2023/05/24 - 2023/05/25
16位(同エリア222件中)
tzpapa10さん
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仕事で武漢へ。武漢は以前も訪問し市街地しか行っていないので大都市のイメージだったが、コロナで悪化した後は初の訪問。湖南省の長沙から高速鉄道で武漢入り。武漢では製造工場へ行って仕事を初日にほぼ終わらせ、2日目に黄鶴楼へ。相手の社用車で送っていただいた。
黄鶴楼は長江右岸の蛇山の山頂にあり、この周辺が「武漢黄鶴楼公園」として整備されています。40.3ヘクタールの面積を有し、2007年にAAAAA級観光地の認定を受けています。
黄鶴楼は武漢最大の名勝地で、中国の「江南三大名楼」のひとつといわれている。三国時代223年に呉の孫権によって軍事目的の物見櫓として建設され、その後観光地となっていったそうです。焼失、再建を繰り返していて、今の黄鶴楼は1985年6月に再建されたもので、高さ約51.4m、八角形の最上層の長辺は18mだそうです。
鶴の伝説があり、「みすぼらしい仙人が酒を呑ませて欲しいといって酒屋にきたが、店主の辛氏は半年くらいただで呑ませた。半年後に仙人は酒代が溜まっているが金がないということで店の壁にみかんの皮で黄色い鶴を描いて去って行った。客が手拍子を打って歌を歌うと、壁の鶴が舞って、その評判で店が繁盛して辛氏は巨万の富を築いた。その後、仙人が再び現れ、笛を吹くと黄色い鶴が壁から抜け出し、仙人はその背にまたがり飛び去った。それを記念して、辛氏が楼閣を築き、「黄鶴楼」と命名したそうです。」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- その他
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長沙南駅から高速鉄道で武漢駅に到着。駅のホーム。
武漢駅 駅
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駅構内で昼食。蔡林記という餐庁。
蔡林記は熱干麺シリーズを販売している百年の老舗です。 -
餐庁内部はこんな感じでこぎれい。熱干麺は武漢独特な漢族グルメ。
トッピングも豊富で色んな種類の熱干麺があります。
山西省の刀削麺、広東省の伊府麺(伊麺ともいい、水を使わずに卵だけで小麦粉をこねて作った麺)、四川省の担担麺とともに中国四大有名麺類 -
海老と牛肉入りの熱干麺。
1930年代、涼粉と麺類で生計を立てていた李包という武漢人は売れ残った麺が痛まないように、麺を煮てからまな板に置いたとき、ごま油の瓶をうっかりしてひっくり返したとき、ごま油が麺にかかってしまい、翌日、この面をお湯で少し煮てから茶碗にもり、ネギなどのトッピングをして食べると、非常においしかったそう。この麺をお客さんに出したところ、これは何の麺ですかと聞かれ、とたんに「熱干麺」と即答。それから、李包はこの麺だけ売るようになり、食べに来る人がどんどん増え人気メニューに。 -
熱干麺の他には、写真のような魚、「獅子頭」と呼ばれる肉団子みたいなもの(これは江蘇省揚州の名物として有名)、糯米を卵で巻いたようなもの、小籠包など。4人で食し、熱干麺は1人1杯ずつ。
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食事を終えて、駅からホテルへ向かいます。
写真は外からみる武漢駅。駅の広さは中国でもTOP10内に入る広さ。武漢駅 駅
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宿泊先は、Hilton Hamptonです。
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初日の夕食はお薦めされた魚鍋料理がメインの店へ。魚に回はナマズを意味します。
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魚の鍋はこんな感じで白濁したスープでした。旨かったです。
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5月25日に「黄鶴楼公園」に到着。「武漢旅游集散中心」が中央にあり入場券を購入しています。ここは「東門」側にあたります。入場券は80元。
黄鶴楼 史跡・遺跡
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「黄鶴楼景区全景図」黄鶴楼は英語でYellow Crane Towerとなっています。
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黄鶴楼の位置を示す図。長江東川岸にあり、武昌駅から近い。
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しばらくまっすぐ歩くと「牌坊」があります。
この前に「登名楼賞漢劇」と書かれたステージのようなものがありました。
到着した時は何も上演されてはいなかったが、何かあったのでしょう。 -
黄鶴楼の「東門」。正面建物上部に「黄鶴楼公園」と書かれた扁額があります。
こちらから入場しましたが、後で調べると「西門」から入るとガイドマップがあるようです。 -
「東門」の階段部分の壁には、「黄鶴山記」という漢詩があります。
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こちらに入口が向いているのは、「黄鶴楼郵便局」
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「東門」を内部から。
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「東門」を入ると、直ぐに階段があり中央に赤い花がきれいに咲いていました。
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時間が余りなかったので、東門から入ってすぐのところにある「黄鶴楼観光遊覧車」にのって、「黄鶴楼」すぐ近くまで移動。自分一人でぶらぶら散策したいですが、仕事の合間なのでやむなし。マップの右下東門付近から、黄色の矢印のルートで行きます。
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「観光遊覧車」は乗っているとこんな感じ。
遊歩道とは違うルートになっているので、時間がある時は歩くべし。 -
「黄鶴楼」に到着。遊覧車到着口付近から。
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「古銅頂」。
黄鶴楼の頂部にあったもの。高さ3.4mで、重量は2t。基礎直径が1.8m。「黄鶴楼」の写真の頂部に同じ形状のものが今もあります。(下の写真をみるとよく分かる) -
「黄鶴楼」と「古銅頂」
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「千年吉祥鐘」。鐘を撞くと効能があり9回撞くのが良いとのこと。
重量が20t、銅合金製で金が2.1kg、銀が8.4kg含有されているらしい。 -
橦木は赤い布が巻かれている。
私も効能を期待し、この鐘を9回撞いてきました。 -
9回撞くことの効能を記しています。
1.一生平安、2.財運亨運、3.吉祥如意、4.事業有成、5.五福臨門
6.六六大順、7.七星高照、8.八面威風、9.地久天長
六は物事がうまくいくということで、六六大順でより上手く順調にいくという意味です。 -
「千年吉祥鐘」の銘文
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「黄鶴楼」を真下から見上げる
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「黄鶴楼」前面と前面にある鶴・蛇・亀の置物
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頂部にある扁額に「黄鶴楼」の文字
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前にあるブロンズ像は、亀の上に1匹の蛇と2羽の鶴になっています。
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横から見ると「亀」「蛇」「鶴」が分かりやすい。1つのように見えます。
古代、大禹が水を治めるため玉皇大帝を動かし、亀と蛇の二人の将軍を援助に派遣し、川の問題を抑制するために、亀と蛇が川を挟んで二つの山に対立し、「亀と蛇が川をロックする」状況を形成した。(長江を挟んで亀山と蛇山が武漢にある)。2羽の鶴が大地を見下ろし、とても感動し、大地に降り立ち、万民の祝賀を表す。この伝説に加え、"亀と鶴 "はよく謡われ、"亀と鶴 "は人々に吉兆とされ、"蛇 "は長寿や不老長寿を表す。 -
鶴蛇亀の銅像前の様子
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左側の建物「瞰川」の扁額
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右側の建物「攬虹」の扁額
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「三楚一寠」の牌坊。奥にみえる白いのは「勝像宝塔」
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AAAAA国家級旅游景区の認定書
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一階にある壁画「 白云黄? 」
高さ9m、幅6mで、756個の色鮮やかなタイルで造られている。 -
2階から見る1回ロビー(壁画前附近)
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中に展示されているのは、壺、絵画、水墨画、掛け軸、彫刻など
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黄鶴楼上部からみる「千年吉祥鐘」方面
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タイル壁画「周瑜設宴」
呉(東呉)大都督の周瑜がこの場所で宴を催して劉備を招き、その劉備を人質に取って荊州と交換しようと企んだ逸話について描かれたもの。 -
古代絵図にある黄鶴楼の模型。元代、明代のころ。
今の黄鶴楼とはかなり違う。資料も欠落しており、不正確な部分も多いようです。 -
清代の黄鶴楼の模型。かなり現在のものに近い形。
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「黄鶴楼記」唐の閻伯瑾の漢詩で、三国時代の蜀漢の政治家費禕が仙人に登り黄鶴に乗って飛来し、ここで休んだという伝説が記載されている。
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タイル壁画「孫権築城」
呉(東呉)の孫権が、江夏山(現在の蛇山)に黄鶴楼を築城する様子を描いたもの。 -
黄鶴楼上部より長江方面。川向こうは漢口方面
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赤い橋は「長江二橋」
黄鶴楼の北側に位置する。 -
「白雲閣」
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タイル壁画 唐・宋時期の13名の文化人を描いたもの。「人文?萃」(?は草かんむりに会)
13名のうち、この絵には3名(杜牧、白居易、劉禹錫で最前列は荷物持ち) -
この絵には7名。王維、崔?(?は景に頁)、李白、孟浩然、?島(?は西の下に貝のような字)、顧況、宋之問。
手前の孔雀の所の2名は含まない。 -
この絵には3名。岳飛、陸游、範成大。
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13名の漢詩などが飾られている。
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黄鶴楼詩詞概述
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正面にある橋は「長江大橋」
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「古黄鶴楼」
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フェニックスをデザインしたような置物やテーブル
ドアには漢詩が記載されています。 -
最上階より、「白雲閣」、「千年吉祥鐘」方面を望む
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大広間にある10枚の壁画で構成さえれた「江天浩瀚」壁画。
面積は90m2に及び、中央美術学院の教授が、天然の鉱物顔料を使用して、写意という中国画技法を用いて創作した絵画。色が鮮やかです。
これは中心となる3枚で、長江の古い文化と渦巻く波、そして黄鶴楼の盛衰の移り変わりを描いている。 -
手前にある「鶴・蛇・亀」の像と舟のようなものに人が乗っているような像
手前の看板は壁画の説明。 -
手前にある壺や花瓶など
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この大広間の天井は緑系の色で非常に綺麗です。
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黄鶴楼5階には写真のような日本語の遊覧案内があり。
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最上階から降りて出入口から黄鶴楼外へ。
大きな赤い提灯のようなものが目立ちます。 -
出入口から石段の様子
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「崔?題詩図」レリーフ。
「黄鶴楼詩」を描いた唐時代の著名詩人。李白が絶賛したらしい。
長さ12m、幅8.2m -
上のレリーフの説明。
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このようなレリーフも。
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「擱筆亭」
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「黄鶴楼」からでて「南楼」方面へ
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「奇石館」にある石碑
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「南楼」入口上の扁額
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「南楼」
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「詩碑廊」
廊下の壁面の黒地に漢詩が書かれています。 -
「毛沢東歌亭」
毛沢東は武漢に住んでいたこともあるそうで幾つかの詩を読んでいます。
1966年に当時73歳だった毛沢東が自身の壮健を証明するため念入りな演出の中で長江を泳いだことを機に、武漢で長江水泳の習慣が定着したそうです。 -
「鵝池」の説明。Goose Pond。
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「鵝池」
奥の建物は「詩碑廊」になっており、錦鯉も泳いでいる。 -
「詩碑廊」が「鵝碑亭」まで続いています。
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「九九帰鶴図」レリーフ。「鵝池」端の側壁にあり。
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多数の鶴が写真の右から左へ飛んでいるのが分かる。
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「鵝碑亭」
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「翠飛」と書かれており、横には「紅十字救護ステーション」とあります。
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この建物に赤十字救護所があるようです。廊下部分の壁には「書」が飾られている。土産物屋なども手前にありました。
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「黄鶴酒楼」とある丸い門。奥には「紫竹苑」とあり、黄鶴楼公園「南門」から黄鶴楼東路沿いにあるエリアへ
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「紫竹苑」へ
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苑内は広いスペースがあり、ここは「黄鶴楼珈琲館」
入口には黄鶴楼模型があります。 -
正面には「黄鶴楼文創中心」
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「黄鶴楼酒体験館」
入っていないが、写真でみると地元の白酒のようです。
試飲などするのでしょうか。別にしなくてもいいけど。 -
広間ではマンホールを発見。黄鶴楼に2羽の鶴。
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「紫竹苑」から再び「鵝池」、「九九帰鶴図」のエリアへ。
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鵝池前から黄鶴楼を望む
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鵝池南側からの「南門」出入口
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鵝池エリアから「落梅軒」エリアへの入口
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「落梅軒」という演芸センターの建物
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黄鶴楼文化演芸中心部分曲目紹介ということで、行われている演芸を10紹介している。
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中には古代の楽器を展示。
春秋時代(B.C.770~B.C.403)に「新楽」という新しい音楽が人気に。「新楽」は、「八音」と呼ばれる「金・石・土・皮・生糸・木・匏・竹」の8つの素材を用いた楽器による演奏、打楽器も含めた多彩な管弦楽になったそうです。
後が金属製の打楽器「編鐘」は金、手前の弦楽器「筝」は生糸を表すようです。 -
中国の漢服の色が非常にきれいです。
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ステージ左右に「編鐘」があり、演者が音楽に合わせて叩きます。
ハンドベルと同じように音階が鐘の大きさで変わります。 -
左の人が「筝」を演奏。中国のは21弦あるそうです。(日本のことは13弦)
他には「笛」、「笙」。笛は横笛を「笛子」、縦笛を「簫」というようです。
丸いギターのようなものは、琵琶の一種で「阮咸(げんかん、ruanxian)」というそうです。 -
鮮やかなピンクの衣装での舞。伝統音楽の音色は心地よいです。
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演者の頭の飾りや被り物も興味深い
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この緑色の衣装の演芸は<来桑>というようです。
最初の伝統音楽はいかにも中国的でしたが、これは急に雰囲気が変わりました。 -
緑の衣装もステージに映えます。
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雅楽演奏
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全部が終わり演者が全員挨拶に。
前の方はテーブルがあり、ゆっくり飲み物でも飲みながらという予約席みたいでした。私らは中央付近の椅子だけの席で鑑賞。 -
ステージの「編鐘」を間近で撮影。
最上段の鐘は遠くからわからなかった。支持している部分も埴輪みたいな感じですし、最下段の4つの鐘の支持部分も動物のような形で細かい。 -
演芸鑑賞後、「紫薇苑」へ。「東門」へつながる自然道のようなエリア
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緑豊かな遊歩道で、盆栽みたいなものも幾つかありました。
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歩道部分は自然石の石畳のようになっています。
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池もあります。
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途中にはこのような亭もあり。
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岩には「響」の文字。
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この階段を下りると「紫薇苑」からでます。
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出口をでてから撮影。
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「岳武穆遺像亭」で下部の石碑には武漢市文物保護単位「岳飛亭」とある。
岳飛は、1103年生まれの中国南宋の武将。相州湯陰県の出身。南宋を攻撃する金に対して幾度となく勝利を収めたが、岳飛らの勢力が拡大することを恐れた宰相の秦檜に謀殺された。没後に武穆と称されたそうです。中国の英雄というと名前が上がる人物だそうです。
黄鶴楼内にあったタイル絵の13名で黒豹みたいなのを連れていたのが岳飛。 -
岳飛のレリーフの説明
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岳飛の戦の様子を描いたレリーフ。
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岳飛と馬の銅像。1993年落成。高さ8m、16t。
石台の岳飛の文字。 -
馬はこんな感じの姿勢。
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岳飛銅像近くの「牌坊」
ここを抜けて「東門」から帰ります。 -
「東門」はこんな感じ
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門を抜けて駐車場エリアへ。
観光地だけに観光バスがかなり駐車されています。 -
「黄鶴楼公園」から500-600m程度の所にある「戸部巷部食街」
入口に「千年古城」、「百年老巷」、「漢味小吃美食天堂」、「熱干面」、「米酒」とかのネオン文字やら、ザリガニ、魚などのネオンもあり、面白そうです。 -
入口壁面には武昌古城1800年とあり。
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屋台通りなのは間違いない。湖北特色として冰粉(ところてんみたいなもの)、藕粉(とろとろの透き通ったものでレンコンいれているのもあるみたい)、など。
成都(四川省)の紅冰粉、長沙(湖南省)の臭豆腐などの名産もある。
西瓜ジュース、椰子ジュース、豚足などもある。 -
湖北名産で、製造業者が直売している。
写真左はタバコを販売。銘柄は「黄鶴楼」。中国国内ならどこでも見かける。
右側は、小エビの焼きギョーザ(鍋貼)や揚げ餃子(生煎包)の店。美味しそう。
なかには、お茶や、武漢の名物「鴨の首」(ヤーポーツ) -
戸部巷美食街で少し遅めの昼ご飯。店は「老宅藕香」。有名な店みたいでした。
3つめの字は日本ではほとんど使用しないが、蓮の地下茎を意味していて、蓮根のことです。 -
店の前には赤い人形と、店の看板などがあり。
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蓮根と鶏肉を煮込んで少しとろみがついてます。
右は筍料理。 -
牛肉のピリ辛煮込み。豆腐面のようなものも入っています。
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魚の煮つけのようなもの。「長江」の他にも、「漢江」という川や、「東湖」という湖もありますから、淡水魚でしょう。
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他にも蓮根の天ぷらのようなもの、魚の皮などもあります。
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ザリガニ料理。中国では結構人気がある。
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昼飯なのでアルコールはやめて、武漢のパイナップルサイダー「黄鶴楼」
低糖、0脂肪、果汁≧10%とあります。
各地にこのようなソフトドリンクは結構ある。 -
帰りは空路で武漢空港から上海虹橋空港へ
フライト案内板武漢天河国際空港 (WUH) 空港
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