晩秋のジェノバで一泊

2023/11/27 - 2023/11/28

ニースからバスに乗って3時間のジェノバに行ってきました。可愛いホテルに泊まって、美味しい魚介とパスタ、ジェラートを楽しみました!

エリア ジェノバ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ニース空港ターミナル1、朝8:20発のFLIX BUS。空港内はクリスマスの飾り付けが始まっていて、モミの木の下で夢見てるくまちゃんがいました。電気じかけで動くのが可愛かった。
FLIX BUSのチケットは、2週間くらい前にネットで購入しました。座席指定つけても往復18ユーロほど。運が悪いとかなりの遅延に遭遇することもあるものの、今日はありがたいことにほぼ時間通りにバスが来て、一路ジェノバを目指します。

ニース コートダジュール空港 (NCE) 空港

ジェノバのバスターミナルはPrincipe駅のすぐ近く。このバスはミラノを経由してミュンヘンまで行くので、ここから乗り込む人たちがたくさん待っていました。
まずは歩いて5分ほどのHotel Continental Geneva に向かい、正午頃だったにもかかわらずチェックイン出来て、お部屋に入れました。

Hotel Continental ホテル

スタンダードダブルの5Fのお部屋。ソファとテーブルのスペースもあって落ち着けます。一応、トコジラミのチェックは、抜かりなくやりました(^^;)

Hotel Continental ホテル

ホテルの超年代もののエレベーター。鉄製の扉を開けて、更に木製の引き戸を開けて、両方しっかり閉めないと動きません。

Hotel Continental ホテル

内側もこんな感じ。でもこういうものを大事に手入れして使い続けているのは、とても素敵なことだと思います。

Hotel Continental ホテル

荷物を置いて、街歩きに出かけます。白の宮殿、赤の宮殿のあるガリバルディ通りを下りました。印象的なファサードの建物がたくさんあります。
これはPalazzo Podestà。

フェラーリ広場。噴水がきれい。

広場の先のコロンブスの家の前からバスに乗ります。先にホテル近くの券売機で、ジェノバ市内交通一日乗り放題のパスを買っておきました。刻印してから24時間有効です。でも実はジェノバでは時間制限があるものの、メトロもケーブルカーもタダだったので、1回券でもよかったかも。

お昼過ぎなのに、なぜか激混みのバスに揺られて30分、チンクエテッレに行けなくてもここを見れば、と言われているBoccadasseに着きました。降りたのは私たちくらい。つまり、乗っていたのは皆地元の人だったのね。。

カラフルな家が並ぶ小さな漁村、ということで、確かにこじんまりした入江に可愛らしい家が立ち並んでました。でもお店などは閉まってるところが多く、閑散とした印象。海の眺めはなかなかステキです。

海岸沿いに続く遊歩道を歩いて戻ることにしました。道沿いに、そそられるジェラート屋さんを発見! おばあさんがにっこりとサービスしてくれた、ピスタチオのジェラート、美味しい～!!
それにしても、ビーチは静まり返り、レストランも鍵がかかり、広い遊歩道を歩いている人も数人しかいなくて、オフシーズン感が半端ないです。ジェノバのイメージが、裏寂れたところ、になってしまいそう。
疲れたらバスに乗ろうと思っていましたが、結局Brignole駅まで歩いてしまい、そこからメトロに乗ってホテルに帰りました。メトロは日立が作ったとかで、とてもこじんまりした車両です。

部屋で一休みして、夕食に出かける前に、渡り廊下でつながっている、お隣のGrand Hotel Savoiaのバーへ。
チェックイン時に渡すパスポートで、今日が私の誕生日と分かったフロントのお姉さんが、ハッピーバースデーと言って、ウェルカムドリンクのチケットをくれたのです。

グランド ホテル サヴォイア ホテル

グラススプマンテを頂きました。さすが五つ星ホテル、リュクス感溢れる空間に、ゆったりとしたソファ、スプマンテのお味も最高～( ´ ▽ ` )V

グランド ホテル サヴォイア ホテル

幸せなアペリティフ後、予約したレストランSOHOまで10分くらい、いい気分で歩きます。こちらの夕食は遅いので、18:30の予約で一番乗り。
シーフードに合わせ、地元リグーリアの白ワインPigatoを頼みました。突き出しはフォカッチャとオリーブオイルのかかったパン、温めてあってなかなか美味しい。

タコのサラダ15ユーロ。
タコはほんのり暖かく、唐辛子が効かせてあります。野菜も新鮮、パリパリ。

リグーリア州の郷土料理だというCappon Magro 19ユーロ。
色々な野菜と魚介が積み重ねられ、イタリアンパセリのソースとマヨネーズが添えられてます。シーフードの火の通し方が絶妙。

Scialatielli という太い麺を使った魚介のパスタ 25ユーロ。もちもちのパスタにシーフードの出汁がよく染みてて、とっても美味しかった。
二人でシェアして、もうお腹いっぱい。昼間にアイスも食べたし、デザートはなしでも大満足でした。

翌日の朝食場所も、お隣のGrand Hotel Savoiaの朝食ルームです。オリエンタルムードの漂う室内で、ゆったり頂きました。
スモークサーモンやハムのコールドミートから、卵やソーセージの温かいもの、バラエティに富んだパンやフォカッチャ、果物にヨーグルト、盛りだくさんの美味しいビュッフェ。

グランド ホテル サヴォイア ホテル

ロビーの上階から部屋に戻りますが、その通路に飾られていた鎧兜。誰かのコレクションなのかな、こういうケースに入ったのが4～5点、両側サイドに並んでいてびっくりしました。

グランド ホテル サヴォイア ホテル

その通路の更に先にあるくつろぎスペース。ツリーが飾られていて、クリスマスモード。

グランド ホテル サヴォイア ホテル

ホテルをチェックアウトし、昨日ジェノバパスを買った券売機のある乗り場から、ケーブルカーのような乗り物に乗ってダベルティス城へ行きたかったのですが、入口が閉まっていて断念、残念。。
ポルトアンティコを散策することにしました。大きなガレー船が展示されてて、なかなか見応えあります。

ポルト アンティーコ 散歩・街歩き

Bigoという展望台シャトルみたいな乗り物のところ、ここから望める風景がステキです。

ポルト アンティーコ 散歩・街歩き

ファサードが印象的なサンジョルジョ宮。

サン ジョルジョ宮 城・宮殿

10時を過ぎたので、ガラタ海洋博物館に向かいます。イタリアの海洋開拓の歴史と共に船などが展示されています。ガレー船に乗り込んで、船内を見て回ることも出来て、なかなか面白い。

3Fは移民の歴史についての展示で、入口で移民船の乗船券とパスポートをくれました。実際の移民船の中を通っていくように、展示が進みます。せっまーいベッドとか、椅子の下に金属製の桶が置いてあるだけのトイレとか。。昔の人は本当に偉かった、こんな状態で命がけで海を渡るなんて、私にはとても出来ません。。

最上階はガラス張りのテラスになっていて、東西南北、ジェノバが一望できます。

こういう風景は、やっぱりイタリアですね～。

最後はヘルメットを借りて、本物の潜水艦の中を見学です。これまた狭いんですねえ、これで海の中を行くなんて、すごいなあ。

潜水艦の外見はこんな感じ。なかなか貴重な体験をしました。この博物館、体験型でかなり面白かったです。さーっと見て回っただけでも1時間以上だったので、オーディオガイドでしっかり見てたら半日はかかりそうな見応えがありました。

さてお昼はレストランの下調べはしていたものの、博物館で時間を取ってしまって、バスターミナルの近くで済ませようということに。あまりそそられませんでしたが、仕方なく入ったこちら。。大失敗でした（ ; ; ）
スパゲティボンゴレ 13ユーロ、激マズ。

Mandilliという平たいパスタのジェノベーゼ 9.5ユーロ、味も香りもしない。
Principe駅近くのBar Capoというお店、120%お勧めしません。。
ジェノバ最後の食事がこんなのになっちゃってとても残念だけど、まあこういうこともありますわな。帰りのバスも時間通りで、無事に家に帰れたからよしとしよう。
ちなみに、帰りの国境ではパスポートコントロールがあり、バスの乗客全員、しっかりと調べられました。バスに乗る時点でも身分証明書の提示は必須ですが、パスポートと滞在許可証の管理だけは、呉々も気をつけなきゃと再確認して、ジェノバへの旅は終わりました。