2025/09/15 - 2025/09/15
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frau.himmelさん
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リンツ2日目。
今日は近郊のマウトハウゼン強制収容所を見学する予定を立てています。
マウトハウゼンまではバス1本で30分ちょっとです。余裕で行って帰って来れると思っていました。
しかし駅中にあるはずの362番のバス乗り場がわからない。若くて行動的なM子さんは、駅広場のバス停の方を探してくる!と言って走って行った。
が、意外と近いところにバス乗り場はあった。今度はK氏がM子さんを連れてくる!と言って走り去った。その際時間も迫っていることから「間に合わなかったら先に行っててください」と。
バスが来た。二人は間に合わなかった。次は午後のバスしかないからこれに乗らないとスケジュールが狂ってきてしまう。申し訳ないけど、一人でマウトハウゼン強制収容所に行くことにする。
今回はバスに乗り遅れたK氏とM子さんのその後の行動と、強制収容所から戻って合流してからの3人でのリンツ街歩きです。
強制収容所編は別途投稿します。
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9月15日。
今日はマウトハウゼン強制収容所を見学する日。
8時15分のバスに乗る予定だったが、昨夜遅かったので9時15分のバスにする。
朝食をゆっくり摂って、8時45分にホテルを出る。
ホテルは駅近だし余裕で間に合うと思っていた。 -
駅に着いてバスターミナルを探す。簡単に探せると思ったのに見つからない。早くしないとバスが出てしまう。
M子さんが、私あっちの方を探してみる、と言って駅広場の方に走って行った。 -
そうこうしているうちに意外と近いところにバスターミナルが見つかった。
M子さんはどこまで行ったのだろう。
K氏がM子さんを探してくると言って広場の方に走って行った。その時「間に合わなかったら先に一人で行ってください!」と言ってくれた。 -
9時15分発のバスが来た。
これに乗らないと次は12時15分のバスになってしまい、大幅に予定が狂ってしまう。二人には申し訳ないけど、一人でマウトハウゼン強制収容所に行くことにする。
この項は別編で。 -
さて、その頃。
マウトハウゼン行きのバスに乗り遅れたK氏とM子さんは、中央広場にやってきました。
Linzの文字オブジェに立ってポーズをとるM子さん(隠してしまいましたけど)
そうですねぇ、M子さんにとっては強制収容所なんて私のマイナーな趣味に付き合わされるよりはLinz街歩きの方がよかったかも。
M子さん一人では心もとないですが、K氏が一緒だと心強いです。なんたって、シニア3人旅の個人旅行は今回が5回目のベテランですから。 -
そして昨日内部見学ができなかった旧大聖堂へ向かいます。
(昨日の写真)
玉葱型のドームが乗っかった二本の塔の旧大聖堂。バロック様式の美しい教会です。 -
豪華な漆喰装飾の内陣。
主祭壇は「聖母被昇天」ですね。 -
精巧な装飾が施された説教壇の見事なこと。
私も観たかったなぁ。 -
イエス・キリストの磔刑図を中心とした大理石の小祭壇。
この旧大聖堂は、1683年に建てられ、1909年までリンツ教区の大聖堂として使われた歴史ある教会です。 -
アントン・ブルックナーはここでオルガニストを務め、ベートーヴェンはこの大聖堂で演奏をするために「トロンボーンのための3つのエコール」を作曲したそうです。
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二人は旧大聖堂を出て、次へ向かいます。
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ドナウ川沿いに出ました。
大きなクルーズ船が停泊しています。
船名を見ると、停泊しているのはAMADEUS号とAmareina号。 -
こちらはAmareina号の船部分、大きいですね。
全長135m、164名乗りの大型リバークルーズ船です。
はるか丘の上には昨日登ったペストリンク巡礼教会の2つの塔(矢印) -
ブルックナーゆかりの街リンツでは毎年9月4日から10月11日にかけてブルックナー音楽祭が開催されます。
9月4日はブルックナーの誕生日、10月11日はブルックナーの命日です。
あら、今ちょうど開催されているのですね。 -
その後ろにはガラス張りのレントス美術館。現代美術館です。
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ブルックナー音楽祭が開催されているブルックナーハウス。
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そしてその主人公、アントン・ブルックナーの像。
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ぶらぶら歩いて街中へ。
途中で見つけた美しいネオ・ルネッサンス様式の建物はフランシスコ・カロリウム美術館。
私は知らなかったけど、ファサード上部分に名前がありますね。 -
次に二人が訪れたのはウルズラ教会(Ursulinenkirche).
1772年にウルズラ修道会のために建てられた後期バロック様式の教会です。 -
漆喰の美しい内陣。
主祭壇はよく見えませんが、大天使ミカエルが描かれています。 -
白い壁に嵌め込まれたいくつもの小祭壇も見事です。
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次はここに入ります。
カリメリテン教会(Karmelitenkirche)。
1726年に落成したバロック様式の教会。 -
内陣も美しい。
右に見える説教壇も豪華です。 -
主祭壇画は聖家族、天上には父なる神と聖霊の鳩。
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静かに休息している人、こういうところでゆっくりしたら心が落ち着くでしょうね。
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そして次はここも教会?ですね、ドームの上に十字架。
ここはペリースターゼミナール教会、正式には「聖十字架ドイツ騎士道修道会教会」と呼ばれているそう。
ここが凄いのは、ウィーンのベルヴェデーレ宮殿を設計したヒルデブラントの設計だと言うこと。1725年に建立されました。
二人はここの中には入っていないようです。 -
もちろんここは忘れてはいません。
リンツで一番大きい新大聖堂(マリエン大聖堂)です。
ここは中に入ってじっくり見ていますが、これは後ほど。
それにしてもすごいね~。
いくつ教会をはしごしたの? -
二人が大聖堂をじっくり見学しているころ、マウトハウゼン強制収容所に行っていた私はリンツ駅に戻ってきました。
そして中央広場で合流することになりました。 -
マウトハウゼンから戻ってきた私は二人と中央広場の三位一体柱(ペスト記念柱)の前で待ち合わせ、そして無事合流。
手前に見えるのはネプチューンの泉ですって。背後の青い塔と重なってなんだかドラえもんの顔にみえませんか(笑)
私はリンツ・ツーリストインフォメーションに行きたい用事があります。旧市庁舎の中にあります。 -
2010年に最初にリンツを訪れて以来、毎年リンツの観光小冊子を送っていただいているのです。
そのお礼と、リンツグルメ「リンツァートルテ」の美味しいお店を教えていただきたいのです。
写真は今年(2026年)送られてきたリンツの案内書。 -
観光案内所で教わった通りにプファールガッセを左折する。
7番地は「アントン・ブルックナーが1855年11月13日~12月24日まで滞在して旧大聖堂とStadtpfarrkircheでオルガニストとして務めていた」とある。 -
そのお隣の浮彫レリーフがかわいい壁の家。
この付近は歴史的建造物が多い地域です。 -
その先に、観光案内所で教えてくれた「k.u.k ホーフベッカライ」はありました。
「k.u.k」と言うのはハプスブルク時代の王室御用達みたいなもの。
それに「ホーフベッカライ」って聞いたことがあると思ったら、グラーツにも有名な同名の歴史的パン屋さんがありましたね。 -
1570年創業のリンツで最も古いパン屋さんだそう。
伝統的なリンツァートルテとあります。
そういうお店のリンツァートルテですからまずいわけありませんね。 -
早速運ばれてきました。
美味しそうですね。 -
飲み物はメランジェで。
伝統的なお店ですから、グラスの水もついてきます。
美味しかった~、ご馳走さまでした。
トイレを借りて引き上げます。 -
伝統的なカフェの角に見えるのはStadtpfarrkirche(聖マリア被昇天教会)。
またしても教会!
お二人にとって何か所目の教会でしょう。
さすがに先を急いでいますから中には入りません。
それにしてもリンツって教会が多い街ですね。 -
ここにもアントン・ブルックナーの横顔の碑。
彼はこの教会でもオルガニストを務めました。
先ほどの碑にそう書いてありましたね。 -
1914-1918年の第一次世界大戦の戦没者を悼む碑。
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聖マリア被昇天教会。
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ぶらぶらと散策をしながら、再びモーツアルトハウスの前も通り過ぎて・・・。
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ラントハウス(州庁舎)の前。
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ラントハウスの中庭にはこんな水飲み場もあったのですね。
有名彫刻家によって1963年に製作されたものだそう。 -
ラントハウスを通り過ぎると、庁舎の広場には、オーストリアを代表する作家アーダルベルト・シュティフターの像。
彼はこの街に住み、晩年の大作「晩夏」や「ヴィティコ」を執筆しました。 -
そしてお二人にとっては本日二度目の新大聖堂に着きました。
実はさっきのリンツァートルテのカフェで、これからどこに行こうという話になった時、「himmelさんはまだ大聖堂をみていないでしょう?行きましょう」と連れてきてくれたのです。
ほんとに二人には感謝です。
大きなゴシック様式の大聖堂はオーストリアで最大の大聖堂。 -
塔の高さも半端ではない。ここから見上げても塔の先が見えません。
しかし高さはオーストリア一番ではないのです。
当時、ウィーンのシュテファン大聖堂より高い塔は立ててはならぬと禁止されていたので、シュテファンより2メートル低いそうです。 -
中に入って思わず声を上げる。
「広~~い!」。
この大聖堂は2万人が収容できる広さだとか。
1855年にフランツ・ヨーゼフ・ルディジェ司教によって立案され、1862年5月に落成しました。 -
精巧なネオゴシック様式の天蓋付きの主祭壇。
中には磔刑のキリスト像。 -
たくさんの色鮮やかなステンドグラスが凄い。そして美しい。
77枚あるそう。 -
どれもどんな歴史の場面だろうと調べてみたい絵ばかり。
多くは大聖堂建設の際の寄金者協力者の肖像画が描かれているそう。 -
その中で最も有名なものはリンツの歴史が描かれている「リンツの窓」と言われるものらしいがどれがそうだか。
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辛うじて撮っていました。
しかし下調べをしていなかったので、その他大勢の1枚として撮っていました。正面からではなく斜めになっています。 -
それを強引に拡大します。
聖母マリアの下の段にはフリードリヒ3世やマクシミリアン1世、フェルディナント2世。そして天体鏡を持っている人物は天文学者ケプラー(上の白○)。
下の段左はブルックナーとベートーヴェン(下白○)だそう。 -
もう一枚。
大聖堂の起工者である初代司教のフランツ・ヨーゼフ・ルディジェ司教がリンツ大聖堂の礎石を据えている場面。 -
第二次世界大戦中、いくつかの窓が破壊されましたが復元されずに現代的なものに置き換えられたそうです。
これはこれで素敵です。 -
バラ窓も変わっていますね。何が描かれているのか気になる。
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この墓碑はフランツ・ヨーゼフ・ルディジェ司教。先ほどから何度も出てくる初代司教ですね。
後ろの胸像もルディジェ司教。 -
説教壇。
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絵画。左:養父聖ヨセフと幼子キリスト。右:リジューのテレーズ。
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パイプオルガン。
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近年、リンツ大聖堂は政治的にも問題になったことがありました。
エンゲルベルト・ドルフースの銘板。
2006年に大聖堂内にドルフース首相の記念碑が設置されたことで、大論争を引き起こしたが、教会は今後の「政治への不干渉」宣言をした。
エンゲルベルト・ドルフース(1892-1934)は、敬虔なカトリック教徒。アンシュルス(オーストリア併合)前のオーストリアの首相だったが、ヒトラーのナチスとは対立していた。 -
リンツ大聖堂のいろんな場面を見てまいりました。
実はここには地下クリプタもあります。K氏はクリプタの写真をたくさん撮っておりましたが、残念ですが紙面の関係で割愛します。 -
新大聖堂をじっくり見学して中央広場へ戻ってきました。
目の前にはリンツ・シティ・エクスプレス(観光ミニ・トレイン)のチケット売り場。
街歩きで疲れ切ったシニアには心強い味方です。これに乗りましょうと言いだしたのはヘタレな私です。 -
リンツのミニ・トレインは黄色い車体。
旧市街の主なところを回って25分でまたここに戻ってくるそうです。
リンツってこの黄色が街のシンボルカラーなのですね。 -
でもミニトレインから見る景色は・・・。
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逆光だったり、近すぎたり・・・、
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範囲が限定的だったり、残念な写真ばかりです。
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景色を見ているのか、前に写っているモニターを凝視しているのか・・・。
今回のミニ・トレイン乗車は残念でした。
時間帯を考える必要がありますね。 -
25分で一周して中央広場に戻ってきました。
さて食事はどこで?
三人ともあそこ!あそこ!。
先ほどリンツァートルテのカフェに行く途中で感じのいいお店を見つけていたのです。お店のスタッフが私たちを見て「こんにちは~」って日本語で話しかけてくれたレストランです。
ニイハオじゃなくてこんにちは。うれしいね。 -
「Guessen Keller」。
シニアに人気のお店のようですね。
テラス席が空いているので座ります。 -
飲み物はワインとビール。
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お料理はシュニッツェル、クネーデル、グーラッシュ、それにサラダ。
最後に日本語で話しかけてくれたスタッフと記念写真を撮ってホテルに帰りました。
明日はチェスキークルムロフ行き。電車に乗り遅れないようにしましょうね。
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この旅行記へのコメント (1)
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- 砂布巾さん 2026/11/05 19:59:41
- リンツへの思い入れ、凄いですね
- 今年の6月にザルツからウィーンまでの途中下車の形で立ち寄りました。旧市内までの往路は賑やかな通りから外れた何の変哲もない通りを移動し、モーツァルトハウスには少々ガッカリしてちょっと不貞腐れてリンツを発ったことを後悔するとともにHimmelさんのリンツ愛が溢れるような掘り下げた旅行記、思わず最近に無いくらい丁寧に読ませていただきました。私にとっては「リンツに行くのはリスク」でしたが、Himmelさんにとっては正に「リンツに行かないのがリスク」なのですね。是非そのリンツ愛の理由がお聞きしたいものです。
ついでにお聞きしたのですがレオンディングという駅、または場所は近いのでしょうか? 行かれたことはありますか?
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