Pasadena Rose Parade Floats

2007/01/02 - 2007/01/02

毎年正月にパサデナで行われるのがローズパレード。　パレードでコロラド通りを行進したフローツ(floats)はその後シエラ・マードレとワシントン通りで一般に公開されます。

我々は翌日１月２日にフローツ観覧しました。　前に来た時は無料だったと記憶しているのですが、今回は入場料一人７ドルでした。

エリア パサデナ(アメリカ)

フロート展示会場に掲げられていた旗。

花屋さんの協会(FTD)のフロートで題が「自然の宝石」。　花屋さんのフロートですから春の花を美しく飾ったフロートとしてスウィープステーキ賞（Sweepstakes）受賞。

チューリップ、ダッフォディル、アイリスなどと共に４５０００のバラも使っています。

ローズパレードの女王のフロート。　女王がこの馬車に乗って行進しました。　　インサート（プラグラムの中の写真の複写）は今年の女王、メリーマックラゲッジ、１８才の高校三年生。

フロートにミキモトとあるのは女王の冠（ティエラ）がミキモトの真珠とダイヤで出来ているから。　ミキモトが贈呈したか貸しているようです。　

フロートの長さは９メートルから２５メートル以上。　全体の写真を撮るためにはフロートから離れて写さなければなりませんが、この写真でも分かるように非常に混雑しています。　

フロートの花などに重きをおきフロートの部分だけを主に写しました。

国際楽器製品協会のフロート、題して「自然のハーモニー」。　クラフツマン賞受賞。

アメリカの国歌が　「Oh Say Can You See」と始まりますが、このフロートの副題はその　See（見る） を　Sing（歌う）に変えたもの。

パレードでは後方に１００人の子供が乗り歌をうたいました。

シエラ・マドレ市のフロート、題して「我が素晴らしき藤の花」。　リースマン賞受賞。

ローズパレードには４７のフローツが参加。　その中三つはフットボール試合の大学のフローツと女王のフロートなのでコンテストには参加していませんから４４のフローツが参加したことになります。　　４４の中２４が何らかの賞（トロフィー）を貰っています。

正月、ローズボール・パレードの後でローズボール（球場）で大学のフットボールの試合があります。

今年はミシガン大学と我が母校南加大学の試合、母校が３２対１８で圧勝しました。　Go Trojan.

USCのフロートの前で撮影。

ロータリー・インタナショナルのフロート題して「導く」

ロータリークラブは１９０５年米国シカゴで起きた社会奉仕団体。

ロサンゼルスの中の一つ、ドッワルテ市のフロート。　題は「貴方（女）を見守っています」。

２００７年はオクラホマがアメリカの州になって１００年。　フロートの題は「ユニークな歴史」。

サンタフェ・スプリングはロサンゼルスの中の一つの市、設立されて今年が５０年になります。　フロートの題は　「われ等が町」　

マクドナルド・ハウスのフロートで題は「ホーム　スウィートホーム（愛する家）」、イザべラ・コールマン賞受賞。

マクドナルド・ハウスは病気の子供の家族が泊まれる家なのです。　　

Sweet Home は愛しい家ですね、でも普通使われるスウィートの意味は甘い。　蜂の巣(bee hive)の中にはいっぱい蜂蜜がたまっているわけですから甘い家です。

セリトス市のフロートで題して 「Nature Rocks」、ボブ・ホープユーモア賞受賞。

恐竜がロック音楽を演奏しています。　ロック音楽から楽しく騒ぐことも　Rock と云う言葉を使います。

自然はエキサイティングですね。

コビナ市のフロート、題は「恋の開花」

フロートに参加している市は南カリフォルニア（ロサンゼルス・オレンジ郡）の市です。

日系人が多いトーレンス市のフロート、題して「自然の不思議」。　　国立公園の動物と植物をテーマにしています。　　トーナメント特志者のトロフィ受賞。

Odd Fellows and Rebekahs　のフロートは題して　「人生一度のライド」。　Odd Fellows は１８４１年イギリスから始まった慈善組織。

ローズパレードのフロートは主に本物の花が（花として）使われています。　但し、花では表せないもの例えば動物はユーカリの皮、木の葉、色々な種が使われます。　このフロートの道路はジャガイモです。

　　

オプティミスト・インタナショナルのフロートは題して「それは恋」。　このオプティミストは楽天家のグループではなく社会奉仕団体、特に若者達を助けます。

子供の頃から一緒に育てると犬と猫は　”恋に落ちます”

キワニス・インタナショナルのフロートの題は「協力すると達成できる」。　ナショナル・トロフィ受賞。　
キワニすは１９１５年に米国とカナダのクラブを結合して出来た実業人の国際的社会団体。

フロートは花、植物、種類で作られます。　例えば大きなリンゴの場合赤い花か赤い種で作ります。　このフロートで面白いと思ったのは本物のリンゴ、ブラコリ、かぼちゃをその儘マーケットの果物、野菜として使っていることです。

ダウ二ー市のフロートは題して「春の宝」。　最も壮観なフロートにおくられるファンダース・トロフィ受賞。

ダウ二ー市は１９５５年からフロートを出場させています。

アメリカン・ホンダのフロートは「Once upon a time(昔々)」と御伽噺の最初に使われる言葉を題にしています。　クラウン・シティ新考案賞受賞。

龍の高さは約１５メートル、口から火をふきます。　ホンダ・モータースは31回目の出場。　今まではどちらかと云うと動く可愛いいフロートでしたが、今回は恐ろしい龍でした。

ホンダがローズパレードのプログラムに載せている広告の複写。　前のホンダのフロートはアーティスト（デザイナー）のアイデアをもとにしてつくられたようです。

南パサディナ市のフロート題して「Off To School(学校に行く)」。　

英語で魚の群れを School と云います。　魚をフロートに使っているのはそれにかけているのでしょう。

ラキャニャーダ(La Canada)市のフロート。　タイトルは「自分達で作ったフロート」。

バーバンク市のフロート、題して「無料で犬洗い」

フロートに使われている花は一つ一つ枯れないように水と７Upの入った小さな花瓶におさめられています。　水に７Up　を混ぜると花が長生きするとか。　

Rain Bird　フロートのタイトルは「自然の美しさ」。　レインバードはスプリンクラーなどを作る会社で、今回が１１回目。　審査員特別賞受賞。

ライオンズ・インタナショナルのフロート、題して「眼が第一」。　ライオンズクラブは１９５１年にアメリカで設立された奉仕団体。　目の病気の研究をしている色々な組織を援助しています。

写真の左はルーテル教会のフロートでタイトルが「神の偉大な自然」。　小さなフロートでプリンセス・トロフィー受賞。

写真右はベイヤーアドバンスのフロートで「赤い薔薇の絨毯」。　残念ながら薔薇が写っていません。　この会社はアスピリンで有名な薬剤会社。　アドバンスは植物の肥料、殺虫剤などを作っている子会社。

ファーマーズ保健会社のフロートは題して「自然」。　英語では自然を　Mother Nature と表現します。　ですからこの４５フィートの像は女性です。

テーマ・トロフィ受賞。

トレーダージョーのフロート。　「深い海を探検する」がタイトルになっています。　トレーダージョーは健康食を売っているマーケット。

オレンジ色がタコです。　このタコ、何で作られていると思いますか？　乾かした（ドライド）アプリコットなのです。　我々がトレーダー・ジョーで普段買って食べているおやつです。　

我々はタコも好きですから気になりませんがアプリコットが嫌いになるアメリカ人がいるかも。。。

ウェスタン・アセットのフロートは「宇宙的な好機」と題が付いています。　５０フィートの高さのフロートには惑星が飾られています。　ダイレクターのトロフィ受賞。

アナハイム市のフロート題して「何時までも親切で古くならない」。　アナハイム市はディズニーランドがある市。　右側が遊園地のモノレール。　

スペイン語のアナとドイツ語のハイム、アナと云う名の川の沿岸にあった市は今年１５０周年を祝います。

市長のトロフィ受賞。　

ノータリー・アソシエーションのフロートは題して「サインして、閉じて、配達」。　ファンタシートロフィ受賞。

ノータリーは公証人のこと。　初めてローズパレードに出場。

「サーカスが町にやってくる」がこのアルハンブラ市のフロートのタイトル。　　象がサーカス・ワゴンを引いています。

グランド・マーシャル賞受賞。　今年のパレードのグランドマーシャルは　スターワーズのジョージ・ルーカスでした。

唯一の南カリフォルニアの市以外の市のフロート。　セントルイス市のフロートは「海底の自然を発見」。

このフロートを引いたのがバッドワイザー（ビール）社の有名なクライズデール（足に毛がはえている馬）。

カイザー病院のフロート。　虹の橋の先頭に大きなガチョウがいます。　　真ん中は薔薇のパイ、チェリーパイになるのでしょうか。

プレジデント・トロフィ受賞。

このアルバムのフロートの写真の最後は三つ。　右からロサンゼルス市の「将来を築く」、中がロングビーチ市の「湾で過ごす一日」、左が Donate Life 「心からの贈り物」。　　

心からの贈り物とは人間の器官（オルガン）です。　小さな子供を亡くした親が子供の器官を病気の子供に提供しています。　悲しくて嬉しい話。　年寄りの器官の使い道があるかどうかは分かりませんが私もドーナーとして登録してあります。

フロートを見た帰り、シエラ・マードレ市のレストランで遅い昼食。　　この町にもう一軒あったようですが、レストランの名前は　「この町ではここだけ」。

健康的にサラダの昼食、グリルで焼いた鮭がのっています。