中央アジア周遊（２）【ホルゴスからカザフスタン・アルマティへ】

2014/06/03 - 2014/06/04

「６月は梅雨」なので、日本を抜け出して中央アジアに出かけてきました。
カザフスタン〜ウズベキスタン〜タジキスタン〜アフガニスタン〜タジキスタン〜キリギスを巡ってきました♪
全体の日程はこちら→http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=35384767

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【４〜５日目夕方まで】
　国境の祝日閉鎖のため、ホルゴスで１日ロスし、丸１日遅れで国境を抜けカザフスタンに入国。シェアTaxiで一路アルマティへ、夕刻に到着。

　翌日からの予定は、思案の挙句、ビシュケクとタラズを素っ飛ばして、夜行列車で一気にシムケントへ向かうことにした。

　その分、夜行の出発までアルマティでたっぷり時間がとれるので、「アルマティ・ウォーキングツアー」に行ってみた。


【D4-D5の交通】-----------------------
D4
・＜ホルゴス国境1030-1110､1420=ｶｻﾞﾌ時間1220-1245完＞
・ホルゴス中国国境-カザフ国境(Busﾋｯﾁ,20元≒330円)
・カザフ国境-Taxi乗場(Taxi,20元≒330円)
・ｶｻﾞﾌTaxi乗場1420-ｱﾙﾏﾃｨ1910(乗合Taxi,378ｋｍ,100元≒1,650円≒2,900テンゲ)
・アルマティ-宿(Taxi,600テンゲ≒340円)　
D5
・宿-アルマティ駅(Taxi,500テンゲ≒290円)
・アルマティ地下鉄＠80テンゲ≒45円
・ｱﾙﾏﾃｨ1740-ｼﾑｹﾝﾄ+1000(1等?寝台列車,608km,4,500ﾃﾝｹﾞ≒2,565円)

レート：中国、1元≒16.5円。
　　　　：カザフスタン、１テンゲ≒0.57円。

エリア アルマトイ(カザフスタン)

今回の「中央アジア周遊」のルートです。＜再掲＞

【４〜５日目夕方まで】
中国国境のホルゴスからカザフスタンに入り、アルマティへ移動します。

朝、ホルゴスの安宿「商業賓館」を出発。

ホルゴス・ボーダー（中国側）

国境は10時前Open(北京時間)、1030手続き開始-1110完了。

門の手前で両替人から両替。①200元=5600テンゲ(ﾎﾙｺﾞｽ口岸/ﾚｰﾄ28.0)。

■ウルムチからカザフスタンのアルマティに行く方法は？ ＜再掲＞

昔は、阿拉山口経由の国際列車で行くのが主流だった。しかし、今日ではホルゴスと言う新しい国境を通る国際バスが、安くて早いので、こちらが主流のようです。

なお、更に安く方法は、ホルゴスまで国内バスで行き、国境を越えてカザフスタン側に入り、乗合タクシーでアルマティまで行くのが、安くて早いと現地の掲示板に書かれていた。

１．国際寝台列車・・・切符代919元（約15,200円）、所要30時間。
２．国際寝台バス・・・切符代460元（約7,600円）、所要24〜27時間。
３．ウルムチ〜ホルゴス寝台バス・・・切符代150元（約2,500円）＋
　　カザフスタン側〜アルマティ乗合タクシー・・・3,000テンゲ(約1,900円)。
　　　　　　　　　　　　　　　　　合計約4,400円。全所要22〜24時間。
　　＊ウルムチ〜ホルゴス寝台バスは、上段160元、下段170元になっていた。

今回は・・・勿論一番安い、国内寝台バス＋乗合タクシーの手段で行ってみます。

＊地図の出処：https://www.jetro.go.jp/jfile/report/07001172/kz_logistic_environment.pdf

中国側の出国手続きは40分程で済んだ。1030-1110
国境手続き（中国）は、パスポート＋入国時の半券のみ。

さて、ここからカザフ側ボーダーまでの移動がひと苦労だった。
・あると思っていた、連絡ミニバスが見当たらない。無いみたい。
・どうせ国境は、出稼ぎ中国人だらけ。困っても彼らに聞けば済む。と思ってた。
　所が、中国人が居ない！中国語の通じる中国人がゼロだった。どうなってるの？
・カザフ人かカザフ族の中国人ばかり。ロシア語なら通じるみたいだけど。。。
・トラックも見当たらずヒッチもできない。どうやら別ルートのようだ。　
・停まってるバスにカザフ・ボーダーまで乗せてとお願いすると、100元とか無茶言う。

イミグレエリアから見えた雪山。

途方に暮れかけて、、、バスはすごい数が並んでいる。
バスに飛び乗って「カザフのボーダーまで」とお願いすると、ＯＫ頂いた。

10元差し出したら、「20元」と言われてしまった。仕方なし。

バスは直ぐに、カザフ側のボーダー前に着いた。

・ホルゴス中国国境1200-カザフ国境1210(Busヒッチ,20元≒330円)

しかし、ボーダー前で多数のバスが停車してるだけで、一向に動かない。
よく見ると、20分に１台位のペースでバスが中へ入っていく。

結局２時間以上待って、イミグレに入れた。

・カザフ側ボーダー1420＝ｶｻﾞﾌ時間1220-1245完
・国境手続き（カザフ側）は、パスポート＋入国カード。

待たされたカザフのイミグレ手続きも完了。建物から200ｍほど歩くと出口があった。

そのまま進むと、水が殆ど無い広めの川があった。

ホルゴス（霍尓果斯）の簡易地図です。＜再掲＞

橋を渡って少し行くと係官が居て、そこを抜けると、どうやらボーダー・エリアを抜けたことになるみたい。

係官がいたすぐ先には、何台も車があった。
ヤッター、こりゃすぐにアルマティへ行けそうだ。

・・・しかし、車はあるが客が居ない。客が来ない。
ボーダーからは誰も歩いて出てこない。う〜〜ん。。。
まあ、まだカザフ時間の13時だ。たっぷり時間あるのでのんびり待とう。

待ってる間に、暇そうな運ちゃん達と雑談していると、一人の運ちゃんが「この先にシェアできる場所があるよ」と言ってきた。

20元で数キロ先に移動。

シェアタクシー乗場に到着

・ｶｻﾞﾌ国境-Taxi乗場(Taxi,20元≒330円)

そこは、広い広場に先ほどより多くの車が停まっている所だった。
しかし、同様に車はあるが客が居ない。

またまた待ちぼうけ。。
と、どこから来たのか、満員のミニバスが来た。全員降りて各方面の車へ。
アルマティ行きも一気に満席になり、即出発となった。

カザフのボーダー・エリアを抜けてから、合計2時間半近く待ってやっとアルマティへ出発。

出発まもなくして食事休憩。

「ラグメン」と言ったら「ラグマンね」と店の人が教えてくれた。
そうか、カザフでは「ラグマン」って言うんだ。

＊そう言えば、ウルムチでは「ラグメン」が通じ難いのに驚いた。
　中国人（漢民族）が増えたからか、中国語の「伴麺」と言うのが普通になっていた。

食事後、再びアルマティへ向けて疾走する。

国境からアルマティまで378ｋｍの景色は・・・平地が続くばかりで、余り興味を惹かない眺めだった。

アルマティの街に入ってきた

乗合Taxiは、料金内で宿まで行ってくれるシステムだった。ラッキー♪
しかし・・・目的の宿「Almaty Central Hostel」の住所に着いたが、「そんな宿は無いよ」と地元の人が言った。。。

入念に探すも、どうやら無くなったみたいな感じ。

・ｶｻﾞﾌTaxi乗場1420-ｱﾙﾏﾃｨ1910(乗合Taxi,378ｋｍ,100元≒1,650円≒2,900テンゲ)

両替所があった。
両替②2回目, 200元=5860テンゲ(ｱﾙﾏﾃｨ/ﾚｰﾄ29.3)。1テンゲ＝0.56円。

中国国境からの移動は、中国元が使えたが、中国に近いここアルマティの町も、予想通り中国元からの両替が多くの所で可能だった。

近くの別の安宿を探したが、方角を間違えたあげく、そもそも住所を控えていなかったチョンボもあり見つからず。
仕方なく地球の歩き方に載っていた「Hotel Saulet」に行くも、異常に高くなっていてパス。

その時点ではもう真っ暗。一瞬「宿なし！？」が脳裏をかすめた。
覚悟を決めてタクシーで宿探ししよう。
Hotel Saulet前から白タク400テンゲで「Almaty Backpackers」行ってもらった。

真っ暗な中、Almaty Backpackersは何とか見つかった。宿が見つけにくかったので、白タクにはチップ込で600テンゲ(340円)支払。

アルマティの安宿「アルマティ・バックパッカーズ,Almaty Backpackers」

残念ながらドミは満室。高い個室は空いていた。
真っ暗だし、宿探しに疲れたので、個室に逗留。　

アルマティの安宿「アルマティ・バックパッカーズ,Almaty Backpackers」

チェックイン後、直ぐに近くの店へ食糧調達に行くも、ビールは置いてなかった。
レストランがあったので覗いたが、ビールも食事も高かったので止めた。
今晩はパンとジュースで我慢。何ともひもじいなー。。

アルマティの安宿「アルマティ・バックパッカーズ,Almaty Backpackers」

【価格】ツイン、3,000テンゲ（約1,710円）。　
　　　　＊飛込みで利用、ドミは満室だった。
【設備】ファン無し。室内ホットシャワー・トイレ洋式。Wifi,キッチン,物干場あり。充電可。
【場所】Add：Str. Markova 46 Acrossing Timiryazeva, Almaty
　　　　地図：http://www.hostelbookers.com/hostels/kazakhstan/almaty/95791/map/　
　　　　Tel: [phone] 　
　　　　E-Mail: [e-mail]　　URL：なし
【評価】★★☆☆☆　　(1泊) お勧めしない。

コメント
・遠くて不便。夜は警備員だけでスタッフは不在。共用スペースは狭くて利用し難い。
・部屋は改装して新しいが造りは粗い。
・宿にビール無し。付近の売店にも無し。付近のレストランのビールは高い。

朝、Taxiで駅へ。
アルマティのTaxiは白タクが殆ど。
朝の郊外で白タクは居るだろうか？と心配したが、通りへ出ると数台客待ちしていた。
リタイヤした人達が、自家用車で小遣い稼ぎしているような感じだった。

アルマティの駅に到着

・宿-アルマティ駅(Taxi,500テンゲ≒290円)

アルマティ駅

アルマティ駅の切符売り場

タイミング良く、駅のカッサ（切符売り場）は、08時にオープンだった。

入った右手にカッサあり。銀行のように順番カードの発券機があり、カード持って待つ。窓口で並ぶことも、押し合いへし合いすることもなく便利。

今日の列車番号、駅名、時刻のメモを窓口に出した。
寝台のロシア語は解らなかったので英語で言ってジェスチャーした。
直ぐに買えた。
4500テンゲ・・・予想より高かったので１等寝台？・・・不明。

・アルマティ1740-シムケント+1000(1等?寝台列車,608km,4,500ﾃﾝｹﾞ≒2,565円)

手荷物預かり所が駅に入った左手にあった。夕方までリュック1個400テンゲだった。

アルマティ駅の駅前通り

駅から南に行った交差点に両替所があったので、150元を両替した。
両替③150元＝4380テンゲ(ｱﾙﾏﾃｨ駅南/ﾚｰﾄ29.2)。

＊アルマティ駅の中にも両替所があり。＄・ユーロからの両替可能だが、中国元は表示なしだった。
＄・ユーロの両替レートは、街中に比べると0.5％ほど悪い程度なので、誤差範囲と言える。

1740の夜行までアルマティの町の見物に向かいます。

ネットで「アルマティ・ウォーキング・ツアー」と言う散歩コースを紹介している地図があったので、「一人ウォーキング・ツアー」へ。

＊ALMATY WALKING TOUR
＊地図の出処：http://eurasia.travel/kazakhstan/cities_towns_places/southeast_kazakhstan/almaty/

ALMATY WALKING TOUR の南から開始して、駅に戻るコースにします。

アルマティ駅の左手方向にある地下鉄駅から、南のツアー開始地点近くの駅に移動。

目的の地下鉄駅に着いて地上に出た。1020、ウォーキング・ツアー散歩開始♪

・アルマティ地下鉄＠80テンゲ≒45円

さすが、いい道だ。

昨日宿探しの途中に見たエッフェル搭・・・の模造品。

独立記念碑と言う所。

独立記念碑

独立記念碑と噴水

車道に沿って、緑一杯の道が続いている。

まるで森の中に街を造ったような感じがした。

カザフスタン・ホテル・・・てっぺんがカザフスタンらしい造形になってた。

小鳥・・・色んな国でよく見る鳥だ。

旧ソ連の名残なのか、銅像があちこちにある。

銅像にも増して、噴水も至る所にアリ。
小さな公園でもどこでも。カザフ人はよほど噴水が好きなんだ。

予想外だった。

中央アジア＝乾燥地帯のイメージだったが、アルマティは街中が緑一杯で、街もキレイ。

アルマティの周囲には雪山も遠くに見えたので、雪山からの水が豊富なのかな。

小さな噴水

読めない文字

大き目の噴水

商店

住宅

エアコンも付いてので、夏は暑く、でも冬はマイナスの気温なんだろうな。

銅像と、奥に噴水。セットみたいなもんだな。

1217、劇場?

ほんとキリル文字はチンプンカンプン。

またまた噴水

旧ソ連風の建物

ビールタイム♪

１時間ほど休憩した。1240〜1340

「２８人のパンフィロフ戦士公園」と言う名前の公園

公園の奥にあった「ゼンコフ正教教会」

ゼンコフ正教教会

ゼンコフ正教教会

1433

ホコ天の通り

中央モスク

そう言えば、朝から何も食べてない・・・ラグマンを食べよう♪

・・・おいしくなかった。
炒めた具材が油濃くって・・・

＊この後の各地でも、美味しいＢ級グルメは無かった。
　やっぱりカシュガルのウイグル族が作る料理が段トツだ。

1620散歩終了。アルマティ駅に戻ってきました。


＊この後、夜行寝台列車でシムケントへ行きます。