重いザック背負って何度も立ち止まって息を整えながら登って味わえる達成感がある。
同じ苦労をして登ってきた宿泊者の皆さん、そして自分に「お疲れさまでした」と心から言えてしまう。
装備揃えて、レスキュー保険入って、ルートの事前調査やら気象情報調べたりした苦労が報われたなぁと思える。
ちょっと、明日は下山なんだから気を緩めてもらっちゃ困るよ。 -
あけて1月1日。
3日目。
6時に新年初めての食事。
お節料理。
(*゚Д゚)_U ウマイ -
06:26
食後の一服。
( ´?`)y-~~
昨晩結構雪降った。
ご来光見るために誰がラッセルして薬師岳登るかなんて話題で盛り上がったりした。
ご来光は06:57。
昨日、稜線上の寒さ経験していたので初日の出じゃなく日がある程度登ってからでも構わないなんて妥協してしまう自分がいる。 -
一番見たかったのは北のお嬢のモルゲンロート。
陽の光を浴びて赤く染まる北岳が見たい!というのが今回の登山の一番の動機。
07:10
朝食後準備し終わって外に出たら空模様がどう考えても北のお嬢見るのに絶望的。
ちょうどこの写真、小屋の奥の方向が白峰三美人の方角。
薬師岳で富士のご来光仰ぎに行った人が降りてきて、富士子ちゃんがぼんやり見えた、と話すのを聞いて下山することを決めた。
なんせ天気予報、午後また雪降るって話だから。 -
07:19
出発してほどなく砂払岳から降りてきた山小屋のオーナーにご挨拶。
とても面倒見が良い方だった。
やべ、ピッケル忘れた…。
すぐ小屋に取りに行き、再度出発。
薬師岳が良い雰囲気。 -
これじゃ富士子ちゃん見えっこないよなぁ。
それにしても風が強い。
写真では取れなかったけど雪煙が舞い上がってたし。
一刻も早く樹林帯に入りたい。 -
07:27
太陽ずいぶん上がったなぁ。
甲府盆地の方は晴れてる模様。
太陽の右下あたりが富士子ちゃん。
やっぱり見えないね。 -
砂払岳から下山。
薬師岳登った人が多いのでまだ登山道、踏み固められていない。
脚が膝くらいまで雪にズボっとハマりながら下山。
顔と耳が寒さで痛い。 -
イチオシ
幽玄な雰囲気。
-
07:31
樹林帯突入。
これで寒風から身を守れる。
ほっと一安心。
ヽ(゚´Д`)ノ ヤッター -
黙々と樹林帯を降りる。
昨晩30?くらい積もったのかな…。
下りの膝の負担も新説がクッションになって和らげてくれる。 -
トレースは人の肩幅ほど。
登山者とすれ違う時は対面通行なもんでどちらかが端に寄る。
足場しっかり固めて道譲らないと膝くらいまでズボっと雪に埋もれてしまう。 -
毎度のことながら下山時は写真を撮る心のゆとりが出始める。
雪化粧した樹林帯もオツなモノ。
南アルプス登山していると行程の6〜7割くらいは樹林帯の中をひた歩くことばかり。
退屈っちゃ〜退屈だけど、結構心が癒されるんだよなぁ。 -
-
イチオシ
モコモコ。
そいうえば丸の内のKITTEのツリー迫力あったなぁ。 -
お、初日泊まった南御室小屋の近くに着いた。
-
イチオシ
昨晩の雪で見事に雪化粧。
-
08:23
南御室小屋に到着。
薬師岳小屋から1時間13分。
行きは登りで1時間45分だった。
やはり下りは早い。
ちょっとパン食べて給水。
フゥー (゚Д゚)y-~~ -
20分くらい休憩し今度は苺平に向けて歩き出す。
若干登るんだよなぁ。
小屋から100mほど行った場所で携帯電話の電波が通じるのでfacebookで近況をUP。 -
二日前と比べるとだいぶ雪山らしい感じになってきた。
-
-
-
09:29
苺平到着。
今日の行程での上りらしい上りはこれにて終了。 -
-
何度か頭上に雪がズサって落ちてきて、首元が冷たくなった。
ヽ(ヽ゚ロ゚)ノ冷テェェェ
あまり悪戯しないで欲しい。 -
-
10:03
山火事跡。 -
いい栄養補給源。
冬はお奨め。 -
ピッケル、70?ほど。
雪が腰の高さほど積もってる。 -
-
10:36
杖立峠到着。
南御室小屋から1時間50分ほど。
上りは2時間20分ほど。
写真撮りながらだからゆっくりと。
このペースなら芦安温泉、14時過ぎには着けそう。
心は雪のハイキングモード。 -
-
だいぶ積雪が少なくなってきた。
木の根が見える。 -
イチオシ
木立ちからするとだいぶ人里近くなってきた感じ。
人の手が加わった山林にホッとする。 -
11:41
おっしゃ、夜叉神小屋クリア。夜叉神峠小屋 宿・ホテル
-
やっぱりこれだね。
( ゚Д゚)b ウマイ
山小屋の方に柚子餅頂いてストーブの上で焼いて食べた。
食が進み易いうえ高カロリーで雪山登山にお奨めなんだって。
普段の生活で食べたら肥りますよって…。
( ´,_ゝ`)プッ
いやぁ、ラスト頑張れそう。
ご馳走さんでした。 -
さ、アイゼン外して一路夜叉神峠登山口へ。
-
レンズが煙ってる…。
-
ここはもう完全にハイキングコース。
-
12:56
安堵する瞬間。
無事━━━ヽ(*´□`)ノ゙下山━━━!! -
うひょ、完全に雪道。
ここまで来ないで正解だった。
みなさん、ここまでクルマで来てるけど私はこっからさらに歩いて降りて芦安温泉まで行かないと。
山小屋で芦安から登ってきたって話したら驚かれたっけ。 -
13:03
クルマが通る林道ではなく、旧道で下る。 -
イチオシ
トレースが2日前に私がつけたのがうっすら残っているのと新しいのが一筋。
この三日間で今回の私含め、3人しか通っていない模様。 -
秋が終わり冬到来。
-
沢筋に露天風呂があったら最高なんだろうなぁ…。
-
林道を4回くらい横切る。
いつもバスで通る道。 -
あとちょっと。
気分が高揚し始める。 -
最後の最後、アソファルトの道になってほどなくずっこけてしまった。
銭形幸一の人拓…。
( ´,_ゝ`)プッ
ここまで一回もこけなかったのに最後の最後でやってしまった。 -
目と鼻の先に山の神鎮座。
ちょっと慢心していたから目を覚まさせてくださったに違いない。
上りの時は気付かなかった。
無事下山できた。
本当にありがとうございました。 -
14:03
着いた。
(o´Д`o) -
駐車場から山の方を見上げる。
あのはるか奥の山まで登って下山してきた。
今までの登山で一番充実感が味わえた。
今年も登山シーズン到来したら南アルプスちょくちょく行くぞ。 -
おまけ①
S:芦安市営駐車場 / 標高 870m
P:観音岳 / 標高 2,841m
距離 26.1㎞
標高差 1,971m
芦安温泉の駐車場から登山開始したため、荒川三山・赤石岳縦走級のヘビーな山行になった。
今回は雪山だった点を加味すると一番ヘビーだったかも。 -
おまけ②
私の山行の足跡
南アルプスは本当にデカいなぁ。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- ミッキーマーチさん 2015/01/06 01:57:54
- 白と青の世界
- こんばんは、銭形幸一さん
あらためて、明けましておめでとうございます。
年またぎで冬山に行ってこられたんですね!
写真で見るだけならほんとにきれいな景色。空の青さと雪の白さで、目がちかちかしちゃいそうなくらいです(笑)
でもコメントを見るとやっぱり過酷な条件。やっぱり私は写真だけで十分です。。。
今年も旅行記楽しみにしています。
ミッキーマーチ
- 銭形幸一さん からの返信 2015/01/06 19:49:54
- あまり無理はしないようにします
- 訪問ありがとうございます。
稜線はゲレンデで吹雪いているような風の強さでした。
私が行くのは岩場が危ないような山ではなく、体力勝負のような山ばかりです。
ゲレンデの林間コース歩いているような感じで気持ち良かったですよ。
-
- みかりさん 2015/01/05 00:04:05
- ホントに綺麗な風景ですね
- 銭形幸一さん
あけましておめでとうございます〜。
年末年始は、雪山で過ごされたんですね。山男さんには最高の
年明けになったのではないでしょうか??
それにしても雪山の風景はやはり別格ですね。アイゼンをつけて
上まで登るのは、夏山の何倍も体力が必要だと思いますが・・・
凛とした空気感は、冬ならではのものだなと思いました。
山が苦手な私が、雪山に登る事は一生ないですが・・・若い頃は
隔週でスキーに通っていて、特に大好きだったのが山形の蔵王と
岩手の安比高原で・・・いつも雪山を眺めながら滑っていたので・・・・
こんな風景を見ていると、すごくワクワクするし昔を思い出します。
それにしても、やっぱり雪山は人気があるんですね。
山小屋も賑わっているんですね。皆さん体力あるな〜。
別嬪さんに囲まれた今回の雪山。お疲れ様でした。
事故も怪我も無く、安全に下山出来て良かったです。
いつか北岳のモルゲンロートを銭形幸一さんの旅行記で見れるのを
楽しみにしています!テレビで見た事がありますが、綺麗ですよね・・・
雪山の後は・・・グアムでしたっけ? 常夏の旅行記も楽しみにしています。
今年も、お互いに素敵な旅行が沢山出来ます様に!
本年も、宜しくお願い致します。
みかり
- 銭形幸一さん からの返信 2015/01/05 18:50:08
- 雪景色綺麗でしたよ
- あけましておめでとうございます。
10月の南アルプス、仙丈ヶ岳登った際に稜線で雪を見てから雪山って良いなぁと思い始めました。
その際に雪の急坂で怖い思いしましたので、冬用の登山靴、アイゼン、ピッケルを揃えましたが、結構な出費になりました。
(-。-;)
ウェアや手袋、フェイスマスクはスキーのもので代用したりして。
今回のコースは片道10kmあまりの登山道に年末年始営業している山小屋が三つもあり、至れり尽くせりでした。
登山道自体は、南アルプスの初心者向けのルートで整備されてますので、間違いなく、みかりさんが歩いた笹子峠の旧街道の林道の方が歩き辛かったと思います。
初めてアイゼン履きましたが、凍った日陰の道も気持ち良いくらいガシガシ登れましたよ。
\(^o^)/
普段は退屈な樹林帯が雪化粧してたのでとても新鮮でした。
スキー場の林間コース歩いているような感じです。
流石に稜線のっかってから風が強い上に滅茶苦茶寒く、顔が顔面神経痛になってしまいました…。
(-。-;)
さながらゲレンデで吹雪いた時のような感じです。
想像以上の寒さでした。
その代わり標高2,700m越えた稜線からの眺めは絶品。
南アルプスの北端の稜線ですから北に眼をやれば八ヶ岳、富士山のパノラマ、下界の甲府盆地の眺めがなんとも言えません。
南に眼をやれば登ったことがある北岳を筆頭にした白峰三山、仙丈ヶ岳、奥に延々と連なる南アルプスの山々。
もう最高です。
\(^o^)/
みかりさんが甲府盆地入って目の当たりにする南アルプスの山々は鳳凰三山で、その稜線上っ縁を今回私が歩きました。
通常、冬は山小屋営業しておりません。
ゲレンデ無いような冬山はテント担いで、トレースの無い雪の登山道を雪をかき分けて登りますので私には敷居が高いですし、またその敷居を跨ごうとも思いません。
山小屋でさえ寒かったのにましてテント泊なんて…。
今度はグアムです。
氷点下20℃以下の世界から30℃近い世界に行ってきます。
15年ぶりの南の島。
ゆっくり過ごしてきます。
今年もよろしくお願いいたします。
お互いたくさん旅行記UPしましょう。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
南アルプス市(山梨) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
79