2024/11/14 - 2024/11/15
927位(同エリア2152件中)
風待ちさん
高知での法事に参加するための一泊二日の旅です。
1日目の午後と2日目の午前をどう有効に使うかが問題でした。高知で話題のタグからは選べないマニアックな旅かもしれませんが。
取り合えず 14日の1/2 は、高知空港から直接赤岡町へ。友人に聞いていた「絵金蔵」を訪ねます。
15日の1/2 は なんとなく後回しになっていた「高知文学館」 と計画しました。
楽しみです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自転車 タクシー ANAグループ ジェットスター
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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<1日目> 14:30 高知空港着 タクシーで 赤岡の絵金蔵に向かう。
ここでタクシーを降り、いったん高校の同級生の電気店を訪ねた。 -
同級生のE君の案内で昭和の香り残る街並みを散策。
土蔵の白壁。 -
山内一豊公が土佐藩に入国してからの御用商人、土佐藩の菓子司だった西川屋、その家が残っている。
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機屋集団跡
「和泉屋」という土佐藩から紺屋札を受け商売していた紺屋があり、染めた糸をおりあげた「赤岡縞」なるものがあったという。どんな縞だったのかどうにかして見たいものだと思う。 -
そして、倉庫を改造した絵金蔵の裏手。
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かの伊能忠敬が測量したという北緯33度33分の地点。
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商家の赤レンガ塀。
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芝居小屋 弁天座。
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散策の最後に絵金蔵に戻り、いよいよけんがくです。
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展示室に入ると、赤岡の気候に合わせた瓦の敷き方をあらわした手芸作品が目につきました。
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「絵金蔵」は赤岡町に伝わる芝居絵屏風23点他を収蔵。
夏の夜には、商家が持つ絵屏を提灯を持って鑑賞する祭りがあるようです。絵金蔵でも照明を落とし提灯を持って鑑賞しました。 -
イチオシ
絵師・金蔵 絵金さん、町の旦那衆の求めに応じて芝居絵をかき、庶民に親しまれた町絵師になったのでした。
特徴としては、〇異時同図法・一つの画面に複数の場面を描き、時間の推移を表す技法。ストーリー性の高い劇的な構図 〇血赤・絵金の赤は強烈な色彩の中でも赤の鮮やかさが際立っている。〇隠し落款・絵金のサインは基本的にはないけれど、作中の衝立やふすま、幟などに隠れたサインが見つかるのを探すのもたのしいです。 -
左が絵金さん作「大原女図」 右は葛飾北斎の「大原女」
引けを取らない画量。 -
イチオシ
迷いのない筆運びはすごいです。
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赤岡町のお祭りだけではなく、近隣の神社などで芝居絵屏風を見られる祭礼がいくつかあるようです。
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歴史とロマンあふれる町 赤岡町を楽しみ1日目は終了。
ホテルタウン本町にチェックイン。夜は居酒屋「葉牡丹」で一人居酒屋デビュー。 -
〈2日目>
ホテルで自転車をレンタルし、高知城の足元の公園にある高知県立文学館を訪問。自転車は11時まで借りられるということで、それまでの勝負。
高知城は関ヶ原の戦いでの功績により、徳川家康から土佐一国を拝領した山之内一豊により築城。その後城下町の大火で焼失したが、1753年創建当時のまま再建。その後も自然災害や明治維新の廃城の嵐、太平洋戦争などの危機を乗り越え優美な姿を残しています。 -
でも、今回は高知城の目の前を過ぎ高知県立文学館へ。
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宮尾登美子、寺田寅彦は特別な展示室があります。
高知の町なかの一画に寺田寅彦の像が建っています。椿の花を手にして「ねえ君、不思議とは思いませんか?」と言う言葉が刻まれています。彼は椿の花が上下あらゆる向きに咲いていても落ちる時は上を向いていることを不思議に思い実証実験をしたのです。 -
その他にも錚々たるメンバーの展示やリーフがありました。
中央から離れた辺境の地だからこそ多くの文学者が誕生したのかもしれません。自由民権は土佐ノ山から」とは板垣退助の言葉。自由民権活動家が多くうまれたのも、土佐のいごっそう気質かもしれません。
さて今日の1/2の観光は終了、後は法事に向かい夕刻には我が家に帰ります。
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