グルメの街「テグ（大邱）」と文化の里「アンドン（安東）」韓国３日間・・・①テグ

2024/11/24 - 2024/11/26

６年ぶりの韓国旅行、【グルメの街「テグ（大邱）」と文化の里「アンドン（安東）」韓国３日間】というツアーに参加しました。

以前は、韓国に年２回、３回行った時もありました。
それが、コロナ禍もあって2018年を最後に行ってなくて、、、
常に韓国旅行を共にしてきた友だちが「もう行かへんの～？」と。

じつは、私、以前ほど行きたいと思えなくなっていました。
腰の具合が良くなくて、長距離歩行に自信がないのも一因だけれど、ずぅーとご無沙汰しているうちに熱が冷めたみたいで。

「誰か行く人が居たら、気にせずに行ってくれていいよー」と言っていたのですが、誰も居ないと言うし、、、
友の誘いもあって、「ドア to ドアのパッケージツアーなら行けるかな～？」と思い行ってみることにしました。

エリア 大邱(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: その他
• 利用旅行会社: 阪急交通社

出発は関西空港　10：40発のティウェイ航空便で、到着は【テグ空港】12：10。
テグへは韓国旅行初心者の頃１回訪れているけれど、テグ空港へ着いたのは今回が初めて、ティウェイ航空も初です。

関空の搭乗口に並んだ人たちは、ほとんどが韓国の若い人みたいで、みんな係員にスマホを見せて通過していく。
紙のチケットを持っているのは、私たちと数名、、、おそらく、このツアーに参加する人では。

しばらく海外旅行から遠ざかっている間に、世の中は私を置いてけぼりにして、ドンドン進んでいます。

今ツアーの参加者は、私たちを含めて９名。
なので、小型のバスで移動します。

ご姉妹３名、ご夫婦２名、男性、女性の一人参加の方ががそれぞれ１名づつ、、、というラインナップです。
みんな同世代のようで話しも合そう。

日本で働いた経験もある、プサン（釜山）在住の明るい女性ガイドさんが案内してくれます。

最初の観光地はテグ市の北東にある【パルゴンサン（八公山）国立公園】
ここはガイドブックで見ると、韓国ではケーブルカーという名のロープウェイの写真と共に紹介されている所です。
ケーブルカーで頂上まで行きたいけれど、今回はバス、、、団体ツアーだからそうもいきません。

公園の中にある【トンファサ（桐華寺）】に参拝します。
バスを下車して、ここからは歩き、、、トンファ寺の門をくぐる。

続いてスグ、石のトンネルをくぐります。

ガイドさんのお話によると、ここを住みかとしている動物たちが、車が通っても野を行き来できるように造られたのだそうです。
慈悲深いトンネル。

韓国のお寺は、以前にも数か所お参りしたけれど、どこもほとんどが山の中。
参道が長くて、駐車場からめっちゃ遠い。

こんなに歩いて、私のコシ、大丈夫か？
ドア to ドアのはずが、、、

やっと【擁護門】の前に着きました。
ここをくぐってお寺の境内に入ります。

門では四天王が東西南北を守っておられます。

その足元、悪霊や

物の怪

などの邪鬼を、ぎゅっと踏み付けておられます。

境内に入ると【ボンソル（鳳棲楼）】という楼閣が見えます。
桐にしか巣を作らないとう鳳凰が、しっぽをおろしている場所にあることから名づけられたのだそうです。

【ボンソル（鳳棲楼）】

楼閣に上る石段の中央に置かれた広い自然石が鳳凰のしっぽの部分だとか。

仏教において鳳凰は、仏教とともに伝来した伝説の霊鳥として、吉兆の象徴として扱われるのだそうです。

これは、鳳凰の卵。
なでなでするとご利益があるというガイドさんのお言葉を信じて、心を込めてなでなでしておきました。

ちょっと分からない石造だけど、日本のお寺では見かけない
なんか、可愛い～
お地蔵さんみたいなものー？

大雄殿の前の境内には色とりどりの提灯が。

韓国のお寺ではお馴染みの風景。
そして、私が好きな風景です。

トンファサ（桐華寺）【大雄殿】

トンファ寺はパルゴン（八公）山の中腹にあります。　
新羅の時代に創建された古刹。
当初はユガサ（瑜伽寺）と呼ばれていたのを、再建の際、冬にもかかわらず桐の花が美しく咲いたことからトンファサと名づけられたそうです。

トンファ寺の裏庭は、住民が幸運を求めて行く場所と言われています。

以前に、朝鮮戦争時に盗まれた金の延べ棒が、トンファ寺の裏庭に埋められたと主張する人物が現れて、確認するために発掘寸前まで行ったけど、、
虚偽の主張で文化財を毀損することはできないとするトンファ寺の意向で実現しなかった、、騒動があったそうです。

ガイドさんが、「ここにロマンが眠ってる」と。

大雄殿の周辺には、いくつものお堂があります。

【山神閣】は山の神様を祀るお堂。

【七星亭】は、七星神を祀るお堂です。

【祖師殿】
トンファ寺にかかわった歴代の大僧侶の陣営が祀られている場所。

冬でも花が咲き乱れていたという、桐。
この木かどうかは分かりませんが(;'∀')
桐は普通、初夏に薄紫の花が咲くとのこと、、、なので超常現象、霊験あらたか。

桐は仏教的にも、縁起のいい木で幸運をもたらすと言われているそうです。

【統一梵鐘楼】
韓国のお寺の鐘楼には、鐘のほかに太鼓、木魚、雲板があります。
韓国の木魚は、魚そのものの形。
小さい頃から、木魚はタコ入道みたい（失礼(^^;）だと思っていたけれど、アレは魚だったんですね。
日本のお寺では見かけない雲板は、仏教経典を彫刻した板なのだそうです。

大雄殿を出て、提灯に彩られた山道を歩きます。
散策ではなく、、、

小川も越えて、、、

この小川の真ん中に囲われた所があって、コインを投げ入れると願いが叶うからと、ガイドさんがみんなにコインを配ってくれました。
「トレビの泉」のトンファ寺版。

私は、惜しくもなんともなく撃沈。
一人、見事に成功した人が居たけど、その後、願いが叶ったと思われます。

山道を上ったり下ったりしながら【統一薬師如来大仏】に到着。

統一薬師如来大仏は1992年11月に完工したというから、新羅時代の古刹トンファ寺からすると、まだ新しいけれど、今はトンファ寺のシンボルの一つだと。

高さ33ｍ、周囲16.5ｍの大仏は、南北に分断された民族の統一を願って建てられたのだそうです。

「ドア to ドア」のツアーはバス移動なので、途中のまだ残ってる紅葉の写真もなく、突然「ホテル」。

今宵のお宿は、旅行社御用達の【インターブルゴ EXCO】
テグ（大邱）展示コンベンションセンター「EXCO」の向かいにあり、オシャレなホテル。
ここで２泊します。

それぞれの部屋に分かれて少し休憩したら、みんなで夕食に出かけます。

夕食は「ユッケビビンパッと牛肉チヂミ」だったところ、ユッケビビンパッに全員が難色を示したので、お寺からの帰り道、ガイドさんが普通のピビンパッに変更してくれました。

久しぶりの本場韓国の料理。
忘れていた辛さで口の中が燃えました。

ツアーでの食事なので、人数の関係で私たちはほとんど神戸から参加のご夫婦と同じテーブル。
写真は、なかなか撮りづらい。

食後は【ソムンシジャン（西門市場）】の夜市へ移動。

ソムン市場は大きな市場で、地場産業の繊維をはじめ、日用品から食べ物など約5000店舗が集まっているそうです。

「夜市」は、週末、金、土、日の19：00から屋台が並ぶとのこと。
、、が入り口付近に並ぶ屋台はほとんど無くて、広い市場をずーっと奥まで歩いたらもっと屋台があったのかも知れないけれど、、

何と言っても私たちは、さっき夕食を食べたばっかり。
食べ物を売る屋台には、そこまで意欲も湧かなくて、散策予定の40分を持て余してしまう。

なので、２～３軒お隣りにある【ナイスマート】で、ホテルの部屋に持ち込む飲み物やお菓子を調達しました。

この旅行記へのコメント （2）

• ホーミンさん 2025/06/10 18:02:31

  韓国へ

  いちごさん
  
  こんばんは。
  
  久しぶりの韓国ですね。
  そうですか、熱が冷めちゃったのですね。
  パンデミックで旅行に対する想いは誰でも、多かれ少なかれ変化したと思います。
  私もです。それに円安と旅行代金の高騰、コロナ禍の間の体力の衰え等々。私にとっては外国だけでなく、国内も遠くなりました。
  
  大邱には行ったことがあります。自分の旅行記を見たら「美味しい大邱」のタイトルをつけていて、いちごさんと同じ想いなんだと嬉しくなりました。( *´艸｀)チムカルビとコダリチムが美味しかったのをおぼえています。
  
  金の延べ棒、眠っているのかな？
  掘り返さずにロマンを温めたいですね。
  

  いちごさん からの返信 2025/06/11 13:27:34

  RE:お久ぶりです～♪

  ホーミンさん
  お久しぶりです。
  
  ご訪問、いいね、コメントもありがとうございますm(__)m
  
  コロナ禍後は、本当に旅行代金が高くなりましたね。
  韓国旅行も以前は個人旅行で行くことが多かったこともあって、結構、リーズナブルな価格で行っていたので、昨今の旅費にはビックリさせられます。
  ２泊３日のパッケージツアーも10万越え(>_<)
  
  ただ、以前のように自力で観光地や行き方を調べたり、ホテルや交通機関の利便性で予約をしたりする気力が無くなってきたので、ついついツアーに。
  ただ、大邱のグルメには、もう適応出来なくなってます。
  どんなに美味しくても、アレコレ、たくさんは食べられないし。
  旅行日程も２泊３日以上は、ちょっとシンドイ(^^;
  
  コロナには私の大事な貴重な旅行時間を奪われたのがザンネンです。
  とは言うものの、外国はムリでも国内にはまだ行きたいところもあるので、何とか老化をくい止める努力をしなければと思っているところです。
  
  ホーミンさんの「美味しい大邱」訪問してきました。
  ホーミンさんの旅行記は世界各国、日本全国にわたっていて探すのも一苦労(笑)
  とても生き生きと旅をされていました。
  なんと、、、私、コメント残していました(*_*;