2024/11/03 - 2024/11/03
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falcon38さん
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「カナレットとヴェネツィアの輝き」展に行って来ました。
カナレットの精密な絵はいろいろなところで見ていましたが、今回、まとめて鑑賞できるようです。図録にも期待です。
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SOMPO美術館で開催されている「カナレットとヴェネツィアの輝き」展に行って来ました。
ひさびさに「行きたい!」と思った展覧会で、胸が高鳴ります。 -
カナレットの絵に触れたのは、2016年にルーブルで見た「突堤:サン・マルコ港からの眺め」が最初です。
まるで写真のような精密な描写が印象的でした。 -
2017年、マドリードのティッセン・ボルネミッサ美術館にあったもの。
「サンマルコ広場の風景」 -
2019年、ロンドンのNational Galleryでもカナレットに会えました。
細かい描写を食い入るように見て行くと、人々の一瞬の表情が描かれている場面もあり、飽きません。 -
精密な風景画は多くの画家が描いていますが、今回の展示で「ヴェドゥータ」と総称することを知りました。
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「カナル・グランデのレガッタ」 by カナレット
スカルツィ橋の上から眺めた構図と思います。 -
2019年2月にヴェネツィアのカーニバルを見に行った時、運河に面した「Continental」というホテルに泊まりました(矢印)。
おそらくカナレットの絵で、画面中央の日よけのようなものがある建物がこれではないか?と思っています。 -
これがその絵。とても楽しかったです。
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ところが、一つ困った事が起きました。
一人の係員が隣にいた二人連れに対し声を小さくするように言うのですが、言われた当人たちは「うっせ~な!」と係員をにらみつけています。
小生も「この方々はそんなに大きな声で話してませんよ。あなたの方がよっぽど迷惑です!」と言って加勢してあげました。 -
小生思うに、おそらく係員は時給1000~2000円くらいのホワイト案件に応募してきたド素人で、指示役から「大声で話す来場者を襲撃する」よう命じられているのではないでしょうか?
しかし実際には大きな声を出す来場者はほとんどおらず、暇をもてあました係員は小声で話す来場者をターゲットに、上から目線の説教でストレスを発散させるまことに迷惑な存在と考えます。
困ったものです(>_<)
そこで小生は、「美術館 博物館 求人」で検索してみました。 -
すると、まあ出てくる、出てくる!
この手の求人は山ほどあるのです!
時給は推定通りの金額。「主婦・主夫歓迎」とあります。
やはり係員は、帰属意識の薄いバイト職員だったのか!?
バイト職員の目的は時給です。おそらく会場内の人々の中では最も展示物に興味がなく、カナレットだろうがウォシュレットだろうが知ったこっちゃないに違いありません。
美術館・博物館は、テロリストをやとっているのか?!( ゚Д゚)
外国の美術館、博物館でもこんな経験はないし、先月行った台北の故宮博物館では先生が展示品を前に解説してくれてとても勉強になりました。
日本の文化なのかもしれませんが、異常です。
HENTAIと言ってもいいでしょう。 -
「まるで『お~い、〇△※』、『へ~い、◇◎×』」といった声が聞こえてきそうなヴェネツィアの風景です」的な感じでハイテンションで語るaudioguideも、いらつきます。今回は声優さんが担当しているようです。
家内は、「声優さんはしゃべらされているだけだから、責めちゃダメよ。こういうシナリオを書いてる人がいるのよ。」と言います。
なるほど確かにそうですが、こんなこと大英博物館でもルーブルでもやってないです(>_<)、なんで普通にguideできないのでしょうか? -
Audioguideは美術館の職員の方が担当して、ホームページにアクセスすれば携帯で無料で聴けるようにしてもらいたいです。
収益の関係で課金が必要なら、お金を支払うと(←ワンコインの100円程度を希望)ワンタイムパスワードを発行するとか方法はあるでしょう。
Audioguideは業者がやっており、領収書も業者が出しています。
展示開催にはお金が必要だけど、マージンいくらぐらいなんだろ( ゚Д゚)?
音声ガイドは技術者一人で作れますよね? 1日最低100人は借りるとして、10月12日~12月28日の70日で460万。もっとか? 美味しい仕事? -
フランス人でヴェネツィアを訪れた画家の作品も展示してあったのも、うれしかったです。マネ、ルノワール、ルドンなどの名が見受けられます。
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「カナル・グランデ、ヴェネツィア」by ウジェーヌ・ブーダン。
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そしてモネ「黄昏 ヴェネツィア」
(この絵は撮影禁止でしたので、図録から載せました)
モネもいいですが、自分は精密画を押したいです。 -
カナレットが何枚も描いているヴェネツィアのこの景色は、次の場所からのものです。
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ヴェネツィアを訪問すると、Ferroviaからヴァポレットに乗りカナル・グランデを通ってサン・マルコ広場に行かれることが多いと思います。
多くの皆さんは「S.Marco」駅で降りますが、モッタイナイ!
「S.Zaccaria」まで行くとカナレットが描いた光景に出会えます。 -
そうでないとこの景色は見えないんです!
感動的な、鐘楼、サン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿のそろい踏み。
左には遠ざかるサンタ・マリア・デラ・サルーテ教会、振り返ればサン・ジョルジョ・マッジョーレ島。 -
ココがS.Zaccaria駅。
皆さま、ヴェネツィアご訪問の際は是非この駅まで乗られて下さい!
参照ブログ:サン・マルコ広場へは、S.Zaccaria経由がおススメです
https://4travel.jp/travelogue/11245649
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この旅行記へのコメント (2)
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- nekochanさん 2024/11/10 02:30:16
- オーディオガイドタダだといいですよね。
- こんにちは。falconさん。
650円って高いですね。
大英博物館もルーブルもここ10年くらい行ってないのでわからないですけど、わたしが覚えているのはマウリッツハウスは携帯で利用できましたね。
あとドイツのローカル美術館とか。
無料でそういうのすごい画期的!って思いました。器具を借りたらお金がかかるというのは当然だとは思うんですけど、それほど高くないような気がします。
日本は外注するそのやり方でシステムになっちゃったんでしょうね。
falconさんのおっしゃるように美術館のスタッフがガイドしてコストをかけず利用者は無料で使えるようになるといいですね。
自分が実際に見たところが絵になって残っていると感激ですね。
falconさんの泊まられたホテルはほんとにあの絵の中の建物みたいですね!
- falcon38さん からの返信 2024/11/10 15:54:07
- Re: オーディオガイドタダだといいですよね。
- necochanさん、こんにちは。
そうですか! オランダやドイツではaudioguideを携帯で無料で利用できたんですね。施設にやる気さえあれば、簡単なことですものね。
日本の美術館や博物館の研究員は、外国で勉強した経験があると思いますから無料にと考える方もおられるでしょうし、音声解説の無料提供はむしろ研究員の大切な仕事と思うのですが、利権を伴う因習を変えるには抵抗勢力がいるのでしょう。多分、上層部でしょうか?
話は違うのですが、沖縄のDMNかりゆし水族館は館内に魚の説明が一切なく、アプリをダウンロードして携帯で解説を聞く仕組み(無料)でしたが、利用者が少なく変更を迫られたようです(=廃止)。
今後変化するのかしないのか、気になります。
貴重な情報をありがとうございました!
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