2010/05/22 - 2010/05/22
2位(同エリア2件中)
夜間飛行さん
2010年5月のデンマーク旅行 <ユトランド半島とレゴランド>
第1日、オランダ〜ドイツ〜デンマーク。中央ユランのエーベルトフトに、機走フリゲート艦ユラン(Jylland)を訪ねます。ユランはデンマーク戦争(第2次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争)におけるヘルゴラント海戦(1864年)に参加した艦で、1908年に退役したのち、現在はエーベルトフト(Ebeltoft)の乾ドックで、記念館として保存されています。
ドイツ・デンマーク国境は国境の表示があるだけで検問もありません。ついついデンマーク・クローネへの両替を忘れて記念艦ユランの駐車場に到着。それでも、手持ちのユーロとデビットカードがあれば何とかなるようです。デンマークのみなさん、親切で英語も上手でした。
1-1:スクリューフリゲート ユラン号博物館@エーベルトフト
http://4travel.jp/traveler/amsterdam/album/10746705/
1-2:オーフス大聖堂
http://4travel.jp/traveler/amsterdam/album/10746929/
2, 3-2:レゴランド ビルン/デンマーク
http://4travel.jp/traveler/amsterdam/album/10749094/
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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Fregatten Jylland に到着。乾ドックに保存された艦と、隣接するミュージアムで構成されています。
#1005-06279 -
スクリューフリゲート ユラン。一見すると帆船のようですが、よく見ると、フォアマストとメインマストの間に煙突があります。帆船の時代から蒸気船の時代へ変わる時期に現われた機走帆船です。1860年進水、1862年就役、1908年退役。
#1005-06283 -
艦体はドライドックに置かれ、盤木で支えられています。
#1005-06284 -
船首像です。
#1005-06289 -
ポートサイドの砲列。
#1005-06291 -
艦内、砲列甲板に入りました。キャプスタンです。いかり綱に結んだメッセンジャーケーブルを巻きつけ、キャプスタンを回していかり綱を引き上げます。
#1005-06294 -
鋳鉄製30ポンド砲です。
#1005-06296 -
導火線に火をつけて、「撃てー」。セーラー服がよく似合う砲班長です。
#1005-06302 -
上甲板(砲列甲板)30ポンド砲の砲列。建造時の兵装は、30ポンド砲30門、12ポンド砲14門、計44門でした。
#1005-06305 -
下甲板。料理用ストーブで、コックがスープを作っています。
#1005-06306 -
水夫の食事風景。定番のビールとビスケットです。
#1005-06309 -
夜はハンモックをつるして寝ます。ここは彼らの食堂、兼談話室、兼寝室、のようです。
#1005-06311 -
下甲板の手術室。船医のところに、けが人が担架で運ばれてきました。
#1005-06316 -
個室。
#1005-06317 -
艦底。オークを三層にした内側の船殻構造です。ユランが現役の頃には、この層に石炭焚き蒸気エンジンが据えられていました。
#1005-06325 -
艦底から外側に出ました。機走である証拠に、艦尾には2枚羽根のスクリュープロペラがついています。
#1005-06336 -
比べてみると結構大きなスクリューです。直径5mくらいでしょうか。
#1005-06331X -
艦尾です。紋章はデンマークらしくライオンに9つのハート。イルカと三叉の矛も見えます。
#1005-06339 -
艦首部分。いかりがおろされています。
#1005-06349 -
いかりも結構な大きさです。
#1005-06345X -
竜骨。船の背骨です。
#1005-06351 -
再び砲列甲板へ。球形砲弾が4つ、転がらないようにロープに囲まれています。
#1005-06354 -
火薬を渡すパウダーモンキー。まだ子供のようです。
#1005-06358 -
発砲したあとに、砲腔を掃除して火の粉を静める棒です。
#1005-06356 -
こんな感じの作業です。
#1005-06357 -
舵輪です。
#1005-06363 -
士官ラウンジ。
#1005-06364 -
艦長の部屋。
#1005-06365 -
主甲板に出ました。
#1005-06373 -
主甲板の砲は、青銅製12ポンドライフル(施条砲)です。
#1005-06376 -
前甲板、フォアマストの前に据えられた鐘。ヘルゴラント海戦の時に打ち鳴らされたオリジナルは、併設されたミュージアムにあります。
#1005-06378 -
フォアマスト。
#1005-06380 -
甲板から見た海岸線。
#1005-06385 -
後甲板。メインマストの周りはやぐらを組んで補修中のようです。
#1005-06391 -
後甲板から艦尾のスクリューが覗けます。
1005-DSC06390 -
ミズンマストの付け根。縦帆を張るためのブームが出ています。
#1005-06396 -
後甲板の眺め。
1005-DSC06395 -
主甲板のスターボード側。
#1005-06397 -
艦尾、ポート側に吊られたいかり。
#1005-06409 -
ユランを下艦。港にはヨットが多数停泊していました。
#1005-06411 -
隣接している博物館に入りました。ユランを各甲板平面で分割した模型が展示してあって、艦内の構造がよくわかりました。
#1005-06420 -
砲艦戦争時代の3ポンド砲。ナポレオン戦争の一環として、イギリスとデンマーク・ノルウェーが戦ったのがコペンハーゲンの海戦(1801)。その後、イギリスによる二度目のコペンハーゲン攻撃(1807)で多数の艦船を失ったデンマークは大量の砲艦を建造することを選択しました。砲艦の主武装は24ポンド砲または18ポンド砲を1〜2門。デンマークは200隻以上の砲艦を配備してイギリスとの砲艦戦争(1807-1814)を戦いました。
その砲艦戦争の頃に沈んだ船から引き揚げられた3ポンド砲。長く、記念艦のシンボルとされていたのが、1991年にユランの武装をオリジナルの姿に戻した際に、博物館に移されたようです。
#1005-06426 -
1768年に鋳造され、沿岸砲として使われていた青銅製12ポンド砲。1861年にライフル砲に改造され、ユランに搭載されたものです。
ライフル砲を装備した装甲艦の時代になりつつあった1850年代、デンマークは古い青銅砲に線条を切って砲の不足を補いました。
#1005-06430 -
12ポンド青銅砲の砲腔内部です。線条が加工してあります。
#1005-06433 -
クルップ社製5インチ砲、ショートリコイル方式。1879年製造。クルップ社が1800年代終わりまでに104門を納入したうちの1門です。砲架の構造が英アームストロング社のものとほとんど一緒であったために、デンマークの海軍省は英社からクレームを受けました。1908年にオークションで売却された砲が保存されています。
#1005-06435 -
鋳鉄製30ポンド砲。1830年代スウェーデン製。ユランの砲列甲板にある11門はオリジナルです。
#1005-06437 -
1874年、アイスランドへ向かうユランの絵画です。
ついつい長居をしました。博物館を出て、次は、オーフスの街へと向かいました。
#1005-06441
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