グレイ氷河ハイク：パタゴニア

2006/02/11 - 2006/02/11

お天気の昨日とは打って変わって曇り。でも朝は暖かく起きやすかった。8:45発で昨日と同じカタマラン（片道10,000チリペソ）に乗り、フランシス谷ハイクと同じ起点から、今日はグレイ氷河に向かうコースを歩きます。風があったから道幅が狭い所や崖は怖かったけど、パタゴニアで一番充実したハイクでした。

全日程のまとめと感想
http://4travel.jp/traveler/mayugeinu/album/10375414/

エリア パイネ国立公園周辺(チリ)

写真の奥が起点です。最初は谷を歩くので特に眺望はなく、ひたすら登ります。ツアーメンバー10数人で歩き始めたはずなのにいつの間にかまた単独行。

サーキットやグレイ氷河の側でキャンプしてさらに奥に向かう人もいて大荷物。さすがにあれ背負っては歩けないなーというのが実感。

やっと登りきってグレイ湖が見える所まで出ました。風ビュービューで湖面も波立っているのがここからでもわかり、帰りのフェリー大丈夫かしら？と頭の片隅をかすめつつも、いきなり開けたパノラマに感無量。地球ちゃんスゲーよ！

今回はいつもそうだったんですが、帰りのフェリーに間に合うか心配なので先を急ぎます。また山の内部に入る道を進みます。今回歩いたコースはどれも良く整備されていて初心者の私でも迷ったりしなかったです。

さっきの湖の写真と明らかに湖面の色が違うのに注目。氷河が近い証拠ですよ。

後ろには山が迫ります。やはり山頂の氷河が解けて流れているので表面がキラキラ。ピカピカしてます。

出たー！氷河。

左側がグレイ氷河。これから側まで歩いて行きます。
でもここからが実は大変。濡れた岩場を下ったり、腐りかけた丸木橋を渡ったりと、ちょっと怖い所が数カ所。でもそこを抜けないと帰れない。いや、氷河まで行けないので頑張ります。

山の氷河から溶け出した水も轟々と流れています。

こんな風に滝がいくつも出来ています。

やっとフェリー乗り場のあるキャンプ場に着きました。
世界共通。ゴミは持ち帰りうんちは埋めようね。

キャンプ場から見た氷河。氷河から吹いて来る風が冷たい！
展望台がキャンプ場の先にあって、そこからはもっと近く見えるけど私は時間が心配だったから行きませんでした。
氷河ウォークも出来るみたい。キャンプ場に申し込みブースがありました。

ロッジでツアーメンバーと再会し、休んでいたらフェリーが来た。でもメチャメチャ小さくて向かい風なもんだからなかなか進まない。大丈夫か？

さらに岸までは来ずにボートの用意をしている。ということは…

ゴムボートで乗り込まないといけないのです。ちなみにしっとりと濡れた救命胴衣を貸してくれます。ここからホステリア・ラゴグレイまで片道51USD。

ボートに乗り込みます。

氷河遊覧がセットになって入るのでこれから氷河に近づいて行きます。

氷河の周囲には山が迫ってます。

氷河はまぁ…どこでも一緒かな。

ペリトモレノほどよく崩れたりはしません。

さようなら。グレイ氷河。
自分でもこんな長時間歩けるんだーというのと、整備されてるとはいえ、やたらデカい山や氷河に大満足でした。良く言われることだけど歩いて中に入り込んで初めて実感できるものがあるんだなって思うのと同時に、車で日帰りで来てもしょうがないからって諦める人がいるんだったらそれももったいないなって思った。

ホステリア・ラゴグレイでキャンプ場までのトランスファー待ち。
こっからもグレイ氷河見えるんじゃん！ホステリア・ラゴグレイはお値段も良いだけあって、とてもきれいなホテルでした。ご飯とか食べると最高だろうなーっ。

この橋が工事中でツアートラックが迎えに来れなかったのです。
橋のたもとまでトランスファーバスに乗って、歩いて橋を渡ると…

ツアーバスが待ってました。
国立公園内では歩くだけだし、食事も付いているからあまり両替しなくてもいいかなと思ったら、園内の移動にお金がかかり（でもお金が必要なのこれだけ）ツアーリーダーに少し両替してもらったりしました。2泊3日で3日歩いて100USD弱くらい。コースにもよるけどこれくらい換えておいた方が安心だと思います。