2024/02/23 - 2024/02/24
172位(同エリア211件中)
旅子さん
気がつけばもうすぐ三連休。
何も予定を入れてなかった…
よぉぉぉーっし!温泉だ!
思い立って探したところ、近場で空いてるところはほとんど無く。
そんな中、「秘密基地」というキャッチフレーズのお部屋に泊まれる温泉を発見
一泊二日の行き当たりばったり佐賀~長崎の県境を楽しむドライブ旅です。
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思いつきで宿とレンタカーだけ予約を取っていましたが、いざ当日窓口で特急の指定席を買おうとすると満席とのこと。
私「えっ?じゃあ仕方ない。グリーン車で…。」
駅員さん「グリーン車ですね。流石にグリーン車なら…あ、満席ですね。すごいですねー。」
西九州新幹線が通ったものの、博多から武雄温泉駅までは特急で行くしか無く、博多→佐賀方面の特急は凄い人気なんだそうです…。
私は途中で枝分かれするんだけど、とんだ巻き込み事故ですよ。
自由席空いてるかいな。
取り敢えず博多駅まで向かいます。
電車の中で諦めきれず、ネット予約のページを開く。
あらっ!グリーン車に空きが一つあんじゃん!!!
慌ててポチる。
博多駅に着くとみどりの窓口も発券機も長蛇の列。
やっと発券できたのは出発2分前。
ここ数年で一番のダッシュで階段を駆け登り、発車のベルが鳴る中、間一髪で乗車。
一試合終えたかのように息を切らしながら先頭車両を目指して歩きます。
超満席で通路は立ち乗りのお客さんだらけ。
ゼェゼェ言いながら人混みを掻き分け進みます… -
やっとたどり着きました。特急みどりハウステンボス特急のグリーン車です。
わぁーいっ!ふかふかぁ。広ぉーい!
いやぁー。反省です。
やっぱ早めの予約が大事よね。 -
グリーン車の入口からの画。
先頭車両で運転席も丸見えのガラス張りです。
電車好きの方にオススメ。
グリーン車にはもちろん立ち乗りの方もいらっしゃらず、2両目以降とはまるで別世界が広がります。 -
1時間くらい経ちました。
西九州新幹線側ではなく、太良方面に行く人はここで乗り換え!
江北駅で下車。
あれ?驚くほどの静寂。
なんと、改札機は無く、切符は改札口で手渡し。
乗り換えまで少し時間があるので一度出てみますが
…何もない。戻ります。 -
何もなさすぎて電車で待ちます。
誰もいない。
え?
ベンディングトレインですか?
どこにも人気が無い世界って怖い。
少し経って発車時刻が近づくと、学生など地元感のある方々が乗ってこられて安心しました。 -
着きました。肥前鹿島駅。
ここから徒歩5分のところにあるニコニコレンタカーでレンタカーを借ります。
レンタカーに乗り、「近くの観光地」をググります。
近くに肥前浜宿という白壁の酒蔵の街があるそう。
行ってみますか。 -
肥前浜宿です。
朝早すぎたか?私以外のお客さんが見当たらない…
小雨の降る中、傘をさして静かな道を歩いてみます。
空いてる店が少ないけど、時間的なものなのかしら。 -
道端にあるショーケース。
レトロなコップや灰皿が並びます。これ、どうやら売り物みたいです。 -
どれでも3個で100円!
棚には鍵もかかっておらず、完全な無人販売。
治安の良い日本ならでは。 -
酒蔵がやっているおしゃれカフェ。
中に数組カップルがいました。いい雰囲気です。
この道、端から端まで数分で歩けます。
途中3組くらいとすれ違いましたが、とても静かでゆっくり歩けて良かったです。
西から歩いていき、一番東の端にある「肥前屋」に立ち寄り、お土産に「魔界への誘い」を購入。
肥前屋さんにはお客さんが数組いました。
さて、来た道を戻ります。 -
本日の相棒。
車高が高くてちょっと運転が難しかった。 -
夜は海鮮の予定なので、「近くのランチ 肉」でググり、こちらのレストランに行きました。
ふわふわのハンバーグが売りとのこと。
楽しみ! -
おぉ!いいですね。
パンが食パンっていうのがたまらん。地域に愛される店感出てます。
付け合せに枝豆があるのもなかなか良い!
いただきまぁす!
ん?ハンバーグが…なかなか箸で切れない…え?
…ふわふわはどこへ!ふわふわのハンバーグはどこへー!!!! -
次に向かうのは、この辺りで観光といえばここでしょう!!
祐徳稲荷神社です!
無料の駐車場に車を止め、参道を歩きます。 -
いいですねいいですね。
こういう参道に何故かよく売ってある竹籠やおもちゃの刀、ダルマ。 -
さあ、神社に着きました。
外国人の観光客がとても多い。
インドネシアだかタイだったか、そっち方面の映画の撮影地になっているそうで、聖地巡礼の場所として人気だそうです。 -
普通は木でできていることが多い、鳥居の両脇の人。
ここでは有田焼きで作られています! -
祐徳稲荷神社といえばこれですよね。
清水寺的なこの…何ていうんですかね。木の格子。
鮮やかな赤で見応えあります。上に本堂があるので階段で登ります。
エレベーターもあります。装飾もキレイ。 -
本堂です
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ここで終わりと見せかけて、その先へ更に道が続きます。
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岩に挟まれた道。雰囲気ありますね。
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その先にある苔むした階段。
鳥居の赤と苔の緑のコントラストが最高。
宮崎駿の作品に出てきそうです。 -
ここがゴールと思うでしょ?
ちっちっち。甘いですね。 -
更に脇に小径があるのです!
進みます。急な階段を。足をすべらせたら山肌を転げ落ちるであろう崖を! -
なんだよこれ!登山じゃねぇか。
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意外と地味なここがゴールです。
金比羅山のてっぺんみたいな莊かな雰囲気を期待していましたが
隣が工事中でいまいちゴール感が無い。 -
でもやっぱり景色はいいです。
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ベンチがいくつかあって、この景色を見ながらお弁当を食べているご夫婦がいました。いいなぁ。
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さて。下山だ!
上りより下りがより危険です。
転げ落ちないように一歩一歩踏みしめて進みました。
割とご年配方が多かったけど凄いなぁ -
さて、ホテルに向かって海沿いを進んでいますと、「道の駅鹿島」を発見。
満車です。数分経ってようやく駐車。
道の駅よりも併設の牡蠣小屋目当ての方が多いようで、牡蠣小屋は大行列、それを待っている間に物産館をウロウロする人でこれまた大賑わい。
お祭りの参道のように前に進めず、そうそうに引き上げます。 -
更に進み、太良の道の駅へ。
こちらは駐車場がとても広く、道の駅も鹿島より広いのでお買い物しやすいです。 -
大きな牡蠣が売ってありました。
1パック1500円くらいだったかな。
その他にも野菜やみかん、お肉、お弁当など見るだけでも楽しめました。 -
道の駅の裏はこのように一面海です!
「月の引力が見える町」というキャッチフレーズがある太良町は潮の満ち引きの差が日本一だそうで、海は潟の泥のせいなのか濁っています。 -
凪!ウユニ塩湖のよう。
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更に南へ進みます。
ここも太良の有名な観光地、海中道路の横にある鳥居!
満ち引きが大きいことを存分に活かした海中の鳥居です。
今は引潮なので、鳥居が全部丸見え!
一番奥の鳥居の下には賽銭箱がありますが、満潮の時は海に沈むんですねー映えますねー -
こちらでもアジア系の外国の方が数名観光されてました
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天気が良いともっと映えるんですけどね
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その右横にあるのが海中道路。
引潮の時は先まで歩いていけます。
満潮の時はこの写真に映ってるところすべてが海に沈みます。
これも晴れてる時に来るとなかなかいいんですよ。
今日は曇りでなんかすいません。 -
さて、更に南へ。
車中でググったところ、道中にバームクーヘンのお店があるとのこと。
中に入ると小さい子供がお出迎えしてくれました。
バームクーヘンの季節限定いちごパフェを購入。 -
お店の横には広々駐車スペース。
その奥に海を望める椅子とテーブルを発見。 -
曇天だ
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ちょっと寒いけどここで食べます。
美味しかった。
ミニサイズなので秒でなくなりました。 -
更に南へ。
某牡蠣小屋の駐車スペースのようですが、こんな映えスポットを発券。
晴れてたらこの白い羽が映えるんだろうなぁ。
今日は人っ子一人いません。 -
ハートもあるの。
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更に南へ。太良城展望台です。
脇には菜の花畑。 -
海を望める素敵な休憩スペース。
今日は…爆風で5秒で退散しました。 -
実際の太良城跡はこの少し先にあり、お城自体は無いのですが、こちらは展望台として建てられています。
ロマンシングサガというゲームと佐賀県がコラボしているようなのですが、こちらのお城の入口にもゲームキャラの石碑のようなものがあり、そこで写真撮影をしている若者がいました。 -
展望台からの眺め。
360°見渡せます。写真よりは見ごたえありました。
やはり曇天のせいか良さが伝わらず…すいません。
でも私雨女ではないんですよ。
結局ギリ雨はふらない女なんですよ。 -
展望台入口に周辺の観光パンフレットがいくつか置いてありました。
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「絵馬」ではなく、「幸せ伝言板」とのこと。
この木の板はどこで手に入るのだろうか…周りにはお店も何もありません。 -
展望台横には人工芝の無料草スキー場!
誰もいません。
実は昔一度ここに友人と来て滑ったことがあるのですが、大人になっても結構楽しかったです。
泣き笑いしながら滑った記憶が…
今日は一人なので流石に周囲の目を気にして滑れませんでした。
いい歳の女性が一人で滑ってたら、それはもうホラーですよね… -
菜の花畑なめの展望台
…晴れてたらなぁ泣 -
さて、着きました。
本日お世話になる「鶴荘」さんです。
晩御飯は併設の牡蠣小屋でいただくプランなので、左にあるビニールハウスはおそらく晩御飯でお世話になる牡蠣小屋ではないかしら。
車を止めていると女将さんがお迎えに出てきてくださいました。 -
中に入るとあらモダン!
リノベされてます。若い人に好まれそうなオシャレ内装。
ウェルカムビール一杯サービス、珈琲は飲み放題。
写真右にあるのは日本酒ワンコインサーバー。 -
ここで飲んでもよし
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ここで飲んでもよし
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さぁ!来ました!お一人様限定秘密基地部屋です!
ワクワク -
部屋に入ってすぐ右がトイレと洗面台。
お風呂はありません。 -
なにこれ楽しい!
ベット、ソファ。
階段があって上に謎のスペース!
若旦那の趣味で作った部屋だそうで「本当は上も布団をひける二段ベット仕様にしたかったけど、上に布団を引くのが大変だから女将が反対した」ということがどこかのネット記事に書いてあったような -
窓がないのを感じさせない偽窓!
予約ページには狭い部屋だと注意書きされていましたが、全然心地よいキレイな部屋です。
ここに一週間くらい泊まってみたい。 -
ウェルカムデザートの生チョコ
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好きな色のかごを選んで、その中に浴衣や靴下を入れて持ってきました
くつ下も4色くらいから選べました -
Bluetoothスピーカーです!
これがまた良かった!
コンパクトな部屋で好きな曲流してIDEEのソファでゴロゴロ。
思わず若大将が降りてきます。「幸せだなぁ」 -
階段はリノベしていないようでレトロさを残してます
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客室入口
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大浴場のフロアにはこんなスペースも!
主に男の子が喜びそうな漫画達が並んでいます。 -
ちよっとお散歩。
眼の前は海って聞いてたけど…
でもここ、後で満潮になると一面海になるのです!
さすがです!月の引力が見える町、太良町! -
奥の公園にホトケノザがぎっしり!
キレイな紫だこと! -
ブランコと滑り台。
ここ、実は… -
海を見ながら漕げるブランコなのです!
天気が良ければ最高だぜ -
いやぁー。曇天曇天。寒いなしかし。
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寒すぎて部屋に戻ります。
今日購入した子たち。
魔界への誘い、小城羊羹、バームクーヘン、生姜せんべい、とうがらし梅茶、稲荷ようかん、スコーン笑
稲荷ようかんは祐徳稲荷神社で買えます。
親指で底から押し出し、先端についている糸で切りながら食べる羊羹です。
ダイナマイトみたいな見た目ですが、味は甘さ控えめで美味しいので機会があれば是非買ってみてください。 -
部屋にあった旅館案内載せときます
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さて、食事の時間が選べたんですがお腹ペコペコの私は一番早い時間を選択。
18時だったかな。 -
中に入るとお客さんは私だけ。
お店の方は一人だけ。
エプロンを貸してもらい、マンツーマンの貸し切りお食事が始まります。
付かず離れず抜群の距離感の温かい腰の低いオジサマでした。 -
なんと!まず刺盛が出てきました!
カンパチと鯛だったかな。
まったく臭みがなくて凄く美味しかった。 -
どーんっ!
これを一人で食べるんですか汗
思わず「す…すごいですね…」と呟いてしまった。
お店の方はニコニコするだけ -
さらにこれも!
きのこのホイル焼き、ウインナー、エビ。
二人前と間違えてませんか…? -
さらに、「どれでも好きなだけ使ってください」と調味料の籠をどーんっと渡されます。
マヨ、チーズ、バター、レモン汁、塩コショウ -
牡蠣好きの私、ばんばん焼いて、せっせと殻をむきます。
太良の牡蠣は焼いても縮まないので大きいまま食べれます!
うーん!あつあつ。おいひー!
今年は毎年楽しみにしている糸島の牡蠣が小さかったので、大きな牡蠣を食べれて大満足! -
雰囲気ある素敵な牡蠣小屋です。
私が黙々と食べている間、後ろでオジサマもテレビを見ながらご飯を食べてました笑
最高です! -
お腹が膨らみきった風船のようになりました。
針で刺したらおそらく割れます。
大変申し訳ないけど牡蠣を5つほど残してしまいお詫びをお伝えしました。
「明日持って帰りますか?」と言ってくださいましたが、生モノだし明日も観光するし丁寧にお断り…
オジサマ「じゃあ最後の御飯お持ちしますね」
私「!!!!!!」
ご飯とお吸い物とお新香とデザートが…
全部最後まで美味しかった…うぷっ
食道まで埋まった -
そのまま予約していた貸切風呂に向かいます。
旅館挟んで逆側に歩きます。
目の前が海になってる!
少し寒いけど夜風が気持ちいい -
旅館入口の脇にある階段を登ります
わくわく -
脱衣所です!キレイです!
雪肌精が置いてある。ドライヤーもなんか確か高いやつでした!
ストーブがあったかい。
貸し切り時間は50分。たっぷり満喫したいので急いで脱ぎます。 -
うひょー!良き良き!
これで貸し切り料金1500円ですよ!
今まで色々行ったけど、3000円が相場だった気がする。
海風が吹き抜け、目の前は海。
湯船に浸かって見上げるとまんまるお月さま。
曇ってたけど、晴れてたらおそらく星も見えたはず -
整い椅子もありますよ!
浸かってのぼせそうになったら椅子に座り、冷えてきたらまた湯船に浸かり、エンドレスでいけます!
本当に気持ちいい。思いつきで来たけど本当に良かった!
最高ー!と海に向かって大声で叫びたい。 -
奥にシャワーとボディソープ、シャンプー、コンディショナーがあります。
シャワーはかなり弱々なので、髪が長い方とかは大浴場で洗ったほうがいいかもです。 -
あっという間に50分。
まだまだ入っていたいけど…戻ります…涙 -
ふぅ。お腹いっぱいで温泉つかってあとは寝るだけっしょ。
ベッドの横にオシャレ間接照明。
いやぁ、ホント大満足の旅だな。
スピーカーで音楽を流しながらあっという間に眠りにつきました。
後編へ続く。
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