鳳凰山登山

2011/08/14 - 2011/08/16

鳳凰山に行って参りました。
『なんちゃって登山』のFitzでございます。

同行者はタルトさんです。

今年のお盆は天候が良さそうで
山に行きたいと思いました。

色々候補はありましたが、

『とにかくオベリスクを見てみたい。』

その一点でのセレクトです。

鳳凰山　標高2840m　標高差1614m

2泊概要
8月14日〜8月15日　韮崎市　鳳凰小屋
一泊二食　一人8000円（直接電話予約）

8月15日〜8月16日　伊那市　ホテル青木
素泊まり一人1泊4500円（直接電話予約）

移動は車で8月14日朝4時00分からスタート
名神から中央自動車道で韮崎ICまで行きました。
それからは一般道を走って
さらに林道を走り、青木鉱泉へ

帰りは　中央自動車道　瑞浪IC　から
名神で帰ってきました。

記録です。
2011年8月14日登山　天候　曇りのち雨

03時00分　　出発
11時00分　　青木鉱泉駐車場到着

11時18分　　青木鉱泉を出発（ドンドコ沢登山道）
12時24分　　5分休憩
13時06分　　南精進ケ滝到着　10分休憩
13時58分　　5分休憩　
14時36分 　 5分休憩　
14時56分　　白糸の滝到着　5分休憩　
15時31分　　五色の滝到着　5分休憩
15時56分　　5分休憩　（バナナを食べる）　　　　　　
16時30分　　鳳凰小屋到着
（出発から5時間12分経過）

17時30分　　夕食
18時30分　　就寝


2011年8月15日登山　天候　晴れのち曇り　

05時30分　　朝食　
06時17分　　鳳凰小屋出発
07時09分　　地蔵岳　到着（30分　オベリスクを堪能）　
08時17分　　15分休憩　（パンを食べる）
08時44分　　鳳凰小屋分岐点到着
09時15分　　観音岳　到着　5分休憩
09時47分　　薬師岳　到着
10時00分　　薬師岳小屋到着　トイレ休憩
10時20分　　薬師岳に再到着　青木鉱泉へ
10時57分　　5分休憩
11時55分　　5分休憩
12時57分　　5分休憩
14時08分　　青木鉱泉に到着
（出発から7時間51分経過）

旅行費用一人約30500円
ガソリン現地価格は1リットル147円〜157円でした。

鳳凰山は　
　
地蔵岳　観音岳　薬師岳　の総称です。


写真は地蔵岳にあるオベリスクです。

素晴らしいの一言
　
青木鉱泉からのルートが
笑えるほどきつかっただけに
本当にご褒美に感じました。

鳳凰山は日帰りではもったいない。
本当にそう思いました。

エリア 韮崎(山梨)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

『14日からお盆のUターンピークが始まる。』

そう報道されるのを鵜呑みにして

太陽が出るか出ないかの時間に
車を走らせてしまいました。

SAのチェックをする間もなく
ひたすら高速を走らせました。

その甲斐もあり渋滞にはハマらず。

韮崎ICを出たら左に向いて

1分も走らないうちに

みつかったスーパー

ここで登山食材を購入しました。

タルトさんは他の食材を見るとかで

『好きなバナナ選んで』

いっぱいあり過ぎて

選べないんですが・・・

青木鉱泉までの道は

青木鉱泉のwebで

紹介されているルートが

一番わかりやすいです。

写真は気持ちのいい国道20号

走っていると『鳳凰三山』

などという看板も出てきます。

青木鉱泉のwebの指示通り走ると
こんな道に出ます。

橋みたいな道だけど
ガードレールはありません。

落ちたら色々な意味で痛いです。

何やら道が怪しくなってきました。

やっぱし林道

空木岳の林道を横暴に走って

車の足回りを傷つけた
苦い過去があるので

今日はゆっくり走行

石を置いたのは

一体誰だ？

違うでしょ！

早くこの場を立ち去りましょう。

青木鉱泉と御座石鉱泉
どちらを起点にするか
選択する必要があります。
　　　
Fitzの持っているテキストでは御座石を推奨
図書館で読んだテキストでは青木を推奨

御座石だと鳳凰三山のコースを
往復する必要があります。
2時間ほど長く歩きます。

青木はコースがきついという噂が・・・

少しでも無駄な部分は省きたい

ということで青木を選択

途中からは
『青木鉱泉』or『青木登山口』

という文言を探して走ります。

青木鉱泉に到着

休む間もなく準備しました。

駐車場代は2日で1500円

登山スタート

青木鉱泉からなら
『ドンドコ沢コース』と『中道コース』

スタートまでに選択する必要があります。　
両コースを比較しておきました。
登山時間（約6時間）
下山時間（約3時間）は同じだそうです。

　　　　　　　　宿泊小屋　　　風景　　水場
ドンドコ沢　　鳳凰小屋　　　　滝　　　有り
中道コース　薬師岳小屋　　　無し　　無し

①ひたすら登りだときつくなること
②登山時は水場が多い方が良いこと

ということでドンドコ沢コースに決定！！

迂回路って何だ？

何かあったのかもしれない

右にある階段を下るのですが

確かに増水時は厳しい

工事中のようです。

登山道が
このように土砂崩れ

迂回していたのでした。

あとでわかりました。

写真中央奥に下山の人がいます。

下山の人とのFitz達との高さの差が
ビルの2階分くらいあるかなぁ・・

落ちたらこわいのです。

写真ではなかなか伝わらない

左はすり鉢みたいな谷

道幅が狭いです。

そして上り坂

結構キツイです。

ドンドコ沢コースの最大の欠点は

目的地までの時間が書かれてない事
『○合目』などの記載もないこと


マイナー登山道なのかなぁ
人とも出会わないし
道が合ってるのか
不安になってきます。

タルト曰く
『もうすこし道幅があればいいのに。』

道幅が狭い割に
一度落ちたら止まらなさそうな急勾配

下山時だと疲れているから足を取られるかも。

Fitz『落ちたら助けに行くから大丈夫』
タルト『いやいや、こんな勾配・・・
　　　　助けを呼びに行ってくれる方がいいよ。』

途中、道幅15cmの場所や抜けている所もあり、
もう少し整備してくれたらいいのに

例に漏れずロープ様が出てきました。

2箇所ほどあったと思います。

タルトさん曰く
『石鎚山の鎖道の方が怖い』

Fitzはこちらの・・・
『滑落したら何処までも』
って方が怖いけどなぁ

写真の道は右下から登って
左下に抜ける登山道だったかな。


赤い目印を見落とすと
迷ってしまいます。

南精進ケ滝に到着

本当に人と出会わない

途中登りにくい箇所もあります。

腕を使って登るしかないです。

鳳凰の滝は登山道から外れてます。

道標は最低限の表示しかありません。

鳳凰小屋まであとどれくらいあるか
全く不明なので

寄り道したくないという心理が働き

鳳凰の滝には寄らないことに

南精進ケ滝⇒白糸の滝

残りの距離がわからず
この間が心理的にきつかった
何時になるか想像がつかず

高度計などの装備が
自分達には必要かもしれないです。

あとは読図の勉強も必要

こんな石の近くも歩きます。

変化に富んでますが

ゆっくり見る余裕無し

白糸の滝です。

このあと交差した5人くらいのパーティー
メンバーの女性がキツそうな表情で下山

リーダーに小屋までの情報を聞くと
『日没までに着くかな？
早くて18時30分くらいかな』

マジすか。

道標の情報が少ないから
休憩も少なめにして
歩いているのに

登山前、青木鉱泉でタルトに
『ライト要るかな？』

タルト
『日没までに着くから
要らない要らない』

それでも何かあったらと
ライト一人分だけ持参

後にわかるのですが
これは大正解でした。

『断捨離（だんしゃり）女、タルト』　
には絶対に聞いてはならない

怖い怖い

このあたりでは
『一体いつ着くんだ？』

そればっかりでした。

一段が常に階段1段飛ばしくらいの高さ

結構効きます

やっと五色滝に到着

看板が古くて

なかなかよかったです。

でもまだ余裕無し。

五色滝も下まで降りたら
もう少し綺麗なんだろうけど

余裕が無いのでここで撮影

あいかわらず

バナナはおいしい

もくもくと歩きました。

この頃、下山を中道ルートにするか
真剣に考えてました。

帰りは御座石の方がいいのか？
青木に車があるし。
タクシー呼ぶの面倒だけど・・・

タルト曰く
『御座石から青木までの林道を
タクシーで5000円以下ならそれでもいい』

鳳凰小屋の人に聞くという結論に

少しおかしくなっているFitz

Fitz
『おいしそうなキノコだよ。
何かあっても食料には・・・』

タルト
『要らんし。斑点あるから毒ありそう。』

食料は沢山持っていってたので
何かあっても大丈夫なんですが
こういう冗談言ってないと
やってらんないというか。

広い場所に出てきました。

山のてっぺんに何かあります。

オベリスクのようです。

この場所からが早かった。
あとで持ってた地図をよく見ると
等高線の幅が広い広い
ここからが平坦な道だったんです。

毎回勉強です

写真では見えにくいのですが
水が流れてます。

少しおかしくなっているFitz

Fitz
『水がおいしそうだよ。
ほら、冷たくて気持ちがいい。』

いつもなら絶対に飲まないのに
今日は水が綺麗だったのでゴクゴク

冷たくておいしかった。

それに釣られてタルトもゴクゴク

このルートはずっと

道標が無いときは

写真のように
木に塗られたペンキの方向に
向かって歩きます。

よく見ておかないと
タルトさんとダブルチェックしながら
歩きました。

距離が書かれていると思ったら

今度は行き先が消えている

でも、おかしくなっているFitzは
道標を凝視
『鳳凰小屋とうっすら型が残っている！！』

鳳凰小屋まであと100mだよ。

本当にもう少しだ。

着きました。
鳳凰小屋

通常6時間かかる予定が
5時間10分ほどで到着

わからないから
頑張ったんでしょう。

鳳凰小屋の主人に
中道ルートのことを聞くと

『青木から来たのなら、
普通は中道ルートだよ。』

結局、中道ルートで戻ることに

今日宿泊する場所です。

大部屋の端でよかったです。

ライト持参してよかった理由は

消灯後は真っ暗になるから。

夜中のトイレ時に必要

夜中

持参は常識のように

断捨離女タルト『ライト出して』

マジすか

苦笑い

鳳凰小屋では水は豊富

冷たくて気持ちいい

とてもおいしかったです。

小屋の横にはテント場があり、

すでに沢山の方々が陣取っていました。

トイレはバイオトイレですし、
なかなか快適

今日は飲もう飲もう

1本600円のビールです。

少しぬるめですが

とてもおいしかった。

夕食はカレーです。

Fitzはおかわり

翌朝です。
スタート時に出てくる橋

気をつけないと

落ちますね。

朝6時30分から
この坂はキツイ

例えるなら
朝からカレーをがっつくような感じ

登山道から横を見たときに撮影

木の角度で
わかってもらえるでしょうか

朝イチからキツイ

日差しも凄いです。

必死で登ります

ふっと後ろを振り返ると

凄い雲海が

地蔵岳についたかも

お地蔵さまが沢山います。

オベリスクです。

天気も良くて素晴らしい

こんな場所が日本にもあるんだ。

圧倒されます。

これだから登山やめらんない

すぐ横を見ると

ああ・・・懐かしい
甲斐駒ケ岳じゃないか！！

やっぱり甲斐駒ケ岳は綺麗

お地蔵様と甲斐駒ケ岳

タルトの上司はこのお盆に
甲斐駒ケ岳へ

部下のタルトは鳳凰山へ

笑えます。

観音岳の方角を見ると

うっすら富士山が・・・

嬉しくなります。

オベリスクが目の前に

人も見えるので大きさは
わかってもらえるでしょうか・・

オベリスクの上は
どうなっているのでしょうか？

上に行ってみました。

オベリスクって結構大きいのです。

下に行くとこんな感じ

オベリスクの上です。

半分くらいまでは
登りましたが
かなり高いので
今回はやめときます。

いつか登りたいですね。

地蔵岳からみた下界

綺麗です。

地蔵岳⇒観音岳⇒薬師岳　

移動の間ずっと右手に見える山

北岳と間ノ岳です。

写真右が北岳、左が間ノ岳

本当に綺麗

気持ち良さそうでしょ？

天気が良かったので

眺望も良く
言うこと無しでした。

観音岳頂上です。

これから進む先です。

行きますよ〜。

気持ちのよい道です。

右手に北岳＆間ノ岳です。

薬師岳に着きました。

鳳凰三山全て行きましたね・・

ということで・・・

鳳凰山！！制覇です！！

薬師岳から5分の薬師岳小屋

トイレ休憩です

チップを入れておきました。

薬師岳小屋付近に水場はありません。

雨水を利用しています。

小屋からは女性スタッフの笑い声が

楽しそうな小屋ですね。

再び、薬師岳に戻りました。

ここから下山の中道コースへ
向かいます。

北岳ともここでさよなら

中道コースです。

本当に木が荒れ放題で

ドンドコ沢より道は
わかりやすかったですが

荒れた木が凄くて

テレビでよくやってる

『ゴミ屋敷』

を訪問しているような感じ

道は確保されています。
わかりやすいですが、

倒木が放置で

凄いんですよね。

中道ルートは

必要時間も記載されてます。

わかりやすい

ひたすら降ります。

倒木が凄かった道より

高度が下がってきたみたいです。

笹のような葉が出てきました。

さらに下ると

日が照らない道になってきました。

ひたすら歩きます。

クネクネです

増水時は使用不可の近道


どんなだろ

すごいアバウトな橋です。

増水時はそりゃ駄目ですね。


色々考えてましたが

中道を登りにすると、同じような風景で
ひたすら登りだから退屈だろうと。
ドンドコ沢の標識を考えると

青木鉱泉から登るのなら
ドンドコ沢からの登山でよかったと
今となっては考えてます。

青木鉱泉です
無事帰り着きました。

ほっと一息です。
炭酸飲んで休憩しました。

下山の方々、みんな疲れきってました。
青木のルートはきついけど
これもまたよい経験です。

ここまでのお付き合い
ありがとうございました。