三男宅へ家庭訪問ついでに大阪・京都・奈良巡り(大阪城編)

2024/05/18 - 2024/05/18

　昨年１１月、我が家の三男が名古屋から大阪へ転勤となりました。やはり一度くらいはどんな所に住んでいるのか家庭訪問しなければならないし、また、すっかりご無沙汰をしている息子のお嫁さんのご両親(大阪在住)にもお会いしたいと、ＧＷ明けに関西旅行を計画。もちろん、ついでに大阪城や京都・奈良の名所巡りもしたいというのが本音です。
　今回の旅行は３泊４日で、ＪＲ東海ツアーズの「ＥＸダイナミックパック」を利用しました。なお、日程は次のとおりです。
５月１８日：大阪城見学後、三男宅へ家庭訪問。夜は息子のお嫁さんのご両親との会食。
５月１９日：鞍馬寺～貴船神社を散策後、京都御所、二条城、平安神宮を見学。
５月２０日：奈良訪問。興福寺、春日大社、奈良公園、東大寺を見学。
５月２１日：養源院、三十三間堂、豊国神社、方広寺、耳塚を見学後帰宅。
まず初回は「大阪城編」をお届けします。

エリア 大阪城・京橋(大阪)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

スタートは品川駅。千葉方面からだと、東京駅で新幹線に乗るより品川駅の方が歩く距離が少なく便利です。

昨年１月以来、久しぶりの新幹線です。

この日は絶好のお天気。富士山もきれいに見えました。これからの予定としては、京都で一度下車し、邪魔なスーツケースを駅のコインロッカーに入れてから在来線で新大阪へ向かいます。

新大阪到着は午後２時過ぎ。息子夫婦が車で迎えに来てくれており、その足で大阪城へ連れて行ってもらいました。
大阪城公園に車を駐めて天守閣を目指しますが、どこにあるのか分かりません。みんなの後をついて行きます。

それにしても広大な公園です。とても大都市の中にあるとは思えません。
因みに東京ドームで換算すると約２３個分の大きさです。

東外堀にやってきましたが、ここからでも天守閣は見えません。

高い石垣に囲まれた南外堀に出ました。だんだんお城っぽくなってきました。

さんざん歩いて、やっと天守閣が見えてきました。妻も思わず写真を撮っています。

本丸の正面入り口の桜門を潜ります。

桜門を潜った我々をまず出迎えてくれたのは、高さ5.5ｍ×幅11.7ｍもある大阪城一の巨石「蛸石」です。

そして、ついに待望の天守閣の全貌が現れました。青空の下、威風堂々と屹立しています。白壁に金の装飾が一段と映えています。

入場券売り場は長蛇の列。それも外国人ばかりです。ここだけでは無く今回の旅行、全体をとおしても観光客の８割はインバウンドという印象でした。

入場料は６００円です。新大阪駅到着が１４時８分だったので、入場券を買うまで約１時間半かかったことになります。

真下から天守閣を見上げます。

天守閣の入口でまた行列？かと思ったら左の列はエレベーター待ちの行列でした。階段で上がる我々は右側の列で進みます。

入口脇に古めかしい青銅の大砲がありました。これは、明治3年から時刻を知らせる号砲として使われていたもので、空砲が大阪市内に響き渡り「お城のドン」の名で市民に親しまれていたそうです。

２階に上がってきました。まず目に付いたのが金ぴかのコレ！天守閣で使われている鯱、伏虎などの原寸大レプリカです。

大阪城の基礎知識を知ることができるパネルも多数展示してあります。

戦国武将の兜がズラリ並んだ試着コーナーもありました。外国人に人気です。

３階と４階は撮影禁止エリアでしたので写真はありません。戦国武将の実物の鎧や兜、黄金の茶室原寸大模型、豊臣大坂城模型、徳川大坂城模型などの歴史資料が展示してありました。
５階は「大坂夏の陣」関係の展示です。昨年の大河ドラマ「どうする家康」をまだ引きずっている妻にとっては、一番興味のある展示といっても過言ではありません。この写真は、「大坂夏の陣図」が描かれた屏風で、徳川方・豊臣方の各武将が何処に配置されていたのか一目で分かります。

真田幸村隊と松平忠直隊の激戦の様子が、ミニチュア人形で再現されていました。

「大坂夏の陣図屏風」に描かれた武将たちを紹介しているパネル展示です。

６階には展示が無いので、７階に上がってきました。この階には、豊臣秀吉が生まれてからその生涯を閉じるまでの一生が、分かりやすく簡潔にまとめられています。

秀吉の生涯を節目ごとに立体映像で紹介しています。

なかなか凝っています。

８階の展望台にやってきました。地上５０ｍの高さから大阪の街を一望できます。

現代でこそ高層ビルが建ち並んでいますが、秀吉の時代、ここから眺める景色はどうだったのでしょうか？

大阪城見学の後は、この旅の本来の目的である三男宅へ家庭訪問をしました。三男宅は淀川のすぐそば。夜土手に上がるとそれは夜景がキレイだとか。家庭訪問後は、梅田の中華レストランでお嫁さんのご両親との楽しいひとときを過ごしました。

ご両親との会食後、京都へ戻ってきました。今回お世話になるホテルは「アルモントホテル京都」。部屋は若干狭いですが、寝るだけなので問題なし。明日は京都市内を回る予定ですが、天気予報はあまりよくありません。祈るような気持ちで眠りにつきます。