2011/03/08 - 2011/03/08
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reposさん
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サント・マリー・ド・ラ・メールは、カマルグ(Camargue)というローヌ川のデルタ地帯(780km?)にある町です。
その荒涼とした美しさと驚くほど多種類の鳥類が湿原に生息することで有名です。最も素晴らしいのは、春から夏にかけて巣作りのためにここに飛来するフラマン・ローズ(ピンク・フラミンゴ)の大群です。多くのフラミンゴは9月にスペイン、チュニジア、セネガルを目指して飛び立ち、2月には早い春の訪れに間に合うようにカマルグに戻ってきます。
ハイキングを兼ねて、この地方に生息する鳥たちを見て湿地帯を歩くためにポン・ド・ゴー鳥類公園(Parc Ornithologique de Pont de Gau)に目指しました。公園の案内所であるサントル・ド・ジネ(Centre d'Information de Ginès)はサント・マリー・ド・ラ・メールをD570で北西に4kmのところにあります。
この日は、町から公園までの往復と公園内の散策で21.4kmも歩きました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝、まず列車でアルルまで移動しました。自転車を載せる人がとても多いです。
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8時20分にAvignon Centreを出発する列車(TER 79509)に乗車しました。
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車内には、このように自転車専用のコーナーがあります。
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8時38分にArlesに到着しました。
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アルルからサント・マリー・ド・ラ・メールまでは約40kmです。
駅に貼ってある時刻表を見ると、朝夕を除いてほとんどバス便がありません。 -
駅前のタクシーらしき車に運転手は見当たらず、この人かなと思ったダバコを吸ってのんびりしていた男性に、「あのタクシーはあなたのですか?」『そうだけど。』「今は休憩中ですか?」『いいや・・・。』「サント・マリー・ド・ラ・メールまで乗せていただけませんか?」『バスのほうが安いよ。』「限られた時間なので、早く目的地に行きたいのです。おいくらぐらいですか?」『60ユーロだけど。乗るの?』「はい。どうぞよろしくお願いします。」というやり取りの末、この車に乗車することができました。
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このタクシーでサント・マリー・ド・ラ・メールに到着しました。だるそうにしながら乗せてくださった割には、60ユーロを渡すと、大変嬉しそうに受け取った運転手さんでした。
フランスではタクシーの乗車拒否が多く、フランス人が困っているシーンによく遭遇しますが、私はいつもタクシーに乗ることができ、特に嫌な思いをしたことはありません。 -
この日泊まったホテル、Mas Des Salicornesです。
Route D'arles, Les Saintes Maries De La Mer, 13460, France
Téléphone: +33 490978341
Télécopie: +33 490978570
E-mail: info@hotel-salicornes.com
朝のうちに到着したので、夕方のチェックインまで荷物を預かっていただいて、まずは昼食をとるため町の中心地に向かいました。 -
ふつうの民家の周りの湿地にフラミンゴや白い馬がいます。
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アルルで二又に分岐したローヌ川(グラン・ローヌ、プティ・ローヌ)と地中海に囲まれたフランス南部の三角州地帯、カマルグ(Camargue)で収穫されるカマルグ米はパエリアやリゾットに最適です。このお店で1kgだけ買いました。本当はもっともっと買いたかったのですが…。
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店主や牛のはく製と一緒に記念撮影しました。
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サント・マリー・ド・ラ・メールの中心部にインフォメーション(観光案内所)があります。
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サント・マリー・ド・ラ・メールの海岸です。波しぶきが飛んできて、風も強く、あまり長く立っていることができないほどでした。
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『海の聖マリアたち』という名前の町、サント・マリー・ド・ラ・メールは、この町に流れ着き、この地に残ったマリア・ヤコベとマリア・サロメが由来であるとされています(ナザレのイエスが磔刑に処せられた後、マグダラのマリア、マリア・サロメ、マリア・ヤコベ、従者のサラ、マルタ、ラザロたちが、エルサレムから小舟で逃れてこの地へと流れ着いたと言われています)。
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遠足のお土産物を買う小学生たち。キーホルダーが人気でした。
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海岸線から徒歩で北に約10分、サント・マリー・ド・ラ・メールの町の中心から400mに位置する、大自然の真中のホテル「Mas Des Salicornes」(全24室)に泊まりました。
廊下はなく、敷地内の庭側からドアを開けたら、すぐこんな感じで、シャワー、洗面所はありますが、簡素な田舎宿です。
レストランでは、地元プロヴァンスの名物料理を楽しむことができます。と言いますか、地元の人たちも含めて朝から賑わっているサロンのような食堂でした。 -
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昼食は地元のレストランでパエリアをいただきました。
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不動産の価額を見てビックリ。どれもこれも高かったです。
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町のあちこちでこんな風景が見られて、心がほっこりしました。
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ヨーロッパからのバカンス客はキャンピングカーでやって来ます。
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フランスのレジスタンス活動のヒロイン、Marie-Madeleine FOURCADEの記念碑があるロータリー(Rond point)。
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サント・マリー・ド・ラ・メールをD570で北西に約4kmの位置にある、ポン・ド・ゴー鳥類公園(Parc Ornithologique de Pont de Gau)の案内所、サントル・ド・ジネ(Centre d'Information de Ginès)にようやく到着しました。
入場料は7?で、展示は環境保護に力点が置かれ、この地方に生息する鳥たちを見て湿地帯を歩けるよう広大な園内が整備されています。 -
これはポン・ド・ゴー鳥類公園内のトイレです。
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いきなりフラミンゴが沢山いました。動物園で片足で立っている飛べないフラミンゴしか見たことがなかったので、ワクワクしながら広い公園内を散策しました。
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公園内は先生に引率された野外学習の幼稚園児、小学生が非常に多かったです。
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フラミンゴが飛んで移動しては、湿地帯に降りてくるんです。感動しました。大群が飛んでいる状態をカメラに収めることはできなかったですが、春になれば皆で仲良くチュニジアなどからカマルグに帰ってくるんだなぁと想像できました。
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野生のフラミンゴが飛んでいるところが一番見たかったので、頻繁に数羽で群れて飛び立つところを見上げて喜んでいました。
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ヨーロッパで唯一野生のフラミンゴが見られるところです。頻繁に飛び立つフラミンゴたち。公園内のフラミンゴも自由に外に行けるので、民家の周辺で見かけたフラミンゴもこちらにやってきて交流しているのだろうなぁと思いました。
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たぶん狸の一種です。泥地の歩行や湿地の茂み内の移動、ため池の遊泳など移動が自由にできて、水生動物を捕食するのでしょう。
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世界中の湿原が地球温暖化の危機にさらされています。公園内も水深が浅いところ、干上がってしまったところが増えていて、湿原の面積が小さくなっていました。
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これはワシミミズクです。
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“Hibou Grand Duc”は“Grand-duc d'Europe (Bubo bubo)”とも言われる、ヨーロッパのワシミミズクです。
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バスは1日に数本しかないので、あてになりません。
復路もホテルまでしっかり歩いて帰りました。 -
人懐っこく、人を見たら近づいてくる飼われている白い馬たち。
何度か出会った半野生化した白い馬は神経質なので写真に撮ることができませんでした。 -
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