2008/09/05 - 2008/09/05
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koiさん
「四国八十八ヶ所」マイカー巡礼
とにかく10日間でマイカーによる「四国八十八ヶ所巡礼」は、1400キロの距離を走破し無事に88番札所に到着し満願できて家に帰ってきたのである。もし出発前日の数時間前に「ジャイロ搭載」ソニーの「NY-U2」カーナビにありつけていなかったら到底回れなかったと思う。しかし初日のカーナビには、なれていなかったせいか「女性の声で誘導」してくれるが、なかなか走りづらく「この先斜め前を右折…」や「まもなく右折…」がどの道を指しているのか判らず午後当たりからやっとなれてきた。
お接待は、札所の近辺や遍路道沿いの人々が遍路に金品をあたえてもてなす事です。接待された遍路は返礼に大師名号を唱え納経札を渡すのが作法だが、接待者はこの札を魔除けの呪符として家の入り口や家具などに貼り付けていました。しかし、私の場合は、マイカーによる遍路なので最初の1番札所の参拝用具売り場の売店で山野袋プレゼントの接待を受けただけで、むしろ歩き遍路や自転車遍路の方に接待をした方です。
■ちなみに 山谷袋(さんやぶくろ)とは、納経帳が入るサイズになっています。線香やローソクそれに財布やタオルなどお遍路さんの持ち物は全てこの山谷袋に入れて首にタスキがけして巡拝します。
「巡礼スケジュール」8/27(水)〜9/5(金)10日間
■8/27(水)1日目 1番札所(霊山寺)〜13番札所(大日寺)、 徳島のお遍路定宿泊
「かどや旅館」088−644−0411。1泊2食付6800円。素泊4800円088-644-0411徳島県徳島市一宮町西丁268定休日無 駐車場10台予約可。
■8/28(木)2日目 14番札所(常楽寺)〜23番札所(薬王寺)、 室戸岬手前の宍喰温泉泊
道の駅「宍喰温泉」0884−76−3988大人6500円朝食付 温泉施設「つるつる温泉」400円、利用時間は11:00〜20:00。(土日祝は10:00〜)。
■8/29(金)3日目 24番札所(最御崎寺)〜35番札所(清瀧寺)、 高知市内泊
「天然温泉はるのの湯」7700円 入浴900円 高知県高知市春野町西分3546 088-894-5400時間10:00〜22:00・不定期火曜日休館。
■8/30(土)4日目 36番札所(青龍寺)〜38番札所(金剛福寺)、足摺岬周辺泊
「民宿青岬」高知県土佐清水市松尾うすばえ1042 Tel08808-8-1955Fax 08808-8-1956 1泊2食付7350円。(途中「四万十いやしの湯」立寄る、4月〜10月 午前6時〜午後10時)。
■8/31(日)5日目 39番札所(延光寺)〜別格霊場「十夜ヶ橋」〜45番札所(岩屋寺)、 古岩屋温泉泊
「国民宿舎古岩屋荘」巨大な岩盤湯の大浴場0892−41−0431 FAX0892−41−0841愛媛県上浮穴郡久万高原町直瀬乙1636 1泊2食付・税込 平日 大人 6800円〜。
■9/1(月)6日目 46番札所(浄瑠璃寺)〜53番札所(円明寺)、 道後温泉泊
「夏目旅館」4500円素泊 089-921-7778松山市道後湯月町1-19、道後温泉本館「坊ちゃんの湯」入湯。
■9/2(火)7日目 別格霊場「」54番札所(延命寺)〜64番札所(前神寺)、湯之谷温泉泊
「湯之谷温泉」0897-55-2135朝夕二食付 5930円(入湯税込) 愛媛県西条市洲之内、自然湧出する源泉100%。
■9/3(水)8日目 65番札所(三角寺)〜75番札所(善通寺)、 善通寺泊
善通寺宿坊「いろは会館」5800円(税込み)0877−62−0111予約9時〜17時に、17時までに入る(遅くなる時電話)。
■9/4(木)9日目 76番札所(金倉寺)〜87番札所(長尾寺)、 高松市
「東横イン・高松市中新町」 香川県高松市中央町11-5. TEL.087-831-1045.FAX 087-862-1047 [栗林公園近く]月末・月初◎得プラン4200円シングル朝食付。
■9/5(金)10日目 88番札所(大窪寺) 結願
途中、「四国八十八ヶ所資料館」に立ち寄り、潮江温泉で入浴して帰宅。
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「四国八十八ヶ所」掛け軸(納経軸)
巡礼の札所を打った証として、各札所で納経帖や軸それに白衣のどれかに朱印をいただくのが普通です。同じ納経帖に何度も重ね印をして真っ赤になっている方も見かけました。私は、母が「西国三十三ヶ所」の掛け軸を作ったので「四国八十八ヶ所」を作るのが夢でした。白衣に押印してもらったものは、死に装束として保管して亡くなった時に着せて貰うためのだそうです。朱印を押す軸は、納経軸の裏紙に何処の札所の印を押すのかが書かれていて、その上に微細な布目がありそこに印を押して墨で寺の名前などを書いて頂きます。各寺の朱印代には、軸500円、白衣の朱印200円、納経帖300円が必要です。故に軸を作ろうと思うと88ヶ所なので朱印の納経だけで44000円必要となります。納経軸の中央には、いくつもの種類の図柄があるので選ばねばなりません。私は、真ん中にお大師様が椅子に腰かれて上に天蓋の装飾された図柄を選びました。値段も色々で16000円の物を選びました。だいたい12000円くらいから20000円くらいまであったと思います。軸を良く見ると科学繊維のシートが貼ってあり、下の印刷の順番に上のシートを合わせて、シートに文字と朱印を頂きます。そして札所に設置されているドライヤーの冷風で、朱印と筆文字を乾燥させます。また15cmくらいの角材は、そのご朱印部分を広げてドライヤーで乾かす時に使う軸の止めの木です。昔は、木で作った軸の乾燥台があったようですが少なくなってきていました。ドライヤーの高温風で乾かすとシートが変形して表装が上手く出来なくなり駄目になるので送風で乾かす必要があるようです。無事満願して、一番札所のお礼参りと、高野山の朱印を頂いたら表装します。納経軸は、仏壇屋さんや数珠屋さんに聞くとお葬式や法事それに盆正月に床の間に架けられるということです。
遍路で回るための納経帖は、購入時にビニールのケースがついていてマジックテープで開け閉めでき便利なのですが、雨の心配と出し入れ時に縁が当たり何度も出し入れすると、痛んでしまうので、雨の日にビニール袋に入れて持ち歩く方がよさそうです。そのてん納経軸は、直径4cm長さ60cmの丸い防水の軸ケース付きで肩にタスキがけして持ち歩きでき便利なのですが、時々結んだ紐がほどけるので注意が必要です。歩き遍路の方は、納経軸をリュックに指して歩いておられました。苦労した納経軸の中芯は、お大師様の杖と同じなので、お寺に奉納する方もおられるようです。また、完成した納経軸には、桐の箱に入れて保存します。箱の表書きには、高野山の奥の院の納経所で3000円支払いお願いすると筆書きで「四国八十八ヶ所霊場巡拝」と書いて頂けるようです。わたしは、平成20年9月5日に88番札所の大窪寺で満願しました。そして10月5日に高野山に上がり、奥の院でご朱印をいただき、表具に出して完成です。
表具は、ピンからキリまでありますが好みや値段と相談せねばなりません。今後、我が家が続く限りにあるので「我が家の家宝」となりそうです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 自家用車
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「四国八十八ヶ所」マイカー巡礼
写真は、夫婦で一緒に白衣姿で巡礼する遍路です。
◎私は、第88番霊場 大窪寺近くの「遍路文化サロン」の資料館に行った時に熱心に見学していたので、地元のNPOやへんろ文化サロンなど4団体から「四国八十八ヶ所遍路大使308号に任命」され任命書を頂きました。平成20年9月5日に任命される。 -
歩き遍路用の道しるべ
遍路道には、この様な道しるべの看板が立っています。この看板は、歩き遍路用の道しるべで自動車の通れない道を短距離で行くコースの所に多く立てられています。 -
マイカー遍路の途中で出会った夫婦の゜歩き遍路」さん
小雨の降る中を黙々と目標目指して「歩き遍路」をする夫婦に出会いました。荷物から想像すると遍路宿、民宿、旅館に宿泊して巡礼をしておられるように見うけられました。このほか道後温泉の第51番札所の石手寺では、若い20代前半の男性が遍路の完全装備で菅笠をかぶりおられたので声をおかけしましたら女性でした。第1番札所 霊山寺から4週間でここ第51番札所の石手寺にたどり着いたという事でした。そして良く聞くと第21番札所である難所の険しい山登りの太龍寺でのロープウエイなども使わずに全て徒歩の「完全歩き遍路」だという事で大変驚いてしまい元気づけられました。 -
第88番霊場 大窪寺の金剛杖
満願の寺である大窪寺には、沢山の金剛杖が納められていました。金剛杖の中でもお遍路さんに最も神聖視されているのが『地水火風空』の五輪の塔を表した金剛杖です。金剛杖は弘法大師自身を現し、同行二人と書かれています。同行とは同じ道を歩むという意味です。たとえ一人でも遍路の傍らには弘法大師が影の様に寄り添って歩いておられます。遍路はいつもお大師さんと二人連れなのです。 -
88番札所で満願し笑顔の「自転車遍路」
車を止めお聞きしたら、「いま第88番霊場 大窪寺88ヶ所に行き満願した!」と満足げな表情で語ってくれ喜んで写真を撮らせて頂きました。年を聞いていなかったのですが70歳以上に見えました。まだ9月のはじめで33度それに雨が2日ごとに降り続いていた中での「自転車遍路」頭が下がりました。本当に「おめでとうさんです!頑張られましたね…」と声をかけました。また、室戸市室戸岬町、第24番札所 最御崎寺の駐車場では、大学生の「自転車遍路」に出会いました。私は、マイカー遍路なので途中の弘法大師が悟りを開いた「御厨人窟」や海岸沿いの弘法大師ゆかりの看板を見つけて立ち寄り巡礼を続けていたので何度も大学生の「自転車遍路」を追い抜きました。しかし先に最御崎寺に到着していたので自転車の速さにびっくりしてしまいました。この最御崎寺の境内では、30代後半位の女性でしょうか?大変神妙な表情で般若心経を唱え無心で歩き遍路している方がおられました。一言お声をおかけしようかなと思いましたが、周囲の動きにも一切視線を動かそうとせずに無心だったのでびっくりしてしまいました。遍路への思いが強かったのでしょうね…。 -
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昔の遍路姿を描いた図
笈(おい)と言う山伏や旅僧が衣服・経典・食器など旅中の必需品を入れて背負うための箱型の容器が見られます。また、笈摺(おいずり)と言う巡礼などが笈を負うとき、背が摺れるのを防ぐために着る袖なしの羽織状の着衣も見られます。
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