カレーの国でお仕事

2024/03/04 - 2024/03/09

　インドに一緒に行ってもらえませんか？同僚が企画するプランにバックアップスタッフとして参加することになった。いや～，その企画では私は役に立たないよと最初は尻込みしたけれども，海外は初めてという日本のクライアントを連れていくので，同僚の現地でのデレゲーションも大きくなり，サポートがほしいと言われ，初インドとなった。インドかぁ，カレーの国だね。
　コルカタの空港に降り立つと，もわっとした熱気に包まれる。コルカタからカラグプールまで現地のカウンターパートが用意してくれたワゴン車２台で移動する。きつかった。そもそも経費節約でバンコクの乗り継ぎ時間が６時間かかるチケットを購入したから，私も同僚もクライアントももうぐったりだった。真夜中にハイウェイを疾走するが，インドの運転はこれまで仕事でいったどの国よりも荒っぽいし，混沌としていた。排気ガスのスモッグと霧で視界が乏しいなかを，クラクションとパッシングライトと車線変更とブレーキが数十秒ごとに繰り返される。窓から見えるコルカタの街は，なんだか世紀末の様相だ。
　朝方５時にようやくカウンターパートが用意したゲストハウスに到着する。おつかれでしょうから，お昼まで休んでくださいと言われたものの，シャワーを浴びてベッドでうとうと１時間ほどしたら，窓で休む鳩や小鳥の鳴き声に起こされ，とりあえず朝食を食べにダイイングホールに向かう。インドでの初めての朝食はドライカレー。やっぱりインドって朝からカレー食べるんだと，インドに来たことを実感する。同僚も気合の入った企画のせいか，興奮して寝られなかったようで，クライアントの寝ている間に少しクールダウンも兼ねて，散歩する。カラグプールは，いい天気。朝は２２度ぐらいでここちいい。同僚は，インドは１月～２月の仕事が一番気候的に楽だという。夏は４０度超えたりするらしく，きついらしい。三輪自動車のタクシーが走っている。リキシャというらしい。日本由来の名前らしい。乗ってみたいけど，今回はがちがちのスケジュール。ちょっと仕事に気合入れすぎだよ，同僚くん！
　昼食はゲストハウスで。カフェテリア方式で並ぶ食事は，やっぱりカレーだった。昼から怒涛のご挨拶まわりと日本のクライアントを連れての現場視察。現地カウンターパートもなんだか気合が入りすぎ。ようやく開放されて，同僚に連れられて市場を散歩する。やっぱり市場はたのしい。今晩ぐらいしか，のんびりできないんですよと同僚くん。街にでかけてちょっとインドビールを一杯ってできないの？いや，アルコール出すところが近くにないんですよという。甘いものならいっぱいありますよって，屋台でジャレビーを食べる。葉っぱをお皿代わりにして，はいどうぞって渡される。あま～い。とにかく甘い。ゆるい小麦粉ペーストを油にいれて揚げて，ドボンと蜜に浸したシンプルかつ強靭な甘さのお菓子だ。お皿が葉っぱってところが，なんだかトトロから頂いたお菓子のような気分になる。ココナツをその場で割ってストローをさしてジュースを飲み，飲み終わると，再び店主が鉈で殻を割り，ココナツを食べる屋台では，ココナツジュースの味には触手が伸びないので川なかったけど，同僚が分かち合ってくれたココナツは，濃厚でおいしかった。ゲストハウスにもどって晩ごはん，やっぱりカレーだった。なかなかスパイシー。インドは甘いのと辛いのとの両極で右往左往する。
　怒涛のスケジュールをこなし，コルカタに戻り，一路ハイドラバードへ。ほぼ寝る暇もなく，仕事をこなし，ハイドラバード空港に向かう。気合入れすぎ，スケジュールをタイトにこなし，仕事に没頭したインド出張で，企画した同僚も申し訳なく思ったのか，空港に向かう途中でショッピングセンターに寄ってクライアントのためにお土産を買う時間を作ってくれ，さらにビリヤニがうまいので有名なレストランに連れて行ってくれた。本場のカレーの辛さに驚いて辛そうなクライアントもいたけど，最高にうまかった。さすがカレーの国。しかも，ビリヤニは，日本で食べたどのインド料理のビリヤニよりもコメがうまかった。企画をやりきって朦朧とする同僚くん。お疲れ様。君はよくがんばったよ。次に一緒に仕事するときは，もうちょっとお手柔らかに。ちょっとはバックアップできたかな。

　

エリア インド

• 旅行の満足度: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 1.0

• 交通手段: タクシー 飛行機
• 航空会社: タイ国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

コルカタの国際空港に到着。

ネータージー スバース チャンドラ ボース国際空港 (CCU) 空港

スモッグとデューで先が見えないなかを爆走。

インドで初めての食事は，ゲストハウスの朝食で，ドライカレーだった。添えてあるソースはピーナッツのスパイシークリーム。

オート三輪車のリキシャが走っている。これも，インドならではの風景なんだろう。

昼食もまたカレー。さすがにインドだと感心。

カラグプールの市場の様子。私は，市場が大好き。グーグル・マップでは，Tech Marketとなっている。

ここでヒマラヤブランドのリップを買う。奥さんから頼まれたんだけど，４つ買ったらもう品切れになった。

とにかく野良犬が多い。輪になって寝ている。ぐるぐる回ってギーになるかな？

野菜はいきいきしている。

ジャレビーの屋台。おじさんはとってもいい笑顔で私達を迎えてくれた。

ジャレビー！甘い！すごく甘い！ジャレビーって，もしかしてカルビーのジャガビーの語源？

夜もまたカレー。でも，おいしい。お魚のカレーだ。鯉のようなお魚だった。とてもおいしい。

やっぱり，またカレー。でも飽きない。

整理，整頓，清潔，清掃，しつけの職場マネジメント，日本由来の５Sのポスターをカウンターパートの職場で見つけた。

訪問先で頂いた昼食。やっぱりカレー。ソフト麺の料理が初めてでてきた。麺好きのワタシはわくわく。でも，期待したほどではなく。やっぱりカレーがおいしい。

ハイドラバードのNexus Mall。人でいっぱい。なんだかインドの小売のイメージが変わりそうだ。

スイーツが充実している。インドにいると確実に太りそうだ。

Nawaab's restaurantというレストラン。ビリヤニが有名なんだそうだ。いいレストランでした。
https://www.google.com/maps/search/The+Nawaab's+Restaurant/@17.4489492,78.3563648,15z/data=!3m1!4b1?entry=ttu

マトンもチキンもうまかった。

ビリヤニはこんな感じででてくる。現地のひとは，ひとりでワンボール食べるというが，ほんとか！？帰国後にインド人やバングラデシュ人に聞いても，そのとおり，一杯一人前だよだって！

この旅行記へのコメント （2）

• ももであさん 2024/03/17 23:30:30

  クルクミン

  Jakeさん
  
  ぐるぐる回ってギーになったのは、虎かと思って
  いましたが、本当は野良犬だったのですね。
  
  ジャガビーの語源がジャレビーだったというのも
  はじめて知りました!
  
  やっぱりインドは、カレーのスパイスのごとく
  奥が深いですね。

  Jakeさん からの返信 2024/03/18 15:49:46

  Re: クルクミン

  読んで頂き，ありがとうございました。ジャガビーの語源がジャレビーだったら，おもしろいですね！