2009/05/06 - 2009/05/06
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4月に入って燃油サーチャージが12,000円に下がったKLMのエアーチケットを買って、5月2日(土)から5月10日(日)までの9日間の日程で、イタリア(シチリア島、ナポリ近郊)に出かけました。ローマ1泊→パレルモ2泊→タオルミーナ1泊→ナポリ2泊→ローマ1泊の7泊9日です。
5月6日朝、タクシーでタオルミーナ駅に向かい、タオルミーナ(Taormina)からナポリ(Napoli)までTrenitalia Icplus 722に乗車して移動しました。昼間の明るい時間帯にメッシーナ(Messina)海峡を列車ごと横断できて、感動しました。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 船 タクシー
- 航空会社
- KLMオランダ航空
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朝食の前にメインストリート・ウンベルト通りの中ほどに張り出すPiazza IX Aprile(4月9日広場)にもう一度行きました。
ホテル(Albergo Vello d'Oro)は左上端で、ここまで歩いて3分ほどです。
この反対の方向に眼下の海岸線や美しい街の景色を楽しむことができました。 -
6時57分頃、4月9日広場から撮影したエトナ山には雪がはっきりと見えました。
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4月9日広場からズームで撮影したエトナ山です。
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4月9日広場から撮影したTaormina-Giardini駅です。
タオルミーナは台地の先端の断崖の上にひらけた町で、海岸と駅はこのように遥か眼下に小さく見えます。 -
タオルミーナの卓越した地形の素晴らしさをこの写真で確認いただけると思います。
タオルミーナは、ナクソスのギリシアの植民都市から逃亡した人々によって建設された都市で、古代名タウロメニオンから由来します。
北にイタリア本土とメッシーナ海峡、東にイオニア海、南に雄大なエトナ山とカターニアまでの海岸線が臨め、その美しい風景でイタリアきってのリゾート地になりました。 -
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4月9日広場は展望台のようになっていて、海を眺めると気分がとても爽快になります。昼だけでなく、夜も多くの人が集まってきて、遅くまで賑わうにぎやかな広場ですので、このように人気がない早朝(といっても7時過ぎ)に訪れるのも楽しいです。
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散歩の後、ホテル(Albergo Vello d'Oro)に帰る途中で出会ったネコちゃん。
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ホテル(Albergo Vello d'Oro)の階段。
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ホテル(Albergo Vello d'Oro)のレストラン。
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ホテル(Albergo Vello d'Oro)の朝食会場です。
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ホテル(Albergo Vello d'Oro)の屋上の一部です。近くの建物が解体中で、右上にクレーンの端が写っています。
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ホテル(Albergo Vello d'Oro)のテラスで出発前に少しくつろぎました。
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Taormina-Giardini駅へ向かう途中のタクシー車窓からエトナ山をキャッチ。
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エトナ山撮影のため、タクシーが停車してくださいました。
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Taormina-Giardini駅へ向かうタクシー車窓から断崖にひらける住宅を見ることができました。
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斜面を利用した、日当たり抜群の住宅群があちこちにありました。
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8時15分にTaormina-Giardini駅に到着しました。タクシー代は20ユーロとちょっと高かったです。(往路は駅からホテルまで15ユーロでした。)
この運転手さん、この後も駅の構内まで付いてきて、列車の時間の確認とか、コンポストとか、何かと手伝おうとされました。タクシー代に見合うサービスを付けようとされたのか…(笑)。 -
9時6分発のIcplus 722が遅れるという情報があったので、
少し迷いましたが、8時21分発のローカル線でメッシーナまで行くことにしました。メッシーナで予約したIcplus 722に乗れるかどうか不安でしたが、早く着いた時間を無駄にしたくなかったのです。
09:06 Taormina-Giardini→16:18 Napoli Centrale
Trenitalia Icplus 722
Carrozza:1、 Posti:76/75、75ユーロ(2人分) -
9時45分頃、Messina(メッシーナ)駅に着きました。
駅のインフォメーションで確かめたところ、遅れている
Icplus 722にここから乗れるとのことで、ほっと一安心しました。 -
8番ホームから10時40分発、Roma行き、Icplus 722に乗車することになり、少し待ち時間ができました。
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10:50発 Roma Termini行きは8番ホームから乗車します。
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Messina Centrale駅の有料トイレ(0.5ユーロ)です。
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この路線はシチリア島とイタリア半島との間にあるメッシーナ海峡をフェリーを使って渡ります。その所要時間が約1時間30分であるため、長旅になってしまうのです。
これは列車がフェリーに入る瞬間に車窓から撮影したものです。 -
フェリーに入ると、フェリーの中に線路が引かれていて、列車から車両は1両ずつ切り離され、合計3両積み込まれました。このような感じで、車両に乗っていることもできますし、外に出て、階段を登って、2階、3階に出ることもできます。
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タオルミーナからローマ/ナポリへのIC Plusは、のんびりと旅行したい人にはお勧めです。
メッシーナ海峡を渡る際に、場合によっては列車の車両から外に出られずに、船腹に閉じ込めらると聞いていましたが、ちゃんと屋上(船上)にも出ることができました。 -
のんびりと船上でくつろぐ乗客たち。
2011年にはメッシーナ海峡に橋が完成し、フェリーで列車を運ぶ風景は見られなくなると噂で聞いていたのですが、船上から辺りを見回しても工事に着工している様子はありませんでした。 -
このフェリーはイタリア国鉄の所有です。
帰国後にインターネットで調べたのですが、日本で取れる最新のニュースでは、
『イタリアのマテオリ運輸相は2009年2月25日、同国本土と南部シチリア島をつなぎ、完成すれば主塔間が3,300mと、明石海峡大橋(同 1,991m)を抜いて世界最長のつり橋となる「メッシーナ海峡大橋」を今年中に着工すると述べた。ANSA通信が伝えた。同大橋は幅約60mの鉄道・道路併用橋。総事業費60億ユーロ(約7,400億円)で2016年の完成を目指す。2005年に日本の石川島播磨重工業(現IHI)も参加する企業グループが建設を受注。しかし翌年誕生した中道左派プローディ政権が、財政難を理由に大型公共事業を見直し、計画を一時凍結。昨年4月の総選挙で橋の建設を公約した中道右派ベルルスコーニ政権が返り咲き、事業再開の機運が高まっていた。運輸相は「巨大な予算がかかる事業だが、南部の発展のため必要だ」と強調した。同大橋の開通でシチリア島振興への貢献が期待されている。』〔イタリアで世界最長つり橋着工へ/明石大橋抜く3・3キロ 2009/02/26 9:52 共同通信〕ということで、建設工事が近々再開されるのかもしれません。 -
2000年にベルルスコーニ氏が政権を取った時から計画が浮上していて、2006年10月、ロマーノ・ブロンディ首相の折、建設には莫大な予算が掛かり、また、耐震の問題から多くの学者が疑問を投げかけ、さらにマフィアとの癒着が避けられないこと、周辺住民達の大反対などもあり、『メッシーナ海峡大橋』の建築計画は、大論争の末、一旦中止になったのです。
しかし、2008年にベルルスコーニ首相が再度政権を取っってから、再びこの建設計画が浮上し始め、着工に向け、国家予算の枠組みを組まれました。
2009年4月のイタリア中部地震の後も、その予算を使い全国の建物の耐震補強をすべきだと多くの関係者から声が上がっているのですが、現政権の意向は変わらないようです。“現政権はマフィアと仲良し?”と勘繰ってしまいそう。
やっぱり、そんなに無理をして(リスクを抱えて)まで約3分で横断できるようにならないほうがいいです。2016年までにもう一度訪れようと思います。 -
13時57分頃、Paola駅到着前に撮影した人工の砂浜です。
列車はMessinaを出てから、次のような駅に停車しました。
10:50 Messina Centrale
12:00 Villa S. Giovanni
?? Crotone ←同じコンパートメントの男性2名下車
13:33 Lamezia Terme Centrale
13:59 Paola
14:46 Sapri
15:18 Salerno
16:26 Napoli Centrale -
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大きな荷物を持っていて危ないので、ナポリ中央駅付近の写真は撮影しませんでした。明日撮影します。
以前の旅でのナポリ中央駅の印象から、中央駅よりもメルジェリーナ駅近辺のホテル、Hotel Paradisoに2泊することにしました。
近年改装したばかりで、豪華で落ち着いた客室でした。
Hotel Paradiso
Via Catullo 11, 80122 Napoli, Italia
Tel: +39 081 2475111
Fax: +39 081 7613449
E-mail: paradiso.na@bestwestern.it -
Hotel Paradisoは、メルジェリーナ駅からタクシーで約10分(徒歩約30分)のポジリポの丘の上に立地し、ヴェスーヴィオ火山の景色を一望できました。海岸沿いの遊歩道の方向にかすかに「卵城」も見えました。丘を降りると、イスキア島やカプリへの船の発着地や、ギリシャ・ローマ時代の詩人ヴィルジリオの墓などがあります。
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ホテルのフロントの方に「今からサンタ・ルチーア港のほうまで散歩に行きたいけれど・・・」とお聞きしたら、「今からでは遅すぎる。ホテルで夕食にしたら?」と言われてしまいました。
地図をいただいて、日没まであと2時間程度あるので、明日はヴェスヴィーオ火山やエルコラーノに行くので忙しいし、結構お天気が良いので、やはり散歩に行くことにしました。
17時40分にホテルを出発し、メルジェリーナ港から約2kmの海岸沿いの遊歩道を歩いて、歌で有名なサンタ・ルチーア港に向かいました。
歩き始めてすぐ(17時47分頃)、ナポリ湾(Golfo di Napoli)とヴェスヴィオ火山(Vesuvio)が見えてきました。
「ナポリを見て死ね」(Vedi Napoli e poi muori)といわれる絶景です。 -
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メルジェッリーナからサンタ・ルチーア港(Santa Lucia)辺りまでのルンゴマーレ(海沿いの遊歩道)を歩くと、美しい海、ナポリの街並み、雄大なベスビオ火山はもちろん、カプリ島、ソレント半島まで一望できます。
18時32分頃撮影した写真です。魚釣りを楽しむ人たちの向こうにようやく卵城が見えてきました。 -
ナポリ湾(Golfo di Napoli)と卵城(Castel dell'Ovo)です。
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卵城(Castel dell'Ovo)を背景に、新郎新婦のように着飾ってポーズを決める子供たちに出会いました。
プロのカメラマンとお母さんが一緒でした。 -
18時39分、ホテルを出発して約1時間で、海に突き出た城塞で魔術師ヴィルギリウスが卵を隠した伝説が残る、メガリスという凝灰岩で11世紀に建てられた卵城(Castel dell'Ovo Santa Lucia)に到着しました。
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卵城の横に広がる小さな入り江サンタ・ルチーア港(Santa Lucia)は、メルジェリーナ港より小さく、現在プライベートのヨットハーバーになっていて、ここからの夕焼けを楽しみました。
この界隈は、昔は漁師町で、魚介類を売る店が並び、独特の風情があったそうです。現在は魚介類を得意とするレストラン街になっています。 -
この写真はヴェスヴィオ火山(Vesuvio)も写っていて、お気に入りです。
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サンタ・ルチーア港(Santa Lucia)に出る手前に、ナポリで一番美しいと言われている泉、“インマコラテッラ(無原罪の聖母)の泉”のモニュメントがありました。このとおり修復中で味気ない写真になってしまいました。
映画「イタリア旅行」に出てくるホテル・エクセルシオールはこの向かいにあります。 -
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卵城の近くで、ristorante pizzeria OstePazzoというお店のフリークーポンをいただきました。デザートをつけていただくことにして、前菜としてSOUTE FRUIT MARE(10ユーロ)を注文しました。
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このMARGHERITA(5ユーロ)はモチモチ感のある生地で、本当に美味しかったです。
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RISOTTO DI MARE(シーフード・リゾット、10ユーロ)も絶品でした。
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可愛いカップでコーヒー(1.5ユーロ)をいただきました。満足です。
ちなみにコペルタは2ユーロ/人でした。 -
少し肌寒く、ストーブを点けていただきました。このように背後から温めるタイプのストーブを見たのは初めてです。
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ristorante pizzeria OstePazzo
Indirizzo: via eldorado,15, Borgo Marinaro Napoli
Telefono: 081 7648008
E-mail: info@ostepazzo.it
URL: http://www.ostepazzo.it/ -
ristorante pizzeria OstePazzoのメニュー。
サンタ・ルチーア界隈の他のお店でも呼び込みをしていましたが、ここは突きあたりに位置しているので、フリー・クーポンでも配らないとお客さんが入らないのかなぁと思いましたが、帰る頃には店内はグループやカップルで満席でした。 -
Excelsior Hotel Naples(エクセルシオール ホテル ナポリ)をはじめとする高級ホテルが並ぶパルテノペ通り(Via Partenope)の夜景です。
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20時44分頃、夜の卵城を後にし、ホテルに帰りました。
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