2008/07/07 - 2008/07/13
206位(同エリア311件中)
m_mさん
苗族って知ってますか?そう「ミャオ」族です。
冬に雲南省を旅して以来、もうすっかり苗族に首っ丈。頭の中は苗族、苗族、ミャオ、ミャオ、ミャオと次の旅行の計画でもうパンパン。
でもミャオ族って雲南省にはそんなにいないんですよ。ミャオ族が一番たくさん暮らしているのは、なんといっても貴州省。
じゃあなんで雲南省で苗族なのかって?
実は見てしまったんです。そうあの民族衣装です。大理古城の洋人街で見た苗族の民族衣装。その刺繍と染めの美しさ、完全にはまってしまいました。ろうけつ染めや手刺繍の繊細さと銀の装飾の艶やかさ。日本の着物なんて全然目じゃないなんて言ったら怒られちゃうかも知れないけれど、そりゃあホントに「いい仕事してますね〜」なんです。
もうこれは行くしかない。行って本場の生ミャオを見なけりゃ収まらん。ところがギッチョン、ツアーがない。これがホントにないないない。ネットで検索してもほとんどない。あっても10名催行とかそんなんばっかし。ようやく見つけたツアー会社の個別手配でようやく実現。いやーよかったよかった。
さあ皆さん、いざ貴州省・苗族ワールドへ。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 航空会社
- JAL
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さあ、いざやってきました貴州省。広州で一泊して翌朝の国内線で貴州省は省都貴陽へ到着。
今日のスケジュールは黔(貴州省の略称)西にあるアジア最大の滝、「黄果樹瀑布」とプイ族の石造りの村「石頭賽」を見学して、その後初めての苗族村「新窯四印村」の四印苗族を訪問。
まずは貴陽から西へ向かうこと1時間ちょいくらい。黔西の方はカルスト台地らしく、桂林のようなぽこぽことしたおむすびころりんな山が多い上に、山あるところに棚田ありといった見事な景色。菜の花の咲く頃は棚田が一面菜の花の黄色に染まり、それはそれは美しい光景らしい。 -
貴州省は中国でも南の方に位置しており、かなり暑い。プイ族の石造りの村にはサボテンやバナナが生えており、景色は南国の様相。
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家は壁から屋根まで石造りで、ぺらぺらと層に割れる石を敷き詰めて屋根瓦にしているそうです。
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アジア最大の滝は、予想以上に大きかった。正直あまり興味はなかったが、滝つぼ近くまで歩いていくと激しい水しぶきと滝の音で圧倒された。
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第一苗族発見!四印苗族の村は、道路から崖みたいな所を上った山の上にひっそりと隠れており、知らないと気づかず通り過ぎてしまう。
やっぱり普段は民族衣装は着てない様子で、普通に洋服を着ているのは現代の中国ではどんな田舎に行ってももはや仕方のないことのようだ。
村は小さく子どもたちばかりで今の時間帯は大人は農作業に出かけているらしい。ちなみに少数民族は一人っ子政策の適用を受けないとのこと。お姉ちゃんが手を引いているのは弟だろうか。 -
カメラを向けるとじっとこちらを見つめるおチビちゃん。当然靴は履いてない。貴州省は中国でもかなり貧しい省らしく、観光客もお隣の雲南省と比べてもやはりずいぶん少ないらしい。省内でも西部の方は東部に比べさらに貧しく生活は正直厳しそう。
東部は観光でお金を落としてもらうように開発されつつあるが、こちらはそういう意味では出遅れているとのこと。
でも実は西部のミャオ族の民族衣装はプイ族の影響か、繊細なろうけつ染めが素晴らしく、これと刺繍の見事な調和はまさに芸術といえる。東部の苗族の豪華さと比べ、西部の苗族は繊細さがウリなのだ。 -
なにか口いっぱい頬張ってるが、さっき手にしていたのは確かビー玉だったような?
おい、腹減っているのかもしれんが、そいつはあまりうまくないぞ。 -
洗濯をする女の子。ガイドさんが民族衣装を持っているか聞いてくれました。なんとか交渉して着て見せてくれることに。チップとして大概10元(170円程)ほど支払うようです。
初めての生民族衣装にちょっとドキドキ。 -
ジャーン!これが四印苗の盛装です。その名のとおり、胸に四つの印章の刺繍が。なんでも昔この村の出身者が、偉い官吏かなにかに登用された際にいただいた印がモチーフだとか。細かい刺繍とろうけつ染めのプリーツスカートがなんとも愛らしい。
お家の中の様子もなんとも素朴で味わい深く、お気に入りの一枚。 -
明るいところでスカートを広げてポーズをとってくれました。やはりこのプリーツスカート実に見事です。スカートを広げた女の子の表情もどこか誇らしげですね。でも、靴はサンダルのままだったりして。
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こどもの面倒を見るお姉ちゃん。まだ自分もこどもなのによく働きますね。
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わんぱく坊主たち。なにはなくとも楽しそうにキャッキャ言いながら相手の耳をつまんだりしてじゃれあってる姿はとてもかわいい。
将来どんな苗族の男の子に育つのでしょうか。 -
お家の前にちょこんと座って紐のようなもので遊ぶ女の子。なにかもの悲しげな表情が印象的だった。
玄関の前に正座しながら彼女はいったいなにを思うのだろうか。 -
さっき民族衣装を着てくれた女の子。もう普段着に着替えて兄弟の世話をしていた。まだ小学生くらいの年だろう。
だっこしている弟のおしりに注目。中国ではよく見かける股割れズボンだ。これでどこでも用が足せる。実に合理的な考え方だ。所構わずどこでも足しちゃう感覚にはちと疑問が残るが。 -
日本では木登りして遊んでるこどもなんて最近あまりお目にかかれない。
男の子も女の子もなく元気な笑顔で木登りしてる様子はとても微笑ましい。やっぱりこどもの頃ってのはこうでなくっちゃな。 -
そうこうしている内に、農作業の時間が終わった様子。お婆ちゃんが背中になにやら一杯背負って戻ってきました。やはり中国でも農業を支えるのは老人のようだ。
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お婆ちゃんが孫を背負ってお散歩かな。お婆ちゃんもこどももいい笑顔をしていた。
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これにて今日のスケジュールはお終い。明日の黔西部のハイライトを前に、ウォーミングアップとしていい一日だった。苗族の素朴な生活振りも垣間見えたし、四印苗の衣装も素晴らしかった。
そして、今晩の夕飯。明日の観光に備えて今日の宿泊先は六枝特区。途中車を走らせる道のいたるところに「狗肉」の看板が、もしやと思ってガイドさんに聞いてみるとやはり犬肉料理。ぜひ食べたいとわがまま言って、こんばんは犬肉鍋を食べることに。
初めての犬肉は今まで食ったことない味だった。独特の臭みがあるらしく、鍋には臭みけしのミントのようなハーブがたくさん。そこにしゃぶしゃぶのように犬肉が。
まず最初に犬肉の出汁がしっかり出たスープをいただくのが流儀らしい。そしてこれが本当にうまい。ハーブの香りでさっぱりしていて甘みのある味わい。
肉のほうは、唐辛子のタレに付けて食べるのだが、これも初めての味わいだが旨かった。レバーはさすがに臭みが強くちょっと遠慮したが、まず日本では食べれない犬肉。いやーいい経験した。
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