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旧ユーゴスラビアのスロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、コソボ5カ国の弾丸ツアー<br />複数民族にローマカトリック、セルビア正教、イスラム教の3宗教が入り乱れ、かつてひとつの国だったとは思えない5カ国それぞれ独自の顔を持っています<br />まだ紛争の傷跡が残っている場所もありますが、そんな争いがウソのような平和な時間が流れていました<br /><br />羽田からターキッシュエアでイスタンブールへ<br />飛行予定ルートは相変わらず平和な時代のルート表示でロシア上空を飛行し、クリミア半島をケルチ上空から南下して黒海を縦断してイスタンブールへ<br />もちろん、実際の飛行ルートロシア上空は飛行せず、中国、中央アジアからカスピ海を横断して黒海南岸を飛行するルートです<br />平和時のルートより1、2時間ほど飛行時間が長いようです<br />早朝(午前4時ごろ)でも世界に誇るイスタンブール空港は日本の名ばかりの国際空港と違い、これぞ国際空港!でとても活気があります<br />イスタンブールを飛び立つと、僅か500km東は戦場と化したウクライナを右手にスロベニアへ北上<br />ウクライナ方向から陽が登り、2時間ほどのフライトで最初の訪問国スロベニアの首都リュブリャナへ到着です<br /><br />旧ユーゴスラビア最初の訪問国はスロベニア<br />10日間戦争でほぼ無血でユーゴスラビアから独立した最初の国です<br />宗教は大半がローマカトリックで、旧ユーゴの国ではむしろ異端児かもしれません<br /><br />晴天に恵まれ、イタリア、オーストリア国境に近い北方向にはユリアンアルプスが一望できました<br />最初の観光地ブレッド湖では手漕ぎボートで湖の中島にある聖マリア教会へ<br />芽吹きはじめた木々の淡い緑とブレッド湖の緑色の湖面に、中島に立つ教会は絵葉書の世界そのものです<br /><br />旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅① スロベニア ブレッド湖<br />https://youtu.be/pSmFhCFT6NY<br /><br />ポストイナの鍾乳洞はこれでもかと延々と鍾乳石が織りなす奇岩の連続<br />想像を遥かに超えるとんでもないスケールの巨大地下空間、圧巻です!<br /><br />旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅② スロベニア ポストイナ鍾乳洞<br />https://youtu.be/6b-5561zcKw<br /><br />スロベニアに別れを告げ、初日の宿泊はクロアチアの港町リエガ(川崎市の姉妹都市)<br />夜9時過ぎでも人が多く(金曜日夜だから?)、治安もとても良さそうです<br /><br />スロベニア、クロアチアとも緑が綺麗で、桜は見かけませんが、白い花(洋梨とのこと)をつけた木が多く、車窓からの眺めだけでもとても癒されます<br />点在する家々も緑に溶け込んで絵になるのですが、綺麗な壁やレンガを修復した跡は内戦時の砲弾の跡だそうです<br />スロベニアと違いクロアチアはかなり凄惨な内線が繰り広げられたようですが、そんな歴史がうそのような長閑な風景が続きます<br /><br />翌日は朝食後、散歩がてらリエガの朝市を覗いてから、クロアチア観光のハイライトのひとつ、緑美しい山間の高速道をドライブしてプリトヴィツェ湖群国立公園へ<br /><br />旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅③ クロアチア リエカ・プリトヴィツェ湖群国立公園<br />https://youtu.be/q1blFhFJt0o<br /><br />たっぷり3時間湖畔散策したあと、今日のお宿ザダルへ<br />ローマ時代の遺跡が残っていて、アドリア海に沈む夕陽が美しく、旅情を掻き立てます<br /><br />旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅④ クロアチア ザダル<br />https://youtu.be/acvkzW3lWw0<br /><br />3日目はクロアチア3番目の港町スプリットへ<br /><br />旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅⑤ クロアチア スプリット<br />https://youtu.be/yGyRbiYTyNI<br /><br />スプリット観光の後は、一旦アドリア海に別れを告げて、ボスニア・ヘルツェゴビナへ<br /><br />EU加盟国ではないので、クロアチアからボスニア・ヘルツェゴビナ入国はパスポートコントロールがあります<br />国境通過に要した時間50分!<br />国境を越えると景色が少しづつ変わっていくのを感じながら、今日の宿泊地モスタルへ<br />祈りの時間には野外スピーカーから流されるアザーンが響き渡ります<br />イスラム地区はアラブそのものです!<br /><br />旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅 ⑥ ボスニア・ヘルツェゴビナ モスタル<br />https://youtu.be/ClpHEegwxGc<br /><br />翌日はボスニアヘルツェゴビナからクロアチアに戻り、欧州観光でもとても人気のあるドブログニクに向かいます<br />海に接する領土をほとんど持たないボスニアヘルツェゴビナが是が非でも獲得に拘ったアドリア海に面した僅か20kmの海岸線の領土<br />これがアドリア海に細長く続くクロアチアの領土を分断し、ドブログニクはクロアチアの飛び地になっているそうです<br />下の写真はボスニアヘルツェゴビナ領土を通過せずに、クロアチア本土からドブログニクに繋がる半島に架けられた橋だそうです<br />国境手前のスーパーはクロアチアワインもクロアチアより安いですが、社会主義の雰囲気がします(笑)<br />ボスニア入国時はバス運転手が乗客のパスポートをまとめて一括手続きしましたが、逆のクロアチア入国はバスを降りてひとりづつ入国審査を受け、入国スタンプも押されました<br /><br />この旅4番目の港町は英国の劇作家バーナードショーが「ドブロヴニクを見ずして、天国を語ることなかれ」と言ったアドリア海の真珠と呼ばれる港町<br />ジブリの「紅の豚」の舞台、「魔女の宅急便」の街モデルになっているそうです<br /><br />旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅 ⑦ クロアチア ドブロヴニク part1 旧市街散策<br />https://youtu.be/EDMgIWVE0aY<br /><br />旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅⑧ クロアチア ドブロヴニク part2 スルジ山・城壁ウォーク<br />https://youtu.be/uQ11sXppHgY<br /><br />クロアチアからモンテネグロへ<br />他国は多くの血を流しましたが、国民投票でセルビアから平和に独立<br />EU加盟していないのに通貨はユーロ<br />真実かどうかは疑わしいですが、ドイツの承諾も得ずに勝手にマルクを自国通貨としていたが、ドイツがユーロに切り替えたので、モンテネグロもユーロにしたそうです<br /><br />モンテネグロも入国はパスポートコントロールあります<br />クルーズ船も寄港するコトルは切り立った湾の最奥にあり、主要道路が一本なのか旧市街まで大渋滞でした<br /><br />港街コトルから山岳道路で内陸に向かうと空気が変わります<br />街中の雰囲気はどことなくロシアに似ています<br />今はラテン文字を併用しているそうですが、セルビア正教徒が多数派の国でキリル文字(ロシア語と同じ)を見かけます<br /><br />旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅 ⑨ モンテネグロ コトル・オストログ修道院<br />https://youtu.be/bvRTk7HigtY<br /><br />最後の訪問国はコソボです

<br />欧州でもっとも貧しく、他国支援と国外出稼ぎで成り立っているそうで、独立は宣言しているものの、まだまだ自立できていないようです

<br />コソボ国境に向かう山岳地帯の道はあいにくの雨<br />山間の道は牧歌的でとても美しいです

<br />国境は雪
<br />夏のような気温27℃のアドリア海から、0℃の温度差を経験するとは思いませんでした
<br />バスの運転手は出入国がスムーズに進むよう、飲み物の貢ぎ物を差し入れします<br />モンテネグロパスポート管理から山を下ること15分
ようやくコソボ側の国境管理です
<br />コソボ入国ではパスポートコントロール時に、旅行保険のエビデンス提示を求められるそうですが、係員が寒くて面倒なのか、10分で入国完了
<br />普通は1時間程度かかるそうです<br />

コソボはアルバニア人9割なので、街の雰囲気は一転してアラブです

<br />そんなイスラム教徒の国で、セルビア正教のペーチ総主修道院とグラチャ二ツァ修道院を観光しました
<br />どちらも内部の写真撮影禁止でお見せできないのが残念ですが、キリストに関連するフレスコ画に描かれた物語は圧巻です!
<br />とくにグラチャニチャ修道院は感動的でした!
<br /><br />旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅 ⑩ コソボ ペーチ総主教修道院・グラチャニツァ修道院<br />https://youtu.be/ObE-ykuwByQ<br />

旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅

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2024/04/11 - 2024/04/18

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GigOne

GigOneさん

旧ユーゴスラビアのスロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、コソボ5カ国の弾丸ツアー
複数民族にローマカトリック、セルビア正教、イスラム教の3宗教が入り乱れ、かつてひとつの国だったとは思えない5カ国それぞれ独自の顔を持っています
まだ紛争の傷跡が残っている場所もありますが、そんな争いがウソのような平和な時間が流れていました

羽田からターキッシュエアでイスタンブールへ
飛行予定ルートは相変わらず平和な時代のルート表示でロシア上空を飛行し、クリミア半島をケルチ上空から南下して黒海を縦断してイスタンブールへ
もちろん、実際の飛行ルートロシア上空は飛行せず、中国、中央アジアからカスピ海を横断して黒海南岸を飛行するルートです
平和時のルートより1、2時間ほど飛行時間が長いようです
早朝(午前4時ごろ)でも世界に誇るイスタンブール空港は日本の名ばかりの国際空港と違い、これぞ国際空港!でとても活気があります
イスタンブールを飛び立つと、僅か500km東は戦場と化したウクライナを右手にスロベニアへ北上
ウクライナ方向から陽が登り、2時間ほどのフライトで最初の訪問国スロベニアの首都リュブリャナへ到着です

旧ユーゴスラビア最初の訪問国はスロベニア
10日間戦争でほぼ無血でユーゴスラビアから独立した最初の国です
宗教は大半がローマカトリックで、旧ユーゴの国ではむしろ異端児かもしれません

晴天に恵まれ、イタリア、オーストリア国境に近い北方向にはユリアンアルプスが一望できました
最初の観光地ブレッド湖では手漕ぎボートで湖の中島にある聖マリア教会へ
芽吹きはじめた木々の淡い緑とブレッド湖の緑色の湖面に、中島に立つ教会は絵葉書の世界そのものです

旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅① スロベニア ブレッド湖
https://youtu.be/pSmFhCFT6NY

ポストイナの鍾乳洞はこれでもかと延々と鍾乳石が織りなす奇岩の連続
想像を遥かに超えるとんでもないスケールの巨大地下空間、圧巻です!

旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅② スロベニア ポストイナ鍾乳洞
https://youtu.be/6b-5561zcKw

スロベニアに別れを告げ、初日の宿泊はクロアチアの港町リエガ(川崎市の姉妹都市)
夜9時過ぎでも人が多く(金曜日夜だから?)、治安もとても良さそうです

スロベニア、クロアチアとも緑が綺麗で、桜は見かけませんが、白い花(洋梨とのこと)をつけた木が多く、車窓からの眺めだけでもとても癒されます
点在する家々も緑に溶け込んで絵になるのですが、綺麗な壁やレンガを修復した跡は内戦時の砲弾の跡だそうです
スロベニアと違いクロアチアはかなり凄惨な内線が繰り広げられたようですが、そんな歴史がうそのような長閑な風景が続きます

翌日は朝食後、散歩がてらリエガの朝市を覗いてから、クロアチア観光のハイライトのひとつ、緑美しい山間の高速道をドライブしてプリトヴィツェ湖群国立公園へ

旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅③ クロアチア リエカ・プリトヴィツェ湖群国立公園
https://youtu.be/q1blFhFJt0o

たっぷり3時間湖畔散策したあと、今日のお宿ザダルへ
ローマ時代の遺跡が残っていて、アドリア海に沈む夕陽が美しく、旅情を掻き立てます

旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅④ クロアチア ザダル
https://youtu.be/acvkzW3lWw0

3日目はクロアチア3番目の港町スプリットへ

旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅⑤ クロアチア スプリット
https://youtu.be/yGyRbiYTyNI

スプリット観光の後は、一旦アドリア海に別れを告げて、ボスニア・ヘルツェゴビナへ

EU加盟国ではないので、クロアチアからボスニア・ヘルツェゴビナ入国はパスポートコントロールがあります
国境通過に要した時間50分!
国境を越えると景色が少しづつ変わっていくのを感じながら、今日の宿泊地モスタルへ
祈りの時間には野外スピーカーから流されるアザーンが響き渡ります
イスラム地区はアラブそのものです!

旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅 ⑥ ボスニア・ヘルツェゴビナ モスタル
https://youtu.be/ClpHEegwxGc

翌日はボスニアヘルツェゴビナからクロアチアに戻り、欧州観光でもとても人気のあるドブログニクに向かいます
海に接する領土をほとんど持たないボスニアヘルツェゴビナが是が非でも獲得に拘ったアドリア海に面した僅か20kmの海岸線の領土
これがアドリア海に細長く続くクロアチアの領土を分断し、ドブログニクはクロアチアの飛び地になっているそうです
下の写真はボスニアヘルツェゴビナ領土を通過せずに、クロアチア本土からドブログニクに繋がる半島に架けられた橋だそうです
国境手前のスーパーはクロアチアワインもクロアチアより安いですが、社会主義の雰囲気がします(笑)
ボスニア入国時はバス運転手が乗客のパスポートをまとめて一括手続きしましたが、逆のクロアチア入国はバスを降りてひとりづつ入国審査を受け、入国スタンプも押されました

この旅4番目の港町は英国の劇作家バーナードショーが「ドブロヴニクを見ずして、天国を語ることなかれ」と言ったアドリア海の真珠と呼ばれる港町
ジブリの「紅の豚」の舞台、「魔女の宅急便」の街モデルになっているそうです

旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅 ⑦ クロアチア ドブロヴニク part1 旧市街散策
https://youtu.be/EDMgIWVE0aY

旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅⑧ クロアチア ドブロヴニク part2 スルジ山・城壁ウォーク
https://youtu.be/uQ11sXppHgY

クロアチアからモンテネグロへ
他国は多くの血を流しましたが、国民投票でセルビアから平和に独立
EU加盟していないのに通貨はユーロ
真実かどうかは疑わしいですが、ドイツの承諾も得ずに勝手にマルクを自国通貨としていたが、ドイツがユーロに切り替えたので、モンテネグロもユーロにしたそうです

モンテネグロも入国はパスポートコントロールあります
クルーズ船も寄港するコトルは切り立った湾の最奥にあり、主要道路が一本なのか旧市街まで大渋滞でした

港街コトルから山岳道路で内陸に向かうと空気が変わります
街中の雰囲気はどことなくロシアに似ています
今はラテン文字を併用しているそうですが、セルビア正教徒が多数派の国でキリル文字(ロシア語と同じ)を見かけます

旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅 ⑨ モンテネグロ コトル・オストログ修道院
https://youtu.be/bvRTk7HigtY

最後の訪問国はコソボです


欧州でもっとも貧しく、他国支援と国外出稼ぎで成り立っているそうで、独立は宣言しているものの、まだまだ自立できていないようです


コソボ国境に向かう山岳地帯の道はあいにくの雨
山間の道は牧歌的でとても美しいです


国境は雪

夏のような気温27℃のアドリア海から、0℃の温度差を経験するとは思いませんでした

バスの運転手は出入国がスムーズに進むよう、飲み物の貢ぎ物を差し入れします
モンテネグロパスポート管理から山を下ること15分
ようやくコソボ側の国境管理です

コソボ入国ではパスポートコントロール時に、旅行保険のエビデンス提示を求められるそうですが、係員が寒くて面倒なのか、10分で入国完了

普通は1時間程度かかるそうです


コソボはアルバニア人9割なので、街の雰囲気は一転してアラブです


そんなイスラム教徒の国で、セルビア正教のペーチ総主修道院とグラチャ二ツァ修道院を観光しました

どちらも内部の写真撮影禁止でお見せできないのが残念ですが、キリストに関連するフレスコ画に描かれた物語は圧巻です!

とくにグラチャニチャ修道院は感動的でした!


旧ユーゴスラビア バルカン半島の旅 ⑩ コソボ ペーチ総主教修道院・グラチャニツァ修道院
https://youtu.be/ObE-ykuwByQ

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    クロアチアの飛び地ドブロヴニクとクロアチア本土を結ぶ橋

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