2012/02/08 - 2012/02/08
407位(同エリア1081件中)
きーぽーさん
平日、息子(2歳1ヶ月)を保育園に送り届けてから毎回デパートもつまらないので、自宅近くで、娘(0歳2ヶ月)を連れてお出かけできるところ・・・と、前々から気になっていたスポット・自由学園明日館へ行ってきました。
自由学園明日館(じゆうがくえんみょうにちかん)は、大正10年に設立された女学校で、その校舎は有名な建築家フランク・ロイド・ライトとその弟子の遠藤新の設計による建物です。
建築の細かいことは全くわからない私ですが、まるで日本じゃないような、その存在感と雰囲気に惹かれていて、場所が近いこともあり一度いってみたい!と思っていたのでした。
1時間強で楽しめるお気軽スポットながら、歴史ある建造物の中では時間の流れをゆっくりに感じ、心穏やかに過ごせました。
鑑賞券に+200円で建物内で喫茶ができるので、これまたうれしい。
すごいつながり(?)も発見して、これだから旅(というほどではありませんが・・・)って面白い!!と思えた充実&素敵時間でした!
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 徒歩
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-
息子を保育園に連れて行った足で、娘と二人で池袋へ。
池袋メトロポリタンホテル(お手洗いを拝借〜。綺麗なので娘の支度等もちゃっかり・・・)を抜けると一気に静かな住宅街になります。
案内のとおりに進んでいくと、ありました〜
敷地内に入る際窓口でチケットを購入します。入館料は400円、喫茶つきだと600円です。
想像していたよりずっとこぢんまりしています。ホールや講堂が見学できない日が結構ありますが、せっかくなので、全館開放している日に行くのが良いと思います。 -
自由学園明日館は現在は東久留米市に移転していますが、昔使われていた建物を動態保存として一般に開放しています。
結婚式などもできるそうで、私の前に受付にいた人は、結婚式の打ち合わせでいらしてました。一般教室のテーブルで打ち合わせをしてましたよ。
こちらの学校を設立した羽仁吉一・もと子夫妻は、同じく「婦人の友社」の設立者でもあります。出版物が入口はいってすぐのお部屋に展示されていました。 -
入ってすぐの会議室。
いわゆる教室はこんな感じのつくりです。
天井が三角なのがまず印象的です。吹き抜けというか、通常の平面の天井がないっていうか・・・(素人なので表現が適切でないかと思いますが・・・)。
屋根の形がそのままで、梁などがないので、修理を行ったときにはその重みで屋根がかなり下がってきてしまっていたそうです。 -
こちらは2階というか、中2階にある食堂。
なんというかーアメリカの寄宿学校みたいな感じですよねぇ。
時代云々はまったくわかりませんが、私が大好きだった若草物語とか、ああいう女の子たちが通っていそうでかなりひきつけられたのでした。
そういうのあこがれていたんです、私。 -
窓がたくさんあって、光を沢山取り入れています。食堂は広い中央のスペース(↑上の写真)を囲んで、一面に暖炉(↓下の写真)・三面にこういった小さいスペースが突き出ている感じです。
変なたとえですが、上から見ると折り紙で作るやっこさんみたいな・・・?
この小さいスペース(やっこさんの手足の部分?)は、もともとはバルコニーだったのを生徒が増えた際に遠藤新氏により改築されたそうです。
この椅子、独特ですよね。
椅子は当時の規格の板サイズをそのまま利用できるように(低予算で製作するため)デザインされたものだそうです。右側は新たに同じデザインで大人用に近年製作されたものだそうです。ちなみに、購入もできます。59000円!!だったはず。 -
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照明も凝ったつくりです。
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また少しだけ階段を上がって2階にのぼります。
遠藤新氏の師匠・ライト氏は、建て替える以前の帝国ホテルの設計をされた方だそう。
その際使用した石?が飾られていました。 -
こちらがホールの窓。
お庭の桜が見えます。
桜の時期は開放時間が長くなって夜桜も楽しめるんだそうですよ。行ってみたい!! -
見下ろしてパシャリ。
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ミニチュアがありました。
各学年1クラスずつ、くらいの教室の数です。 -
このライトなども有名みたいですね。
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教室の椅子。
背もたれの部分がカーブして座りやすくなっています。 -
小教室の天井。
こちらの自由学園明日館ですが、
ものすごーく素人の感想ですが、
・廊下とかは天井が低くなっていて、お部屋に出たときには吹き抜けだったり、屋根まで天井が抜けている感じで高さを感じる
・窓のデザインも含め、三角屋根とその角度が共通してあちこちに使われていて、統一感があるかんじ
です。
この古さと、凝ったかんじがとってもいい雰囲気。 -
いったん建物をでて講堂へ向かいます。
こちらは建物正面にある桜の木。
丁寧にお手入れされていました。 -
講堂の概観。
こちらは、生徒が増えたために新たに建てられたもので、すべて遠藤新氏設計だそう、です。 -
中はこんな感じ。やっぱり三角屋根なんですよね。
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二階から見下ろすとこんな感じです。
ホールや講堂は、コンサートなどでよく使用されています。 -
照明も独特の形。
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窓はこんな。やっぱり凝ってます。
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また戻ってきて先ほど上から見下ろしたホールでお茶をいただきます。
お手製クッキーがついています♪嬉しい♪
あれ、このコーヒーカップって・・・と思ったらやっぱり、自由学園オリジナルでした。屋根や窓の傾斜をイメージしたデザインだと思います。 -
こんな椅子とテーブルに腰掛けてティータイム☆
なんだか、時間がゆーーっくり流れていくようです。
ああ、しあわせ〜〜 -
あ、またもや忘れ去られていますが娘さん。。
ずっと寝ていますの♪
ありがたやー。
抱っこで行きましたが、ベビーカーは階段等があるので持ち込まないほうが賢明だと思います。 -
こちら(ホール)にも暖炉が。。
石を良く使用しているのですが、こちらパンフレットを見ると、「ライト建築の特徴である大谷石を多用」・・・って、ん、大谷石?
先ほどの帝国ホテルで使用された石というのもそれですよね。。
大谷石って、大谷石って・・・地元に疎い私ですが、栃木だよね?なんか栃木に縁のある人なのかしら〜なんて思いながらパンフレットを読み進めていたら、「!!」びっくりなものを発見! -
こちら、遠藤新氏が設計した講堂3部作
・こちらの自由学園明日館の講堂
・現在の自由学園の講堂(東久留米市)
・久保講堂(栃木県真岡市)
はっ?!栃木県真岡市?!・・・こんなところで意外すぎる地名を目にするとは!
そして久保講堂と聞いてもぴんとこないまたも地元に疎いわたし・・・調べるとものすごく自分に身近なところに存在していたことを知り、さらにぴっくり。
そんな偶然でいろんなことがつながって、世界が広がったり、新しく知る事ができるのって素晴らしいですよね。と、一人興奮したのでした。。。 -
ちなみにこの日の夕方から帰省しようとしていたのも、さらにすごいタイミングだったとドキドキしてしまった(笑)。
帰省したときに撮った久保講堂の写真です。
うん、なんとなく似ている感じもしますよね。 -
こちらから見るとさらに納得しますね。
久保講堂については次の旅行記でも触れる事にします。
(http://4travel.jp/traveler/keypow/album/10644607)
外観だけ見られればラッキーと思っていたら、こちらもちょうど催しがあったので中にはいることができました。 -
また明日館にもどります。
旧約聖書の一部を生徒たちが描いたものだそうです。
生徒たち、レベル高いわ。。 -
ゆっくりお茶を楽しんだ後は、併設しているショップ(JMショップ)へ。
ショップにいくだけであればチケット等は無料です。
建物向かって右側から入って、左側から出るのが順路ですが、左側の入口から入ればチケット無しで入る事ができるそうです。
実はここにいくのも楽しみの一つだったんです。
中は、本当に子供の事を考えているんだなーというような質の良いおもちゃやグッズが沢山あります。お高いですけどね^^;。
見ているだけで楽しいです。 -
なんだかかわいい絵柄の絵本があったので買ってしまいました。
あとは実家へのお土産にパウンドケーキ。
手作りらしくやさしい素朴なお味です♪ -
-
で、これが買いたかったのです〜〜
クッキー詰め合わせ。
手土産で紹介されているのを何度か見かけて、この整然さ、美しさに、いつか買ってみたい・食べてみたいと思っていたのでした! -
見てください。美しい〜〜
食べるのがもったいない!
それぞれお味や硬さがちがって、ひとつひとつ丁寧に作っているんだなーって感じです。
ということで、近場で、どこか喫茶店に入った気分で楽しめてしまう自由学園明日館。見学して、お茶して出てくるまでほんの1時間強だったのですが、ものすごく有意義な時間を過ごせました。
(実際は、ショップで結構なお買い物になってしまったんですがね、あは☆)
でも本当に、またお茶しにいきたいなと思ってしまいます。
こんな素敵なお出かけ、もっと沢山したいです。
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