熱川は伊豆の九份⁈ランタンに灯される熱川温泉は寂しさを感じましたが、温泉地としてのポテンシャルは負けてません！

2025/12/14 - 2025/12/15

熱川温泉というと、「社員旅行で割とよくきた温泉」という印象があります。セタスロイヤルやカターラ福島屋などホテル名もスラスラ出てきます。しかし、社員旅行も無くなり、最近はほとんど来ていませんでした。海に面した一等地にあるホテルも休業しており、寂しい限りです。そんな熱川温泉が、「熱川に九份が灯る」と題して、温泉街をランタンで灯して街歩きを楽しんでもらおうという企画が行われています。日曜だったせいもあり、店はどこも閉まっていて、誰一人歩いている人はおらず寂しい限りでした。
しかし、至る所から温泉櫓の湯煙がもうもうと立ち上がり、目の前には伊豆大島が見え、綺麗なビーチもある熱川は、温泉地としてのポテンシャルは高く、このままで寂れていくのはもったいないと思いました。どこかのデベロッパーが再開発してくれるのを願います。
　今回の宿泊も、伊東園ホテル熱川。以前、口コミでかなり酷評されていた記憶があり、覚悟していったところ、部屋や水回りも綺麗で拍子抜け。とても快適に過ごせました。なにより、伊豆大島を正面に望む眺望が何より素晴らしかったです。

エリア 熱川温泉・北川温泉(静岡)

熱川へは、小田急線経由で向かいます。根府川あたりに来ると海が見えて、旅行感が一気に高まります。

根府川駅 駅

熱海で昼食を食べたいと思いましたが、途中下車できないきっぷなので、伊東線ホームにある爽亭という立ち食いそばで食べました。

爽亭 JR熱海駅伊東線ホーム グルメ・レストラン

熱海そばを注文。たっぷりのネギにしらすとあおさがのった、少し珍しいそばです。そばは冷凍でした。ネギはシャキシャキ、青さのとろみ、しらすのふわふわ感と、いろいろな食感が味わえました。

そばを食べている間に、リゾート21黒船電車が入線してきました。

熱海駅 駅

後方の展望車は空いていたので、座ってみました。デビューして40年になるとのこと。レトロ感が堪らない。

伊豆急リゾート21 乗り物

窓が大きく、とても開放感のある車両でした。

車窓からは僅かながら紅葉が見られたり•••

伊豆らしくみかんが見えたり•••

海が見えたりで、車窓からの眺めは飽きることがありません。

今回の目的地の熱川の一つ手前の駅、伊豆北川駅で降りました。

伊豆北川駅 駅

ホームからは北川温泉街と大海原の絶景が見られます。

伊豆急の駅は、すべての駅に長文の説明がついています。

海沿いにムーンロードテラスがあります。カウンター席でコーヒーを飲んでみたいな。

北川で降りたら、行くところは一つ！黒根岩風呂です。

黒根岩風呂 温泉

アメリカを見ながら入る•••と書いてありますが、どちらかというと伊豆大島を見ながら入るが正解かと。

男性風呂は二つ浴槽があります。

肩まで浸かってもこの眺望。伊豆大島が真正面に見えます。

この温泉の魅力は眺めだけではなく、波音だと思います。お腹に響くような波が打ち付ける音を聞きたくて、いつもこの温泉に来ます。

北川温泉街。堤防横にある遊歩道をムーンロードと言います。

つるや吉祥亭はいいお宿だと聞いていましたが、休業していました。調べてみると土砂崩れの影響による休業のようです。

つるや吉祥亭 宿・ホテル

望水は観光客の姿も見え、賑わっているようでした。

望水 宿・ホテル

猫に餌をやらないでくださいと注意書きがあったので、猫いるかなと思ったら1匹だけ見かけました。

かわいい子猫。

お尻トントンしたら、すごく喜んでくれて、お尻を高く上げていました。

再び伊豆急に乗って、伊豆熱川駅に向かいます。

伊豆北川駅 駅

今回のホテルは、伊東園ホテル熱川。駅からは送迎バスが出ています。チェックインには30分並びました。

伊東園ホテル熱川 宿・ホテル

広々としたロビーには、牛車や弥勒菩薩や池や水車など、いろいろなものがあります。今時のホテルには無い構成•••

本館6階12畳の広々とした和室。

覚悟していった伊東園ホテル熱川でしたが、拍子抜けするくらい綺麗な部屋でした。畳や壁に汚れは見当たりません。襖が一箇所破れてただけでした。

なんといっても素晴らしいのはこの眺望。熱川温泉を見下ろし、正面には伊豆大島が見えます。サイトの画像で見るより断然素晴らしい眺めでした。

温泉街の斜面からは湯煙がもうもうと上がっていて別府のようでした。言い過ぎかな•••。

伊東園ホテルあるある。どこのホテルに泊まっても、だいたい洗面台に難があります。ひびや黒ずみ、割れなど。

風呂場が汚いという口コミを読んだ記憶がありますが、普通に綺麗。

だんだん日が暮れていきます。

夕食ビュッフェ。

夕飯を食べた後、いよいよ伊豆の九份へ繰り出します。

通りに沿って台湾提灯が下がっています。が、店も開いてなければ、人も歩いていません。

広場には無数のランタンがあり、赤く照らされています。毎月一回ここで屋台などが出て、イベントをやるようです。ちょうど昨日の夜が、その日だったようです。昨日は賑わっていたんだろうな。

熱川湯の華ぱぁーく 公園・植物園

熱川駅前の国民宿舎前にある温泉櫓。この国民宿舎がなかなかの昭和館。

熱川温泉街には何ヶ所も温泉櫓があり、白い湯煙が立ち上っています。

温泉街の散策を終えてホテルに戻ろうとすると、Google mapが、光の階段を進むように表示されました。熱川プリンスホテルに続く階段でした。上り切ったところには国道135号線が走っており、熱川唯一のコンビニFamily Martがありました。
国道135号線は歩道がなかったので、徒歩移動はとても危険です。車がかなり飛ばしてくるので、特に夜は通らない方が良いです。

熱川でもう一つ印象に残ったのが星の綺麗さ。部屋のベランダからも星が綺麗に見えました。

伊東園ホテル熱川 宿・ホテル

翌朝、ご来光が拝めました。

赤く照らされた温泉街。

入り口ドアに表示されている避難経路。手書きで歴史を感じます。英語の字体がなんとも味があります。

朝食後、少し早めにチェックアウトして朝の散歩をしました。かなり大規模な建物のホテル玉龍は廃業してます。

YOU湯ビーチに来ました。

熱川海水浴場(ＹＯＵ湯ビーチ) ビーチ

伊豆大島が見え、本当に綺麗な海水浴場です。綺麗な海あり、豊富な温泉あり、眺望良しの熱川温泉は、また賑わってほしいと思いました。

お！にゃんズ発見！ついていってみると•••

たくさんの猫が集会をしていました！

子猫、かわいい。

とても良い天気で、グリーンのシートが暖かかったのか、みんな集まってました。

撫でようとしたら嫌がられた。

猫は本当にかわいいです。

綺麗な毛並み。

なかなかの美猫です。

この子が1番寄ってきてくれたなあ。

海に面した一等地なのに、この2軒とも廃業してました。寂しい。

そうそう、熱川と言えば射的のお店などがあったなあ。今もやってるのかな。

また人で賑わう熱川温泉を見たいです。

お湯かけ弁財天。ゆで卵が作れたり、銭洗いができます。

お湯かけ弁財天 寺・神社・教会

ものすごい勢いで温泉が湧き出ています。自噴でこれだけ湧き出ているのは凄いと思います。

伊豆熱川駅に戻ってきました。

伊豆熱川駅 駅

駅にも温泉櫓と足湯がありました。でも、平日の朝のせいか、水でした。

8:56発の伊豆高原行きで東京に帰ります。午後から仕事•••

伊豆急行はステンレスにブルーのラインが入ってますが、ラインのないオールシルバーの車両が入線してきました。

多分昔の東急線車両。懐かしいなあ。池上線で乗った記憶があります。

伊豆高原駅 駅