河口湖オルゴールの森美術館から御殿場「時之栖」イルミネーション

2011/11/22 - 2011/11/22

天気の良い日、河口湖から御殿場までドライブした。

「河口湖オルゴールの森美術館」は昨年に続いての訪問。
オルゴール、自動演奏楽器が楽しみ。富士山もバックに中世ヨーロッパ風の建物が良く似合う。

時之栖（ときのすみか）は、御殿場高原富士の麓に6万5千坪に多数のレストラン＆温泉施設、スケートなどの高原リゾート地だが、この時季イルミネーションに輝いている。
桜並木を３００万球のＬＥＤで光のトンネルに変えて、眩しいほどの光のトンネルを演出していた。無料。
凄かったのは、噴水ショー。こちらは有料だが、色々形を変える噴水を水中ライトで噴水に色をつける。「バレリーナの誘惑」と名づけられた今回のショーは空高く舞い上がる噴水は観客席まで水しぶきがかかり迫力満点だった。
入場料は１，０００円と高いが、そのうち５００円は会場のグルメなどの商品券で、終わった後おでんを食べられたのは良かった。

エリア 御殿場(静岡)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車

河口湖へ　富士山がよく見える

すこし風邪気味で迷ったが、天気が良かったので自宅を１１時に出発と随分と遅い出発と成った。
先ずは河口湖オルゴールの森美術館へ。招待券が明日までなので、昨年も訪れたが、富士山との景色も良さそうなので楽しみに出かけた。
これは、御殿場から河口湖に向かう車中からの写真だが、富士山がよく見える。

美術館前

美術館前も秋色に色づいている。
山はすっかり秋だ。

河口湖オルゴールの森美術館

紅葉とスタッフがお出迎え。

河口湖オルゴールの森美術館は、河口湖畔にあり、中世ヨーロッパの町並みや庭園が富士山をバックに美しい。
さらに、高級オルゴールや自動演奏楽器を集めたミュージアムである。

トークショー　清水国明

ちょうど、トークショーが有り近くに住んでいる清水国明がゲスト出演。むかし、あのねのねで活躍したあの清水国明。いまは、山梨県河口湖にアウトドアパーク「森と湖の楽園」を開園している。東北大震災の被災した子供達を受け入れているのでも知られている。アウトドアを経験に、来年は山梨学院大学の客員教授になるそうだ。

笑いを取ったトークはＴＶと同じだった。

フルート・ヴァイオリン・チェロの生演奏

続けての生演奏でうっとり。

最後に、「ふじの山」の歌を皆で大合唱

この歌、何年振りだろう。

　あたまを雲の　上に出し　♪
　四方の山を　見おろして　♪
　かみなりさまを　下に聞く　♪
　富士は日本一の山　♪

なんと２番まで歌った。

　青空高く　そびえ立ち　♪
　からだに雪の　着物着て　♪
　霞のすそを　遠く曳く　♪
　富士は日本一の山　♪

2007年には「日本の歌百選」にも選ばれた。

タイタニックのオルゴール

司会者の説明しているのは、タイタニック号に乗せる予定だった「オーケストリオン」。製作が間に合わずに乗せられなかった。素晴らしい音を奏でていた。
映画でも見たが、沈み行く船では楽隊の生演奏だった。

ミカド”ディスクミュージックボックス

１８９０年、ドイツ製
昔の貴重なオルゴールが数多く展示されている。
実際にオルゴールを聞く館内ツアーもある。

なんと、ヴァイオリンの自動演奏器

自動演奏楽器はピアノやオルガンだけではない。
１９０６年アメリカで発明されたヴァイオリンの自動演奏器。ロール紙を読み取って電気で弓を引く。素晴らしい音色でそこで人が弾いている様だった。ロール紙には、実際に演奏したものが記録されているので生の様に聴ける。
録音機の無い時代、たいしたものだ。

弓に相当する部分は、薄いセルロイドを積層した４つのローターで、駆動モーターが毎分２００〜６，０００回転と変化するだけでなく、回転速度が速くなると弦を強く押し付ける機構によりダイナミック・レンジを得ている。

エントランスホール

中世ヨーロッパの王侯貴族の館を再現したエントランスホール。
オルゴール&ダンスオルガンの自動演奏で歴史的作品の演奏が楽しめる。ホールに大音響が響く。

貴族になったつもりで

王侯貴族のコンサートはこんな感じだったのか。
ソファーにゆったりともたれかかって鑑賞。

ヘレンキムゼー城オートマタ

ヘレンキムゼー城をモデルにしたオートマタ（機械人形）。
このオートマタは３３個のミニチュアシャンデリアやブラケットが点灯して、中の貴婦人達がシリンダーの奏でる舞踏会の音楽に合わせて回転する。

中世の街並み

河口湖オルゴールの森美術館は、オルゴールのみならず、ヨーロッパ中世の街を再現した空間が素晴らしい。
中央に池に、右側が第１展示場のエントランスホール、左側に第３展示場のメインホール。

左にメインホール

青空と街がコラボ。

バックには富士山が見える

エントランスホールの向こうに富士山が見える。
午後の陽光でやや薄くなってきている。

小さな教会

可愛い森の中の教会でムード満天。

教会の中

ここで結婚式も挙げられる。
大きなガラス窓の向こうは河口湖。

レストラン側

河口湖と反対側のレストラン側の風景。
紅葉も見られる。

第２展示場から富士山

富士山は絵に成る

富士山をアップで

雪がまだ少ない。

富士は日本一の山

どこから見ても富士山は良い。

噴水ショー

池では、音楽に合わせて噴水が形を変えて噴水ショーを繰り広げる。
楽しい噴水ショーだった。

時計台から指揮者が

真ん中の時計台の窓が開き、からくり人形が出てきて指揮をとる。
最後にお辞儀をして去っていった。

ローズガーデンを見て

最後にローズガーデンを見て、御殿場に向かう。
バラには時期的に遅かったが、僅かに咲いていた。
バラの最盛期にもう一度訪れよう。

時の栖（ときのすみか）到着

河口湖から１時間かけて御殿場の「時の栖」に到着する。
北口ゲートから、イルミネーション会場近くの駐車場に駐車できた。週末には大混雑になるようだが、今日はスムーズに入れた。
すぐに、第１会場（無料）の、イルミネーションの飾られたさくらのトンネルに入る。

「二度とない人生だから」

入り口に坂村真民（しんみん）氏の詩碑があった。
考えさせられる詩だった。

二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛をそそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳をかたむけてゆこう

二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないよう心してゆこう
どんなにかよろこぶだろう

二度とない人生だから
一ぺんでも多く便りをしよう
返事は必ず書くことにしよう

二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれどこころ豊かに接してゆこう

二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう

二度とない人生だから
のぼる日　しづむ日
まるい月　かけてゆく月
四季それぞれの
星星の光にふれて
わがこころを洗いきよめてゆこう

二度とない人生だから
戦争のない世の実現に努力し
そういう詩を
一編でも多く作ってゆこう

わたしが死んだらあとをついでくれる
若い人たちのために
この大願を書きつづけてゆこう
　　　　
　　　　　　　　　　　坂村真民書

テーマはゴンドラの輝き！

桜並木を３００万球のＬＥＤで光のトンネルに変えてここはお伽の国。
別世界に迷い込んだようだ。

光のトンネルが続く

いろいろな形をしたＬＥＤの電飾がトンネルを飾っている。

黄色、緑、ピンク、白・・・・

無数に輝く光。

ハート

大きなハートだ。

ヴェネツィアのゴンドラ

今回のテーマのゴンドラがある。全長10.75ｍの本物のゴンドラが３台トンネルに浮かべていた。
自由に乗って記念撮影が出来る。

ヴェネツィアの職人が

ヴェネツィアから、伝統的な手作り職人がゴンドラを製作した。
数年前に実際に乗ったヴェネツィアのゴンドラと同じだった。

高さ１４メートルのガラスの塔

トンネルから所々外に出られる。
ガラスの塔が輝いている。外から見るトンネルも光り輝いて凄い。

トンネルが続く

動物達も見ていた

桜の礼拝堂の水辺で

光の噴水の周りに人が大勢いた。

マジックアワー

水面に様々な泡の文字や図柄が浮かぶ噴水アートで面白かった。
どうやってやるんだろう？

第２会場の「よろこび山」へ

こちらは有料で、ヴェルサイユ宮殿噴水ショーなどが見られる。
入場料１，０００円は高いと思ったが、５００円の金券が付き納得。

ドームと大きな人物像が輝いて

見えてきた。音楽も聴こえてくる。
さてどうなっているのか？？

シャボン玉が

シャボン玉が大量に飛んできた。噴水の池からシャボン玉がどんどん飛んでくる。

星の王子様がお出迎え

大きく見えた人物像は、15ｍ×15ｍの巨大な星の王子様だった。
もうすぐ、噴水ショーが始まるようだ。

始まりを待つ

観覧席があり寒い中、始まりを待つ。
これからの時季は寒くて観覧も大変だ。夏にもやっているようなので噴水ショーは夏のほうが良い。

ヴェルサイユ宮殿噴水ショー始まる

ヴェルサイユ宮殿の庭園で催されている噴水ショーを御殿場に再現した。
音楽に合わせて噴水が踊り水中ライトで照らし７色の色をつける。

今年のテーマは「バレリーナの誘惑」

白く美しく踊る。

網の目のように

青色が出てきた

青の世界

茶の世界

紫の世界

赤も

黄の世界

滝のように

踊っている

色が混じってきた

七色に輝き始めた

終わりが近い

カメラの視野を飛び越えて

最後に高く高くバレリーナが踊った。

星座のドーム

直径20m、高さ10mのドームの中はプラネタリュームみたいに星が輝く。

中に入って見ると

３６０度が星空の様に輝いている。

星達にも色がついている

帰りに「愛の鐘」

「よろこび山」は愛の鐘広場と言われていた。この鐘は世界最大級で、 直径： 3.824m 高さ：3.724m 重さ：37.5tある。
昼間なら真正面に富士山が見えるのだが。

輝く雪だるまにさようなら

入場したときの金券で、美味しいおでんを食べて「時之栖」とお別れ。
平日なのでそれほど込んでいなくてゆっくり見られた。
さくらのトンネルも見てみたいと思った。