2004/05/01 - 2004/05/09
169位(同エリア258件中)
背包族さん
★海南島へのアクセス
列車:
広州から海口行きの列車がある。
K407 広州22:26 海口10:34
K408 海口18:48 広州06:08
バス:
中国各地から長距離バスで。
海南島へはいったん、乗客はバスを降り、バスとともにフェリーで渡る。
フェリー:
広州の雷州半島(湛江)や広西省の北海から海口へのフェリーが出ている。
★北海概況
広西省の省都−南寧から206キロ、広東省の湛江から198キロ、海南省の省都−海口から124キロの位置にある広西省の南端にある海浜都市。
南、北、西を海に囲まれており、海岸線の長さは、500キロに渡る。
北海から約20.2海里の海上に、氵圍州島(Wei Zhou Dao)と斜陽島という2つの島があり、フェリーで渡ることができる。
海南島(省)の海口へも、フェリーが運航している。
北海市内(四川路の北部湾広場)から銀灘までは3路のバスでアクセス。
北海には、かつて香港の海上などでも多く暮らしていたと思われる疍家〔Dan-jia〕漁民(疍民)という、水上の小舟で生活する人々が今でも暮らしている。
疍民は、牡蠣漁を生業とする[虫毛]疍、真珠養殖を生業とする珠疍、漁業を生業とする漁
疍に分けられる。
−グルメ−
*外沙海鮮島 ・・
住所:四川路北外沙人工島
老街(中山路。珠海路付近)の近くにある、高・中級海鮮料理レストランが多く集まるスポット。
有名なのは、海陽城、疍家棚、東沙嘴など。
向かい側には、大排[才當]と呼ばれる庶民的な店も並び、私たちはこちらを利用。
−買い物−
北海は、真珠(南珠)の産地として有名。
真珠を使用した各種アクセサリーは、安いものから高いものまでピンきり。
おもちゃみたいな指輪や淡水真珠のブレスは2元から10元くらいで買える。
おすすめは、真珠粉。
薬局で薬として売られている小瓶入りのもののほか、大袋入りのもあり相場は4、5元。
私は直接飲むのはちょっと怖いので、外用に使用している。
手持ちのスクアランやオリーブオイル、乳液、クリームなどと混ぜてると粉がよく伸びるのでおすすめ。
功能は美白、老化防止。
飲用の場合、精神安定などにも効果があるらしい。
★氵圍州島(Wei Zhou Dao)概況
氵圍州島は北部湾海域に位置する中国最大の休火山島で、溶岩で形成された独自の地形とビーチ、シーフード、カトリック教会などが見所。
私たちは行かなかったが、噴火口も残っているらしい。
2000戸の島民のほとんどは客家人。
氵圍州島までは、北海からフェリー(国際航運碼頭)で約1.1時間〜2.5時間(料金により異なる)。
−グルメ−
島の入口近くの市場で生きた海鮮を重さによって自分で購入し、宿で調理代を払って調理してもらうのがおすすめ。
−日程−
D1 桂林→北海(高速ナイトバス) 約7時間
D2 北海観光(市場、デパート、銀灘など観光)
D3 北海(船のチケットを買ってから、ブラブラ)
D4 北海→氵圍州島(船)、民家泊
D5 氵圍州島観光 民家泊
D6 氵圍州島→北海(船)
北海→海口(船、三等)船内泊
D7 海口→文昌(バス)
東郊椰林、海岸(バイタク)
海岸泊(鄙びた海の家)
D8 文昌→三亜(バス)
三亜泊
D9 三亜→海口(三亜→桂林までの直通寝台バス)
海口→雷州半島(船、バスの乗客は一旦降りて船室へ、バスは 船内格納される)
雷州半島→桂林(広東州側に到着後、再びバス)
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D1
桂林からのナイトバスで早朝、北海着。
このバスは座席式のナイトバスなので、全く寝られずゲッソリ。
以前よく乗った二段ベット式の寝台バスはだんだん少なくなってきているようで、ちょっと残念。
寝台バスは場合によっては、ぜんぜん知らないオジサンとかと2人で1ベットになることがあるので、旅行者には評判が悪いようだが、横になってゆっくり休めるので個人的には好き。
現在は1人1ベットタイプに変更になっている。
二度目の北海。
いつものとおりバスターミナルから老街が広がる中山路近辺に向かう。
海から一本中に入った道が珠海路で、中国南部(広東省)の漁村風の建物群が見られる。
漁業を生業にする人が多く居住し、網などが無造作に置いてある。
ここの海は銀灘と違い海水浴用ではなく、漁業用。
海は結構汚れている。
珠海路に実家のある学生曰く、子供のころはこの海もきれいでよく泳いだけど、今は無理とのこと。
←北海のオールドストリート珠海路 -
D2
北海老街の建築様式は東南アジアの華僑地区と似ている。
広州や潮州なども建物はこのような雰囲気。
ここ北海は、言葉、食文化など広東の影響が濃く、言葉は広東語を話すが、普通語も上手な方が多く、親切な人が多い印象。
北海といえば海鮮。桂林の市場で売られている海鮮はほとんど北海から運ばれてくる。
私は、市場で、イカの燻製、干し貝柱、マンゴーを購入。
北部湾広場の十字街は北海の繁華街で、デパート、スーパーなどがが林立する。
デパートの裏にある海鮮の砂鍋飯屋台は安くておいしいので、おすすめ。
←珠海路にある招待所から見た景色 -
スーパーでミネラルウォーターなど買出し後、バスで銀灘へ向かう。
銀灘は2000年の5月に訪れたときは、15元のチケット購入が必要でゲート式だったが、今回はなぜだか、ゲートもなく無料で解放中。
5年前、北海のバスターミナル傍の招待所に泊まった時には南京虫に刺されひどい目に遭った。
腕と足がボツボツと真っ赤にはれあがり、北海の病院の皮膚科に駆け込んだら、医者に性病と勘違いされるし・・・。
やぶ医者めっ!!!中国人にとっては、皮膚科=性病っていうイメージがあるようだ。
赤みは旅行中ずっと引かなくてはずかしかった。
←銀灘のゴミ拾い光景 -
銀灘には繁華街の北部湾広場から3番バスで行ける。
海は、天気が悪い時は、灰色っぽいが、晴れの日は案外青くてきれいだ。 -
銀灘海水浴場には、ホテルのほか、シャワールーム、更衣室などの海水浴施設、海鮮レストラン、お土産屋などが建ち並んでいる。
浜辺には貸しテントもあり。
前回は、浜辺にあるホテルに宿泊。 -
D3
北海から氵圍州島行きの船のチケットは、北部湾広場から漁港方面(銀灘方向とは反対)にまっすぐ歩いて左側にあるチケットオフィスで購入。
ゴールデンウィーク期間中のため、当日券はナシ。
混雑する窓口をかきわけ、明日の便のチケットを買う。
氵圍州島から戻ってきてすぐ海口に渡れるようにあらかじめ海口行きの船チケットを買おうかとも思ったが、氵圍州島で何日過ごすか決めていなかったので、買わないことにした。
-
北海の中山路から海沿いに行くと、突き当たりに高級海鮮レストラン街がある。
海沿いは大型の高級な店が多いが、陸側には庶民的な店が数件並ぶ。
牡蠣の卵とじ、貝の炒め物などがおいしい。
注文の仕方は、水槽内の海鮮を選び、1斤あたりの値段を聞き、重さを量ってもらい、調理方法を指定する。
調理方法は、「白灼(ただ茹でるだけ)」、「紅焼(醤油味つけ)」などがあるので、お好みの調理法で。
海老などは、新鮮なものを白灼で調理し、タレをつけていただくとおいしい。
やはり、南の海の海鮮は我が故郷、北海道の海鮮とはちょっと違い、やや大味。
蟹は小ぶりな花蟹がおいしく、そのまま茹でていただくほか、お粥にしてもおいしいが、小さいので剥くのが大変。
青い色をした蟹もいるが、小ぶり。
あー、身の詰まった毛蟹が恋しい。
そういえば、上海蟹も味噌くらいしか食べるところないな。
←見たこともない海鮮がいっぱい!ちょっとグロテスク -
北海漁港近くの、観光海鮮市場の前で繰り広げられていた獅子舞イベント。
ゴールデンウィーク期間は、各種イベントが開かれているようで、町中で青いイベント日程表を見かけた。 -
D4
氵圍州島まではフェリーでの旅。
北海発の船が出る埠頭は銀灘に行く3路のバスの途中にある。
結構新しく立派な建物で、待合室もきれい。
やはり、ゴールデンウィーク時期なので、待合室は混雑している。
氵圍州島までの所要時間は約1時間。
島に到着すると、サイドカーのついた三輪タクシーが待ち構えており、多くの旅行者はこれに乗って移動する。
私たちは、とりあえず海沿いを歩きながら宿を見つけようと歩き始める。
旅館を見つけて値段を聞くと、今がカキイレ時とばかりに、かなりな値段を吹っかけてくる。
200元前後と高かったので、また宿探しの途へ。
観光地である海水浴場までは結構遠いようなので、三輪タクシーに乗ることにする。
結局、宿は海水浴場で働いている地元民に紹介してもらった民家泊、それでも70元・・・。
海はそれほど青くないが、海水はきれいで、浅瀬の砂を掘るとたくさん小さなアサリのような貝が捕れた。
氵圍州島は、5月でも暖かく、泳げる。
←氵圍州島の建物 -
D5
観光の足は、三輪タクシーをチャーターするしか方法はなく、しかも結構値段が高い。
氵圍州島の有名な観光スポットの一つ、カトリック教会に連れて行ってもらってから、埠頭まで三輪タクシーを使う。
カトリック教会は宿のある海水浴場から反対の方向にあり、やや遠い。
昼食は埠頭付近の市場で新鮮な花蟹や貝類を買い込み、宿(民家)の人に調理してもらうことにする。
調理代1品5元。もちろん材料代は別。
ただ海鮮を茹でるだけなのに高くない?
←氵圍州島のカトリック教会(天主教堂) -
D6
朝、フェリーで氵圍州島から北海に戻る。
北海の埠頭に到着後、一度、北海市内までバスで戻り、当日の海口行きの三等チケットを買い、再び北海の埠頭まで戻る。
待合室は大混雑で、椅子に座れず床に座っている人の姿も。
海口行きの船は予定より1時間くらい遅れて北海に到着、係員の案内に従い乗り込む。
三等は一番安い船のチケットだが、列車の硬臥席のように二段ベットになっており、自分のスペースがあるので大丈夫。
ただ、ベッドは板のうえにゴザを敷いただけなので、ちょっと硬い。
船内泊
←北海から海南島(海口)までの船から眺めた景色 -
船旅はなんだかロマンチック。
でも、船はボロイ。
船内をウロウロしたり、甲板にある椅子に座り海の風に当たったり自由な時間を過ごす。
←海南島へ渡るフェリーから見た朝日 -
早朝6時頃の朝日。
私たちは、5時半ころから場所とりに起きだす。
まだ人が少なく、いい場所をキープ。 -
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D7
朝、海口港着。
歩いて市の中心に向かう。
ケンタッキーを発見し、ハンバーガーの朝食。
トイレもきれいだし、快適快適。
すっかりくつろぎモード。
朝食後、海口市内散策に出かける。
市場や老街で古い建物を見たりする。
ここも北海に似て、南国スタイルの古い建物が残っている。
←海口の街が見えてきた! -
バスで椰子の故郷といわれている文昌へ。
海南島の椰子の半分はこの文昌にあると言われている。
文昌は、学問を重んじる習慣があるようで、文昌出身の華僑が世界にちらばる。
食べ物では、「文昌鶏」が有名だが、今回は食べる機会なし。
文昌から、またバスを乗り換え観光地の東郊椰林へ向かう。
途中、フェリーでバスごと対岸に渡るのがおもしろい。
このあたりは椰子の木が多く、風景はタイなどの東南アジアのよう。
東郊椰林はバイタク運転手とトラブルになったこともあり、いまいち楽しくなかった。
椰子を見るなら、やはり東南アジアのほうがいい。
中国でリゾート気分はやはり難しい。
地図で見つけた海岸までバイタクでいってもらうが、料金のことでもめる。
海岸の近くの観光地になっている丘のように低い山に登り、頂上から海を眺めるが、あまり青くない。
夕方、もう文昌に帰るバスがないため、仕方なく海岸にある鄙びた海の家に宿泊。
隣の部屋にはスイカを買い付けにやってきた、セッコウ省の商人が宿泊中。
←海口の古い町並みには、共産党の標語が今も残る。 -
D8
文昌からバスで、海南一のリゾート三亜へ。
三亜は二度目なので、今回は軽く見るだけ。
今回、三亜で泊まった招待所、最悪!
西日の当たる部屋で超超超熱がこもって暑かった。
前回泊まった、市政府招待所は警察の施設になっていて残念。
←東郊椰林 -
D9
三亜から桂林までは、直通寝台バスを利用。
まずは、北の海口に向かい、到着後、船に乗り換え、対岸の広東省、雷州半島へ渡る。
バスの乗客は一旦降りて船室へ、バスは船内に格納。
雷州半島へは1時間半くらいで到着。
再びバスに乗り、桂林へ。
運転手さんは桂林人で無骨だが親切な人だった。
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この旅行記へのコメント (3)
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- さすらいおじさんさん 2005/03/03 15:54:54
- 背包族さん 訪問ありがとうございます
- 背包族さん 訪問ありがとうございます。
「北海から海南島(海口)へ渡るフェリーから見た夕日」きれいですね。
私は朝日、夕日が好きなので、きれいな夕日の写真を見るとハッとします。
- 背包族さん からの返信 2005/03/07 10:54:43
- RE: 背包族さん 訪問ありがとうございます
- さすらいおじさんさま、はじめまして。
哀愁漂うお名前ですね。
旅行記多くてびっくりしました。多くの国にいかれているようでうらやましい限りです。
以前中国留学中、スロベニアの女の子と仲良くなったので、いつか訪れてみたいです。
- さすらいおじさんさん からの返信 2005/03/07 13:46:58
- RE: RE: 背包族さん 訪問ありがとうございます
- >以前中国留学中、スロベニアの女の子と仲良くなったので、いつか訪れてみたいです。
好意を寄せていた人の国に行ってみらい気持ちは良く解ります。スロベニアは美しく、旧ユーゴの中では最も豊かな国でした。
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