熊野古道松本峠～鬼ケ城跡

2009/03/01 - 2009/03/01

熊野古道松本峠から鬼ケ城跡まで歩いてきました。
江戸時代には「伊勢に七度、熊野に三度」と言われ、熊野三山や西国第一番札所那智山青岸渡寺へ詣でる巡礼者や庶民の数は、一年間で三万人を超えたと言われています。これは当時の日本の人口からすると、かなりの数だったのではないかと思います。
また蟻の行列のように続々と伊勢路を熊野に向けて進んでいく人々の姿を「蟻の熊野詣」と表現したようです。

エリア 熊野(三重)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満

熊野古道松本峠への入り口は、国道４２号線沿いにあります。
近くに無料駐車場もあります。

峠までは５００ｍ程ですが、急勾配な坂道が続きます。
登り始めは、規則正しく整備されたような石段です。

少し歩くと不規則な石段に変化します。
でもこの方が熊野古道らしいですよね。

綺麗に石畳を敷き詰めたところも何箇所かあります。

丁度ど真ん中の２５０ｍ地点には休憩所もあります。

杉林が多いので、年中森林浴を楽しめます。
この日は３月１日で、そろそろ春の訪れを感じました。

このような可愛らしい道標が１００ｍ置きにあります。

しばらく歩くと木の根道になりました。

竹がみえてくると峠はもうすぐです。

松本峠に着きました。
ここには昔茶屋や寺小屋などがあり賑わったそうです。

松本峠の説明看板です。

この先熊野古道は花の磐を経由し浜街道へと続きますが、鬼ヶ城跡方面へ遊歩道が続いているのでそちらに行くことにしました。

七里御浜の海岸です。
途中に東屋があり、そこから撮影しました。

鬼ケ城本城跡地です。
鬼ケ城本城は、室町時代に有馬氏が築いた城です。

鬼ケ城本城跡地からは、入り江や漁村の絶景が見えました。
当時ここは、水軍の拠点だったようにも思えます。

鬼の見晴台です。
鬼ケ城本城跡地のすぐ近くにあります。

ここからも地球は丸いと実感出来ました。

鬼ケ城周辺の遊歩道案内図です。