2004/02 - 2004/02
49位(同エリア50件中)
漣さん
スロヴァキアの端に中世の長きに渡り重要な交易中継地点として機能し続けた要塞都市がある。バルデヨフ、冬の別れを告げる雪が数百年前と変わらずこの町を白く染め上げる。
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古代ローマの時代からハンガリー王国、シトー会修道院と目まぐるしく変わる支配者の中で発展してきたバルデヨフはポーランドとハンガリーを結ぶ交易路上に位置し、様々な民族が訪れました。
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この町が現在見られる要塞都市としての片鱗を見せ始めたのは14世紀のこと。町をぐるりと囲む城壁に加え、15世紀には多くの見張り塔が増設されました。
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その時代、迫害が進んでいたドイツから逃れてきた神秘主義のユダヤ民族が多く中・東欧の町々に自分達の居住区を作り始めます。
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町の中央のラドニツネー広場には市庁舎と聖エギディウス教会が建つ。14世紀に工期が開始された教会は15〜16世紀にかけてルネサンス様式で修正され、ゴシック様式と調和した折衷の形式を見せています。
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広場にはルネサンス様式の建物が並ぶ。数度の火災からも復活した建築物は高さ、装飾の完璧な調和が見られ、欧州の市街保全の意識の高さを伺いう事が出来ます。
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市庁舎入り口にて発見した世界遺産の碑。かなり凝っている。中世の交易都市の有様を現代に伝えるバルデヨフは以下の基準で世界遺産に登録されています。
()バルデヨフの要塞都市は中世における中欧の交易都市の経済・社会構造の飛び抜けて良好に保存された証拠を呈している。
()バルデヨフの基礎平面・建造物・要塞は中世の中欧において、当時の一大交易路沿いの重要拠点で発展した複合都市を例証している。
※ユネスコのHPに記載されているものの私訳です。 -
歩道の敷石は町のそばを流れるトプラ川が運んできたものを利用しているとのこと。
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城壁に沿って歩くと広場の軽い雰囲気とはうって変わって、雪の白さが虚無を強調し、重く感じました。
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町の教会はカトリックだけでなく多民族が集まった証拠として、新教のものやユダヤ教のシナゴーグなどが各所に点在してます。教会の配置からどのような民族の住み分けがされたかを探ることが出来て興味深いです。
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さて一通り町を見終わるまで一時間強と言った感じです。中世をコンパクトにまとめた都市バルデヨフ、保存状態良好な国境沿いの町と言うのはやはり面白い。
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