アンドラ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
10月1日、パリ・オーストリッツ駅21:56発の夜行列車は2日の7:20アンドラへの拠点、ホスピタレット着。アンドラ行きバス8.5ユーロ・1280円に乗り換えるとすぐに発車した。アンドラ行きは列車とバスが接続しているのだが、アンドラからの帰路、トゥールーズ行きのバスと列車の接続便が解らないままアンドラに向かっていた。パリからの夜行列車で見かけ、アンドラ行きバスの隣の席に座ったブラジル・リオから来たという青年に聞くと、14時アンドラ発トゥールーズ行きバス(29ユーロ・4350円)があって、そのバスに乗らないと明日の早朝発のホスピタレット行きのバスを待たねばならないとのこと。9時にアンドラのツーリストインフォーメーション前でブラジルの青年と一緒にバスを降りて、地図とバス時間表をもらうが、ブラジルの青年が言う通りだった。バスターミナルに行き14時発のバスチケットを買ってから街を歩く。<br />アンドラの歴史は古く、839年にスペインのウルヘル司教が教権行使を認められたことに遡り、1278年、後にフランス王家に統合されたフォア伯爵が司教と対等の封建領主権(徴税権、裁判権、徴兵権)を得たという過去の歴史に基いて、現在はスペインのウルヘル司教とフランス大統領の2人が共同元首をつとめる共和制の国家となっているとのことで、1993年にフランスとスペインが独立国家としての承認をしている。私はヨーロッパ各国は領土をめぐる争いの歴史を持つが、その中でも小国が生き残っていることに興味を持っていた。世界一面積が小さいバチカン、2番のモナコ、5番のサンマリノ、6番のリヒテンシュタイン、10番マルタ、17番アンドラがなぜ生き残ったのか。宗教的歴史から独立国を保っているバチカン市国、サンマリノ、マルタ、王侯貴族の領地であった歴史から独立国を維持しているリヒテンシュタイン、モナコ。アンドラは宗教的歴史、王侯の領地の歴史の両面を持っている。いずれの国も古くから自治権を持っていた歴史を持ち、歴史を根拠に独立を維持していると言えるだろう。だが、小国を維持するためには周辺国の協力が必須で国民はメリット、デメリット、両面があると思う。<br />アンドラはピレネー山脈にある美しい国で、ブランド品が安く買えることを目玉にして年間1000万人の観光客が訪問する観光国だ。私も小型リュックを探していたのだが、ブランド品では無いが14.5ユーロ・2180円で質のいいものがあり、食料品もフランスより安価だった。<br />14時発のバスで17時トゥールーズ着。ピレネー近郊のカルカッソンヌ、ルルド、バイヨンヌ、アルビへの観光拠点にしようとしているベルモントホステルに行き宿泊予約した。地下鉄2往復4.8ユーロ・720円を買いガロンヌ川の夜景を見て22:35トゥールーズ発の夜行列車でパリ・オーストリッツ駅に10月3日6:50に戻った。<br />(アンドラの費用)<br />移動費;ホスピタレット−アンドラのバス8.5ユーロ・1280円、アンドラートゥールーズのバス29ユーロ・4350円 計5630円<br />食費;1440円<br />雑費;3200円<br />合計;10270円<br />(写真はアンドラの公園)<br />

欧州・バックパッカーの旅【24】 ピレネーの小国アンドラ公国

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2006/10/02 - 2006/10/02

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さすらいおじさん

さすらいおじさんさん

10月1日、パリ・オーストリッツ駅21:56発の夜行列車は2日の7:20アンドラへの拠点、ホスピタレット着。アンドラ行きバス8.5ユーロ・1280円に乗り換えるとすぐに発車した。アンドラ行きは列車とバスが接続しているのだが、アンドラからの帰路、トゥールーズ行きのバスと列車の接続便が解らないままアンドラに向かっていた。パリからの夜行列車で見かけ、アンドラ行きバスの隣の席に座ったブラジル・リオから来たという青年に聞くと、14時アンドラ発トゥールーズ行きバス(29ユーロ・4350円)があって、そのバスに乗らないと明日の早朝発のホスピタレット行きのバスを待たねばならないとのこと。9時にアンドラのツーリストインフォーメーション前でブラジルの青年と一緒にバスを降りて、地図とバス時間表をもらうが、ブラジルの青年が言う通りだった。バスターミナルに行き14時発のバスチケットを買ってから街を歩く。
アンドラの歴史は古く、839年にスペインのウルヘル司教が教権行使を認められたことに遡り、1278年、後にフランス王家に統合されたフォア伯爵が司教と対等の封建領主権(徴税権、裁判権、徴兵権)を得たという過去の歴史に基いて、現在はスペインのウルヘル司教とフランス大統領の2人が共同元首をつとめる共和制の国家となっているとのことで、1993年にフランスとスペインが独立国家としての承認をしている。私はヨーロッパ各国は領土をめぐる争いの歴史を持つが、その中でも小国が生き残っていることに興味を持っていた。世界一面積が小さいバチカン、2番のモナコ、5番のサンマリノ、6番のリヒテンシュタイン、10番マルタ、17番アンドラがなぜ生き残ったのか。宗教的歴史から独立国を保っているバチカン市国、サンマリノ、マルタ、王侯貴族の領地であった歴史から独立国を維持しているリヒテンシュタイン、モナコ。アンドラは宗教的歴史、王侯の領地の歴史の両面を持っている。いずれの国も古くから自治権を持っていた歴史を持ち、歴史を根拠に独立を維持していると言えるだろう。だが、小国を維持するためには周辺国の協力が必須で国民はメリット、デメリット、両面があると思う。
アンドラはピレネー山脈にある美しい国で、ブランド品が安く買えることを目玉にして年間1000万人の観光客が訪問する観光国だ。私も小型リュックを探していたのだが、ブランド品では無いが14.5ユーロ・2180円で質のいいものがあり、食料品もフランスより安価だった。
14時発のバスで17時トゥールーズ着。ピレネー近郊のカルカッソンヌ、ルルド、バイヨンヌ、アルビへの観光拠点にしようとしているベルモントホステルに行き宿泊予約した。地下鉄2往復4.8ユーロ・720円を買いガロンヌ川の夜景を見て22:35トゥールーズ発の夜行列車でパリ・オーストリッツ駅に10月3日6:50に戻った。
(アンドラの費用)
移動費;ホスピタレット−アンドラのバス8.5ユーロ・1280円、アンドラートゥールーズのバス29ユーロ・4350円 計5630円
食費;1440円
雑費;3200円
合計;10270円
(写真はアンドラの公園)

同行者
一人旅
一人あたり費用
100万円以上
交通手段
高速・路線バス
  • 住居には花が飾られている。<br />

    住居には花が飾られている。

  • アンドラの光景。

    アンドラの光景。

  • アンドラの光景。

    アンドラの光景。

  • 険しい崖の上にも建物が建っている。

    険しい崖の上にも建物が建っている。

  • ツーリスト・インフォーメーション前の光景。

    ツーリスト・インフォーメーション前の光景。

  • アンドラの光景。

    アンドラの光景。

  • アンドラの光景。

    アンドラの光景。

  • 交通整理をする女性のおまわりさん。

    交通整理をする女性のおまわりさん。

  • アンドラの光景。

    アンドラの光景。

  • ツーリスト・インフォーメーション前の光景。

    ツーリスト・インフォーメーション前の光景。

  • アンドラの光景。

    アンドラの光景。

  • 街で見かけたちょっと変わったオブジェ。

    街で見かけたちょっと変わったオブジェ。

  • アンドラの光景。

    アンドラの光景。

  • アンドラの建物。

    アンドラの建物。

  • 川と橋が美しい。

    川と橋が美しい。

  • 険しい崖の上にも建物が建っている。

    険しい崖の上にも建物が建っている。

  • 温泉が湧き出していた。<br />

    温泉が湧き出していた。

  • 国境を越えてフランスの鉄道沿いの光景。<br />

    国境を越えてフランスの鉄道沿いの光景。

  • トゥールーズの夜景。<br />

    トゥールーズの夜景。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • まみさん 2007/01/19 09:02:14
    興味深いミニ国家
    さすらいおじさん、こんにちは。

    アンドラ公国に行かれたのですね。
    歴史解説をとても興味深く拝読しました。勉強になりました。
    「スペインのウルヘル司教とフランス大統領の2人が共同元首をつとめる共和制の国家」とは面白いです。
    たしかに小国がいまだに独立を維持できた事情って興味深いですね。そこの国民のメリットデメリットも。

    アンドラは崖のある景色と川はどこかで写真を見た気がしますが、メダルのような浮彫のある建物もすてきですし、自転車2人乗りのようなオブジェ、面白いですね!

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2007/01/19 18:03:24
    RE: 興味深いミニ国家
    まみさん

    ヨーロッパには小国が多くて、ドイツ、フランス、スペインなど領土争いをしてきた列強の中で、なぜ小国が生き残ってきたのか、不思議でしたし、ずっと興味がありました。

    小国はいずれも中世以前から国を成立させていたという歴史を持っていること、列強国のお互いのけん制から強引に合併できないこと、などが生き残っている要因だろうと思います。

    でも国民が現状に満足しているのかどうかまでは解りませんでした。



  • kioさん 2006/12/21 00:18:15
    アンドラへ行って来たんですね!
    アンドラ編 懐かしく読ませて貰いました。
    フランス側からアンドラへ向かったんですね
    自分はバルセロナから最寄りの駅を適当に
    決めて行き当たりばったりにアンドラへ向かったものでした。

    自分のアンドラ旅行記にも書きましたが
    アンドラまでの道中は詳細に記憶にあるのですが
    アンドラでの記憶はほとんど無いです(・・;)
    画像を観てそういえば街中に川があったなあ〜と思い出しました。

    それにしてもさすらいおじさん氏の下調べ充分な綿密な旅行日程には
    改めて驚きます。さすらいおじさん氏のおそらく几帳面な性格が
    見えるようです。

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2006/12/21 09:47:00
    RE: アンドラへ行って来たんですね!
    kioさん

    アンドラはkioさんの旅行記を拝見し、ずいぶん参考になりました。私はヒッチハイクの自信が無いし、ヨーロッパでは費用がかかるタクシーは使いたくない、なんとかバスと鉄道で往復しようと思っていました。トーマスクックの時刻表で往きは予定とおりでしたが、帰りは鉄道が減っていました。交通の便が悪いのは今も変わっていないようです。


    >それにしてもさすらいおじさん氏の下調べ充分な綿密な旅行日程には
    改めて驚きます。さすらいおじさん氏のおそらく几帳面な性格が
    見えるようです。

    私が細かく計画を立てるのは几帳面ではなく瞬時の判断が苦手だからです。そして安くしかも年をとって腰に負担がかかる重いリュックをなるべく持ち運びしたくないからなのです。?安く移動し、安いホテルに泊まるには情報を持っていないと難しい?スケジュール、ルートを決めておかないとリュックを担いでウロウロし、腰をヤラレル という理由からなのですが、それでも鉄道のダイヤ変更やホステルはほとんど予約していないので満員でリュックかついで他を探す、ということがかなりありましたし、最初の計画はほとんど使い物になりませんでした。年をとってから安く、楽に、効率よくたくさん回る、と欲張った旅を目指しているのですが、移動とパリなど大観光地での安ホテルは確定しておかなければ欲張り旅行は難しいと思いました。
    また、大きなリュックは腰にくるのでやはりキャリーバックにしなければいけないかなあ、と思っています。

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