2010/08/15 - 2010/08/17
869位(同エリア25595件中)
chiaki-kさん
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2010年5月、ベトナムから帰ってきてから、さて次はどこへ行こうか、ということになり、近くの国を数カ所検討するが、1月に行ったソウルの印象が良かったこともあり、なんと再びソウルへ行くことになる。
ただし、今回は1月と違いかみさんと2人連れ。まあ、言ってみれば私は添乗員かガイドのようなもので、旅行の目的はソウル市内にある古宮などを見ることと、コリアングルメを味わうこととし、2泊3日の手配旅行で行くこととなった。
航空券はJTBの海外航空券サイトでEチケットを購入。往路は2010年8月15日10:00成田発の日本航空JL951便、帰路は8月17日17:30仁川発日本航空JAL956便とした。料金は2人往復で98,000円+諸費用12,440円。
次はホテル。今回は明洞中心の旅行となるので、とにかく立地が良いホテルということでロッテホテルを予約しようとしたがあいにく満室、そこですぐ隣のプレジデントホテルをコネストのHPより申し込む。料金は2泊3日朝食付きで32,100円。
写真は景福宮(キョンボックン)の正門である光化門(クワンファムン)。2006年より建て替え工事に入っていたが、2010/8/15 一般公開された。8/15は景福宮はじまって以来の見学者が訪れたようだが、16日も結構な賑わいだった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
8/15
成田空港は快晴。写真は10:00発の日本航空JL951便。機種変更がありB747-400となる。ジャンボに乗るのは久しぶり。
なお、前日は毎度お馴染みの東横イン成田空港に前泊するが、食堂は中国からの観光客にほぼ占拠されており、ブースは長蛇の列。ごはんが足りなくなったとかで15分ほど待たされる。これからもこんな調子なら次回からは他のホテルも要検討か。 -
ほぼ定刻でJL951便はゲートを離れた。水平飛行になってすぐに空弁の配給。味噌汁も配られ、おいしい弁当だった。また、狭いエコノミー席のテーブルでは、このコンパクトさがありがたい。なかなかいいぞJAL。
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仁川国際空港(インチョン・クッチェ・コンハン)には定刻の12:35にサテライト到着。シャトルでターミナルに移動、イミグレ、スーツケース受取りを済ませ、税関もすんなり通過。良い空港だ。
ハナ銀行が中央口のすこし右側にあったので両替。コネストクーポンの力もあり30,000円が397,260ウォン(以下W○○○と表す)になった。円高様々。続いてKALのカウンターでバスチケットを購入。1人W15000。チケット購入後バス乗り場4Bへ移動する。
*今回、気がついたことは、通常のパターンで行動する外国人に必要なものは全て、この空港の中央付近に集まっていること。どおりでスムーズに進める訳。なお、それぞれのカウンターでの外国語通用率は英語100%、日本語は60%程度か。
写真はKALリムジンバスの車内で、シートは横2人+1人と余裕たっぷり。車内も綺麗。なお、空港連絡道路は有料道路で、これからETCゲートを通過するところ。日本のETCゲートだったらバーに激突するスピードで通過。 -
14:10 バスはロッテホテル前のバスストップに停車。写真はバス停とロッテホテル。(17日撮影)
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スーツケースを受け取り、50mほど引きずると、プレジデントホテル到着。玄関前が階段になっているのでドアボーイさんが飛んできてスーツケースを持ち上げてくれた。プレジデントホテルはソウル市の中心とも言えるソウル市庁前の広場に面したホテルで立地条件は申し分ない。なお、客室の外側改装中で、ブルーの落下防止シートが張られている。(17日撮影)
なお、この建物は複合ビルなので、下の階にはオフィスが入っている。その為、EVでスーツ姿のビジネスマン達と何度か出会ってしまった。 -
通された部屋は15階の角部屋。調度品などは古いが、水回りは手直しされており、掃除も行き届いている。スーツケースを広げるスペースもあり寝るだけならこれで充分。
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エアコンは良く効いていたが、なんとも古くさい。冷蔵庫の上にミニバーあり。値段はだいたいコンビニの3倍以上。よってミニバー、冷蔵庫とも利用せず。
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今日、8月15日は韓国が独立を回復した光復節(クァンボッチョル)にあたり、市庁広場ではイベントが行われていた。このあとイ・ミョンバク大統領も来たらしい。
なお、市庁舎は目下再建中。鉄骨の太さから見て従前と同じような建物になるらしい。なお、前面の一部は古い建物をそのまま再現するようだ。 -
ホテルへ重い荷物を置いて、まず明洞餃子(ミョンドン・ギョジャ)を目指す。明洞餃子は有名なカルグッス(韓国風うどん)の店。いつ行っても行列で、この日も14:30に行ったのに10分ほど待たされた。しかし、席は充分あり、しかも相席でどんどん詰め込むので回転は速い。
カルグッス(うどん)、マンドゥ(餃子)そしてコングッス(豆乳そば)を注文。W7000×3。マンドゥは結構大きいので2人1皿で充分。カルグッスの麺が柔らかくて美味。 -
4月~10月にのみ提供されるコングッス。見た目より量が多いのでご注意。
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明洞駅の地下道を横断して反対側へ。新世界デパート方面へ進み、道なりに左折、10分ほどダラダラ坂を歩くとこの南山(ナムサン)オルミに到着する。南山オルミは2009年に出来た傾斜エレベーターで無料。
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オルミを降りるとすぐ左に南山ケーブルカー。日曜日ということもあり大賑わい。チケットを買うまで20分、ケーブルに乗るまで15分ほど並ぶ。料金は往復で1人W7500。
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タワー展望台(W7000)からソウルの中心街を見下ろす。残念ながら熱気によるもやがかかっており、これで精一杯の写り。
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展望台の窓に世界各都市の名前があるが、ピョンヤンまでは193.6kmだそうだ。東京から浜松まで行くより近いのだが、現実は月へ行くより遠い。
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タワーを降りて、Nプラザの展望台へ。そこに見たのはおびただしい数の南京錠。願い事のあるカップルがかける「愛の南京錠」とか。なお、南京錠は、ここの売店でも売っているそうだ。
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再び南山ケーブルカーに乗り、明洞へ降りる。オルミは使わずに昔の道を15分ほどテクテク下り、地下鉄駅を横切って明洞の繁華街へ戻る。行く先は駅から3分程度の場所にあるビビンパ専門店の古宮(コグン)。
古宮は全州(チョンジュ)発祥のビビンパをメインとする店。ビビンパと言うと日本では石焼きビビンパがお馴染みだが、この店は伝統的に真鍮製の器を使用。温度は60°に保ち、ご飯は牛骨スープで炊き、もやしは7cm以下にするなど味にこだわっている。
写真は全州伝統ビビンパ(チョンジュ・ジョントン・ビビンパ)W11,000。周囲にあるのはもやしのスープとバンチャン(おかず)。 -
石焼きビビンパ(トルッソ・ビビンパ)もあり、こちらはW8,800。全州と石焼きを比較すると、全州にはユッケ、栗、タコなどが乗っており、ごはんの量も全州の方が多い。しかし女性にはちょっと多すぎるので、石焼きの方が良い鴨。
写真は無いが、このあとすぐ近くにあるミニスーパー「ドリームマート」でショッピング。小さな店であるが食料品を中心に、ちょっとしたお土産ならだいたい間に合う品揃え。一番の特徴は日本人のスタッフがいて、完璧に日本語で買い物ができること。
この店で購入したものは大統領晩餐会で飲まれるマッコリ、テンジャン(韓国味噌)、岩のり、ばら売りのラーメン7種類、いろいろな飲み物の詰め合わせ、ゴマ油、ゆず茶、そして箸とスプーンのセットなど。(旅行記最後の写真参照)
20:30 今日の予定をすべて終了したのでホテルへ引き上げる。暑い1日だった。 -
8/16
夏ソウル2日目は4:30に目が覚める。朝風呂を浴びてからネットに挑戦。夕べは状態が悪く良く受信出来なかったフリーの無線LANの電波をバッチリとキャッチ。ネットをやりまくる。(有料の有線LANもあるのだが料金が1日W20,000は高過ぎ)
朝から昨晩飲みきれなかった生マッコリ! なお、生マッコリは持って帰れないので全部飲むしかない。 まあ、ジュースのかわりです。 -
プレジデントホテルの朝食W19,800。あまり期待していなかったが、なかなかの内容。お粥とデザートのヨーグルトが特においしかった。
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市庁駅から2つ目の鐘路3街(チョンノサンガ)駅11番出口で地上へ上がり少し歩くと、じいさん達が囲碁を打っている公園がある。この公園をつっきると世界遺産 宗廟(チョンミョ)。入場料1人W1,000で強制ガイド付き。1月は自由見学出来たが、5月からシステムの変更あり。今日の日本語ガイドは9:40スタート。
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ボランティアガイドのOさんの説明を聞く日本人観光客。じっとしていても汗が出る。
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雪のない宗廟正殿(チョンミョ・チョンジョン)。横幅は木造建築物として世界最長の101m。IXY930ISの24mmレンズではこれで精一杯。
ここには王朝を築いた太祖をはじめ、良い行いをしたとされる19人の王と30人の王妃の位牌が祀られ、毎年5月の第1日曜日には子孫達が集まって「宗廟大祭」が行われる。(世界無形文化遺産) -
これは永寧殿(ヨンニョンジョン)。こちらはあまり良い行いをしなかったとされる王と王妃34人の位牌が祀られている。
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宗廟見学を終えて地下鉄乙支路3街駅から東大門(トンデムン)駅まで、1号線で移動。6番出口から地上に出ると東大門の勇姿が目の前に。
東大門は正式には興仁之門(フンインジムン)と言い、ソウルにある3つの門(西大門は現存せず)の一つで韓国の宝物1号に指定されている。ちなみに国宝1号は崇礼門(スンネムン・南大門)。
東大門は門の外側に半円形の防壁があるのが特徴で、北側には城壁の一部が残っており、南側ではかつての東大門運動場が取り壊され、歴史公園の建設が進められている。 -
イチオシ
門の内側にムクゲの花が咲いていた。ムクゲは韓国の国花で、散っては咲く生命力の強さを、韓国人の歴史と性格に例えることが多く、7月から10月にかけて華麗な花を咲かせる。
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一旦ホテルに戻ってシャワーを浴びてから明洞栄養粥(ミョンドン・ヨンヤッチュ)へ。
ロッテホテルの軒先を通り、ロッテデパートの地下売り場を通過すると、明洞に抜ける地下通路入り口に出る。地上に出てからコネストの地図を頼りに3分ほど歩くと明洞栄養粥に到着。
私は海鮮粥(ヘムルチュッ)W12,000。かみさんは野菜粥(ヤチェッチュッ)W7,000を注文。栄養粥の名前の通り胃に優しい味と量であった。 -
ナツメ茶(テチュチャ)とゆず茶(ユジャチャ)を飲む。どちらもW3,000。あま~い。
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イチオシ
お粥とお茶で体調を整えてから、乙支路入口駅から景福宮駅まで地下鉄で移動。
景福宮(キョンボックン)はソウルにある5つの宮殿のうち最も規模が大きい宮殿である。1395年、朝鮮王朝の開祖である李成桂によりこの地に建てられてから何度も焼失する歴史を繰り返してきた宮殿でもある。
景福宮の正門である光化門(クワンファムン)。1972年、朝鮮戦争で焼失していた光化門は、当時の朴政権によりコンクリートで再建されたが、その位置が本来の場所でなかった為2006年より建て替え工事に入り、2010年8月15日に一般公開された。つまり昨日である。
なお、「門化光」の揮毫はイ・ミョンバク大統領ではなく、1864年当時の王の筆跡を元にデジタル技術で復元されたもの。 -
光化門の中央は王様の通る道なので王宮守門将によって守られている。光化門の向こうには興禮門(フンレムン)、その向こうには勤政門(クンジョンムン)、そして勤政殿(クンジョンジョン)と一直線に繋がっているのがわかる。
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宮殿側から見た光化門。以前この場所に日本総督府が建っていた。
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興禮門(フンレムン)
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勤政門(クンジョンムン)
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勤政殿(クンジョンジョン) この宮殿や前庭で最も大事な国の行事などが行われた。
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勤政殿から光化門方面を見ると、見事に一直線でつながる。光化門の外側は、よくデモや集会などが行われる世宗大通り。
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庚寧殿(カンニョンジョン) 王様の生活の場であり寝室でもある。
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王様の食卓、韓ドラ時代劇によく出てきましたね。
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千秋殿。ちなみに私はchiaki-k 。(一文字違います)
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香遠亭(ヒャンウォンジョン) 宮殿の裏庭の中央にある東屋。
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慶会楼(キョンフェル) 祝い事があった時使用された宴会場。
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景福宮見学を終えて再び地下鉄で移動。忠武路(チュンムロ)駅で下車、南山コル韓屋マウル(ナムサンコル・ハノクマウル)へ向かう。
南山コル韓屋マウルは1998年、南山の北側にソウル各地に点在していた伝統的韓国式家屋を移転、韓国の文化を保存するために造られた施設。入場無料。
韓屋を見るのは後回しにして一番上にあるタイムカプセルに向かう。これはソウルに都が移されてから600年目にあたる1994年に造られたもので、世界12の姉妹都市からのメッセージが彫られたモニュメントがある。Nソウルタワーが良く見える。 -
16年経過したので若干見づらいが当時の東京都知事 鈴木俊一氏の名前もある。
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ラストエンペラーとなった大韓帝国2代皇帝、朝鮮王朝27代王 純宗(スンジョン)の妻の実家も移築されている。
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南山韓屋マウルの隣にあるコリアハウスで夕食を予約してあったので移動。
コリアハウスは韓国伝統文化の継承・発展・保存を目的に、韓国文化財保護財団が運営する複合文化施設。韓国の伝統料理、伝統公演、伝統婚礼などが行える。なお、建物を見るだけなら入場無料。それでは、これから韓定食を食べるのじゃ。
入り口はここ海隣館(ヘリングァン) 世宗大王時代の学者の私邸を移築したもの。パンフレットと違い看板の揮毫がハングルになっている。(帰路撮影) -
チョンウコースの料理が続々と出される。料金は6,000円(日本で予約)。これは干物のつまみ。
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おなじみクジョルパン。八種類の野菜を中央の皮に巻いて食べる。朝鮮料理とはもともと野菜中心の料理なのだ。
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飲み物は別料金。メクチュ2本(W11,000)とマッコリ1本(W24,200)。マッコリが美味。
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上の皿はチジミ、下は冷菜か。
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メイン料理はこの神仙炉(シンソルロ)。パンフと若干違っていたがあっさりとした味で完食。シンソルロの上にあるのはうなぎの蒲焼き。
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焼きロースも出る。
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蒸しエビとあわび。最後にデザート(写真忘れた)。
これで昔の王様が食べた(かもしれない?)韓定食は終了。味付けはいずれも薄味、量は少なめで食の細いかみさんでも完食することができた。チャル・モッゴ・スムニダ(たいへん・ごちそうに・なりました)。
コリアハウスを後に明洞駅から地下鉄でソウル駅へ。向かったのはお馴染みのロッテマート。昨日買わなかったキムチ、マッコリ、ソジュ、菓子などを購入。キムチはチェックアウトまでホテルの冷蔵庫に入れておけば大丈夫とのことで500g購入。ラップでグルグル巻きにしてくれた。
2階の衣料品コーナーにも行ってみたが、とくに欲しい物は無く、ソウル行きの便で無くなってしまったスーツケースベルトだけ1本購入。
21:00 地下鉄1号線にて市庁駅まで移動、ホテルに戻る。一汗流してからマッコリでまったりとソウル最終日の夜は更けて行く。 -
8/17
最終日も朝から生マッコリ! 荷物を軽くするため日本から持参したお粥を始末する。 -
プレジデントホテルの朝食2日目、今朝2度目のお粥を胃に納める。スクランブルエッグがふんわりでおいしい。
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チェックアウト後、スーツケースを預け、地下鉄で安国(アングッ)駅移動。10分ほど歩くと世界遺産の昌徳宮(チャンドックン)到着。
昌徳宮(チャンドックン)は1405年に、正宮である景福宮(キョンボックン)の離宮として建てられた宮殿。秀吉の朝鮮出兵の際、他の宮殿と一緒に焼けてしまったが1615年に建て直され、景福宮が再建されるまでの約270年間、正宮としての役目を果たした。他の王宮が戦災、火災、そして日本の統治時代に多くを失ったのに対し、昌徳宮は保存状態が良く1997年には世界遺産に登録される。
2010年4月までは木曜日を除いて強制ガイド付きだったが、5月からは自由見学となった。料金はW3,000。但し、後苑(フウォン)と呼ばれる庭園はガイド付きの見学しか認められていない。こちらはW5,000。
写真は昌徳宮の正門 敦化門(トンファムン) 9:00オープンなのでしばらく門の前で待つ。 -
仁政門(インジョンムン)我々の前には1番で入場した欧米の観光客1人。
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イチオシ
仁政殿(インジョンジョン) まるで絵はがきのような誰もいない写真の撮影に成功。
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宣政殿(センジョンジョン) 実際の王の執務した建物。ここだけ屋根瓦が青い。ちなみに青瓦台(チョンワデ・大統領官邸)の屋根瓦と同じ。
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楽善齋(ナクソンジュ) 王が無くなったあと王の妾や女官が残りの人生を送る建物。日本の梨本宮家から韓帝国最後の皇太子に嫁いだ方子(まさこ)が晩年を過ごした場所でもある。
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ここが後苑(フウォン)の入り口に設けられたゲート兼チケット売り場。なお、左側が後苑(フウォン)入り口で、右側は昌慶宮(チャンギョグン)の入り口となっている。
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後苑(フウォン)のボランティアガイドのKさん。両班(ヤンバン・韓国の貴族)の家を説明中。
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芙蓉池(プヨンチ)と今の図書館にあたる宙合楼(チュハムヌ)。なお、この池のほとりで「チャングムの誓い」の1シーンを撮影。
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1時間ほどで後苑(フウォン)見学を終了。正門まで出たところでタクシーを拾う。と、いうか向こうから日本語で声をかけられる。黒塗りのモボム(模範)タクシーだったので、まあいいかと判断し乗車、士俗村(トソッチョン)までお願いする。
50歳位のドライバーだったが、我々が今日帰国することを聞き出すと、午後半日行きたい場所を案内して空港まで10,000円でどうかと持ちかけられる。断ると8,000円まで下げたが断った。5分ほどで士俗村の向かいの横断歩道手前到着。W4,500。
士俗村(トソッチョン)は参鶏湯(サムゲタン)をメインに食べさせる店。参鶏湯とは若鶏のお腹に餅米、高麗人参、かぼちゃの種、黒ごま、くるみ、松の実、栗、ナツメ、銀杏、ニンニクなどを入れ、鶏ガラスープでじっくり煮込んでから食べる料理で、観光客のみならず地元の韓国人にも多く支持されている。
写真が参鶏湯。W14,000。薄味なので自分で塩、コショーあるいはキムチを入れて味付けをするのが一般的。スープが美味。 -
おかずのキムチ、カクテギは食べ放題。とくにカクテギはコリコリしておいしい。
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店に入った11:30には無かった行列が12:30に出るときは、ご覧の通り。
士俗村前で流しのタクシーを拾い(韓国では手を下げてタクシーを停める)、「アジョッシー、トクスグン、カッチュセヨー」(おじさん、徳寿宮まで、行ってください)で一発で通じた。そしてタクシーの支払いはTマネーカードで。アジョッシーの指示通りの操作で支払い終了。う~ん、こりゃ便利だ。 -
徳寿宮(トクスグン)はソウルに5つある宮殿のひとつ。王朝末期に大漢帝国初代皇帝となった高宗がここを正宮と定めたことで歴史にその名を刻んだ宮殿。
写真は徳寿宮の正門である大漢門(デハンムン) ここにも王宮守門将が。 -
中和門(チュンハムン) 門の両側にあったはずの塀は無い。
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中和殿(チュンファジョン)。 徳寿宮は他の宮殿と比較すると小さいが、政治の中心になったこともある。
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敷地内にある美術館では韓国の芸術家さんの展覧会を開催中。
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石造殿。高宗は西洋文明に関心を持った皇帝だったので、こんな洋式宮殿も残した。まるでアテネにある建物のよう。内部には補修中のため入れず。サルスベリが綺麗。
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朝鮮王朝第4代王の世宗大王(セジョンデロ)の像。ハングルを発明した王様。
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徳寿宮の前の市庁広場を渡ればプレジデントホテル。スーツケースを受け取るとロッテホテル前のバス停までガラガラ引きずる。バスの来る時間近くになると係の人がきてスーツケースに番号シールを貼り付けバスに乗せる準備をはじめた。
14:20 KALリムジンバスがやってきたがチケットを販売する様子はなかった。バスは荷物と客を乗せるとすぐに発車、いくつかホテルに停車したあとKALビル前に停車、ここでチケットを販売する係員が乗車してきたので1人W15,000でチケットを購入する。 -
15:30 仁川国際空港到着。JALカウンターにスーツケースを預け、帰りの搭乗券をもらう。ちなみに2人合わせたスーツケースの重量は36kg。あと4kg積めたな~。
セキュリティー、イミグレと順調にこなし、コンコースの2階にあったフードコートで時間を潰したあと、シャトルに乗りサテライトに向かう。G113にはすでにJL956便が待機中。機種はB767。 -
17:30 定刻でJL956便はゲートを離れた。写真は帰りの便で出た行楽弁当。お腹は重かったがおいしく食べられた。
20:15 成田到着、大急ぎでイミグレ、バゲッジ、税関を通過し、ホテルバスを待つ暇が無いのでタクシーにて東横イン成田空港へ。20:40 成田出発、途中S1が工事のため少し渋滞するが、ノンストップで家まで走ってしまう。23:30 家に到着。自分にお疲れ様~。 -
これで「2010年 ソウル旅行記3:夏ソウルは暑かった」は終了です。本日も最後まで古い旅行記をご覧いただき、ありがとうございました。では皆様、カムサハムニダ、アンニョ・ヒゲセヨー。
写真は徳寿宮の庭に咲いていたサルスベリの花、ところで、サルスベリって”百日紅”と書きます。その意味は紅い花が100日位長持ちするからで、サルが滑って落ちるから、というのは俗説のようで、実際、サルを登らせたら難なく登ってしまったそうですよ。
2020/6/22 一部修正、 2024/02/23 一部修正
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この旅行記へのコメント (2)
-
- zzr-cさん 2010/11/20 11:29:38
- 韓国グルメを満喫
- chiaki-kさま こんにちは!
奥様の添乗員として行かれた韓国^^;
美味しそうな韓国グルメを堪能されましたね!
蒸しアワビってどんなんなんでしょう?
きっとびっくりする位美味しいんでしょうね。
マッコリは持ち帰れないとの事ですが、没収されちゃうんですか?
日本でもマッコリは売っていると思いますが^^;
ケーブルカー?はさすがすごい人ですねぇ〜
早いところかの国とひとつになって日本への脅威が無くなり
平和な国になって欲しいもんです。
じぃ〜
- chiaki-kさん からの返信 2010/11/20 16:04:00
- RE: 韓国グルメを満喫
- zzr-cさん、コメントありがとうございます。
> 蒸しアワビってどんなんなんでしょう?
> きっとびっくりする位美味しいんでしょうね。
コリアハウスの料理はひとつひとつがコンパクトサイズということもあり、食の細いかみさんが完食したのにはびっくりでした。あわびも、ひとくちで食べちゃったので、よく覚えてません。(^^;; むしろ、根が飲んべえなので、24,200ウォンのマッコリの味は覚えてます。
> マッコリは持ち帰れないとの事ですが、没収されちゃうんですか?
いえいえ、生でない普通のマッコリは持ち帰れます。キムチもそうですが帰国の直前まで部屋の冷蔵庫に入れておき、タオルなどで巻いてスーツケースに入れ、空港で預ければOKです。(注:機内に持ち込もうとすると没収)
マッコリが課税品に該当するかどうかわかりませんが、もし課税品だとすると3本までは非課税です。でも、3本以上持ち帰って課税申告したとしても、1本100円〜300円程度のものですから、税金がかかるかどうか見ものです。(^^)
> 日本でもマッコリは売っていると思いますが^^;
もちろん、日本の酒屋さんやスーパーでも市販されていますが、満足できる味のマッコリは無いですね。(韓国焼酎も同様) 今度、東京へ行ったら、新大久保のコリアンタウンに寄ってみようかと考えてます。
> 早いところかの国とひとつになって日本への脅威が無くなり
> 平和な国になって欲しいもんです。
同感です。もし北の脅威が無くなれば沖縄の米軍基地は縮小となり、基地問題も一気に解決するでしょうね。
ところで、昨日zzr-cさんの北海道旅行記、全部読ませていただきましたが、自宅から北海道まで往復自走には恐れ入りました。(若いってうらやましい)最後のページに、お疲れ様の意味で一票入れましたよ。
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