2012/01/07 - 2012/01/10
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bunkichiさん
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新年早々からサイパンに行ってきました。
今回もダイビングに夢中のカミさんに付き合って行ったものの日頃の不摂生から体調もよくないので早々にリタイアして前回行けなかったチャランカノアの町を日本統治時代の痕跡求め歩いてみました。
しかしながら、ここもまた風化が一段と進み、朽ち果てる寸前の状態でした。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ガラパンからチャランカノアの町目指してビーチロード沿いの歩道をトボトボ歩いてみました。
本当は自転車で行くつもりだったのですが、乾期のはずのサイパンは、なぜか天候不順でスコールというより台風のような天気。
これでは、自転車では無理と仕方なく歩いたわけです。
途中、トーチカの上に太平洋戦争中の日本軍の九七式中戦車があります。 -
その戦車のそばには「もし、艦砲射撃をさえ止めてくれれば」と記された案内板が設置されてます。
おそらくこの海上は米国軍船で埋め尽くされていたのでしょう。
このようにサイパンではあちらこちらに太平洋戦争の史跡が残されてます。 -
しかしながら、昔このビーチロード沿いをはじめ、島の周囲をサトウキビ列車が走っていた痕跡は、この場所には何も残されていません。
かろうじて砂糖王公園(Sugar King Park)に野ざらし状態のサトウキビ列車機関車が残されているだけです
左図は野村進著書『日本領サイパンの一万日』より抜粋 -
ビーチロード沿いの歩道もなくなり、サイパングランドホテルを通り過ぎると左手に前回も訪れた日本人墓地が現れます。
-
逆に右手方向に進むと、シュガードッグと呼ばれる桟橋が現れます。
今はこの周辺のビーチはシュノーケリングや体験ダイビングのスポットです。
かろうじて、この名称だけが昔この地に日本の製糖工場が栄えていた事を伝えているに過ぎません。 -
再び、進行方向を日本人墓地に戻して地元の高校(Mout Carmel School)方向に進みます。
このあたり一体に製糖工場があったと云われてます。
サイパン島チャランカにあった南洋興発サイパン製糖工場
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:NKK_Saipan_sugar_mill.JPG -
すると教会墓地の所に鳥居が見えるではありませんか!
-
十字架の墓地に鳥居となん不思議な光景です。
元々この場所には南興神社があったそうですが、1949年に教会(St.Carmel Church)が建てられ教会の所有地になっています。
南興神社図面:
http://www.himoji.jp/database/db04/permalink.php?id=1930 -
鳥居の柱には南洋興発の社長で「砂糖王」と呼ばれた松江春次の名が刻まれています。
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かつては春日造の本殿があったそうですが、さすがに影も形もありません。
それでも当時の燈籠だけは残っています。 -
この墓地から住宅地に入り込むと雑草のなかに放置された建物が目に入りました。
なんとこの建物こそが南洋興発サイパン本社屋の一部ではないかと云われてたものです。
何年か前まではマイクロネシアン・リーガル・サービスのオフィスとして使用されていたのですが、その後売り出されて買い手がつかずぼろぼろ状態になっています。 -
雨は一段と強くなり、持ってった地図も濡れて、よくわからないまま街中を散策すると、おそらく日本統治時代のものと思われる水タンクが現れました。
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たぶんこれは南洋興発の社宅ではないかと思います。
どれも雑草の中に埋もれていました。 -
そんな放置状態の中、Willam s Reyes小学校の横に立派な木造住宅が現れました。
この建物こそが日本統治時代の教員官舎で、二棟並んでます。
一棟は手入れも良く、まだ使用されているようです。 -
外壁は近頃では珍しくなった杉の板張りで、軒が付いた伝統構法日本住宅です。
杉などの材料は日本からの物ですが、普請はサイパンの人々(チャモロ人・カロリニア人)によるものです。
(丸平木材店ホームページ「サイパンに残る日本住宅」より) -
しかし、もう一棟の方は......
誰も使用しておらず売り出されているようで、かなり痛みが激しい状態になっていました。
じっくり見ようと近づくと....。 -
すると、けたたましい鳴き声ともに大型犬が近づいきました。
ヾ(@† ▽ †@)ノうわーん
前回は灯台探しで犬に追っかけられ、今回も追っかけられるとは....。
結局、室内を見ることはできず雨の中、来た道を戻りました。
ホテルに戻ると歩数計は2万7千歩を示していました。 -
疲れた足を癒やすためフィエスタの近くのマッサージ屋に行く途中、GINGER AVENUEと標された道の所に(サブウェイの対面)なにやら奇妙な建物がありました。
これは奉安殿です。
奉安殿(ほうあんでん)とは、戦前の日本において、天皇と皇后の写真(御真影)と教育勅語を納めていた建物です。 -
説明プレートには「この奉安殿は、第一国民学校の校庭にあったものです。
このたび、戦後65年ぶりに北マリアナ史跡保存局(HPO)、パブリックランド局(DPL)、マリアナ政府観光局(MVA)のご理解により復元できました。2010年11月1日 日本人有志の」と記されてました。
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