2010/01/24 - 2010/01/25
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悠遊人(ゆうゆうじん)さん
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●1万円の1人旅(1) 伊豆下田1.24(日)-25(月) 10.1.26悠遊人
1/24(日)1万円で温泉をめざし、伊豆下田に向かう。
1万円とは、交通費+宿泊代(2食付)込みのこと。いかに交通費を安くあげるかがポイントである。
新宿発08:00 西口から直行バスで4時間走り、伊豆の下田へ。天気はすこぶる良し。雪を頂いた富士山が右手に見送ってくれている。もう100回は通ったであろう懐かしの伊豆東海岸を一路南に下る。バスはほぼ満員、平均年齢は65歳といったところか。たまに母親に付き添う娘とか孫連れがチラホラ。
12:10、途中二度の休憩を経て下田のホテルへ。今宵の「はな岬ホテル」はかつて下田では黒船ホテルや大和館に次ぐ有名ホテルであったが、4年ほど前に伊東園に吸収されたようだ。位置的にちょうど寝姿山と下田湾の間に建っている。
通常、一人旅はなかなか受け入れてもらえず苦労していたのだが、昨今の不景気で受け入れ可というところが現れてきたようだ。今回はホテル代¥7,800とバス代往復がなんと¥2,000である。まともにJR踊り子で来れば往復¥12,000するんだし。
部屋はツインのベッドルームだが、和室も可なり。
さっそくチェックインし、近くの道の駅内「さかなや」で金目の刺身を食す。
そしてすぐ定期バスに飛び乗り、爪木崎へ。
やや時期を過ぎたが、この寒い1月に、この岬一面に水仙と椿が咲いている。ゆっくりと歩いて灯台に向かう。海の向こうは伊豆七島がすべて目の前だ。ただ八丈だけは遠く見えないが・・・
帰りにハリスが領事館とした玉泉寺へ。ペリーと来て亡くなった船員の墓六つ?下田湾を望む高台に並んでいる。本人はどうか知らぬが、異国で亡くなるのは私には本望と思う。
さてホテルの風呂はもちろん天然温泉で、3階の露天風呂からは下田湾が眼下に拡がっている。
夕食はバイキング・・・私はこれが好きではない。いかにも味気なく、第一メインの料理がない。メインばっかり食われてはホテルの予算が合わないだろうし、好きなものばかり選んでいては自身の健康に悪いだろうし、やはり日本料理は吸い物、煮物、焼き物、活き造り・・・と一連の流れで食していかねばならんものなのだ。朝飯ならまだ許せるにしても夕飯のバイキングはいかんぜよ!
などと思いつつ、飲み放題のビールと日本酒をしこたまお代わりをして、引き上げる。
1/25(月)昨日部屋に残した貯金通帳と印鑑が気になり、電話で会社の者に印鑑を預かってもらう。どうも注意力が散漫になっている。これ外国では通用しない。いま財産の半分を持っていかれればさすがに落ち込むだけではすまないことになる。その気分とは大枚はたいて家を建てた直後、地震にあって家が潰れたようなもんじゃろか?
気を取り直し、下田の町を散策へ。気持ちのいい朝だ。13時の出発までブラブラするにはちょうどいい。
まずペリーロードを歩いて了仙寺へ。
ここはペリーと日米和親条約を結んだ由緒ある寺である。
隣の博物館にはそのときの資料が揃えてあるよ。
ペリーの顔はまるで鬼瓦。青い目に赤い顔。ひげもじゃの大男。さすがにこれにはビックリじゃろう。
さらに歩いて唐人お吉の菩提寺である宝福寺へ。
ペリー、ハリスと唐人お吉、そしてこの寺、たまたま嵐で船が避難中だった土佐15代藩主山内容堂に勝海舟が謁見し、土佐を脱藩していた坂本龍馬の赦免を得たという、まっこと日本史にとって重要な寺なんぜよ。以後、龍馬は勝海舟のもと、東奔西走の大活躍をするのである。
そして再びペリーロードを下り、ペリー上陸の地に立ってホテルに戻る。
出発まで朝風呂に浸かり、地魚の寿司を食い、13:30発のバスで新宿に戻ったのは18時を少し回った頃。
途中、熱海の寒桜はそろそろ見ごろを迎えそうであった。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス
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